プレスってどんな仕事?
プレスってどんな業務をする人なの?という質問があれば、私は「情報の媒介人」と答えます。
ファッション業界のプレスでいえば、お客様、メディア、商談相手に対してブランドのことから、キャンペーンのこと、特定の商品のことまで、あらゆる情報を伝える役割があります。
これは、受け手がいるからこそ成り立つ仕事であり、文章や口語、絵や写真、動画などから適切な手段を通じて表現することになります。
1社目の会社に入りたての頃、ボスがこのように言っていました。
「無人島で育てたり作ったものを、本州にいる人に買いたいと興味を持ってもらうにはどうするか考え、行動するのがプレスの仕事。」
正しく、その通りだと思います。
現代社会ではモノが溢れていますが、その中で一番魅力的なものを消費者は選び、購入し、そして使います。
選んでもらう土俵に上がるにはどうするか?
他のブランドではなく自分のブランドのものを選んでもらうには、どうするか?
それは、自分のブランドのものを繰り返し見せて、潜在欲求に刷り込ませるということ、自分のブランドらしい付加価値をつけていくこと、その価値が伝わったときに始めてブランドとして認められます。
ターゲットにその情報を伝える手段はというと‥‥
ここで初めて、テレビ、新聞、雑誌、口コミ、ブランドサイト、ECサイト、WEB広告、WEB雑誌、キュレーションメディア、SNS等がでてきます。
ブランドがもつ認知課題、集客課題等に対して、上に挙げたような情報伝達手段の中から、その時々に合った手段を取捨選択し、実現可能なスケジュールを立て実行するのが、プレスの仕事になります。
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2021.11.17
やな
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