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清楚系お絵かき系VTuber・バフコのアルバム『ノンストップゴーゴー!』を徹底解剖!

 どうもヤンです。

今回は、僕が密かに追っている個人VTuberのバフコさん、そしてバフコさんが初めて発売したアルバム『ノンストップゴーゴー!』について紹介していきたいと思います!

バフコってどんなVTuber?

 まずはバフコさんとは一体どんな方なのか、その経歴を簡単に書いていきたいと思います!

バフコさんは2019年5月18日より活動を開始した、(自称)清楚系お絵かき系個人VTuberです(追記 口癖は「うんちぶりぶり」です)主な活動内容としてはお絵かき、スマブラをはじめとしたゲームの配信実況ですね。(あと思ったんだけど自己紹介のバフコさんの声低くない?気のせい??)

 お絵かきとしては、同人活動を行なっているばふぁこ先生のお手伝いをするなど、その絵の実力は本物。繊細な絵のタッチで描くキャラクターの数々は本当にかわいいです。(絵のことは全然詳しくないのでうまく表現できないですごめんなさい)

 スマブラでは「ゼノブレイド2をやったから」ということでシュルクを持ちキャラに活動しており、VIPマッチを維持する実力を見せています。過去にはスマブラプロゲーマーでSG8所属のコメさんや8LX所属のHIKARUさんともコラボしており、果敢に挑むもボコボコにされる姿を配信で晒してます。(思えば、このコメさんとのコラボがバフコさんを知るきっかけでした。コメさんに感謝…!)

 その他にも、他のVTuberさんとのコラボ放送を積極的に行なっていたり、bilibiliチャンネルでも活動したり、時には案件放送もこなしていたりと、積極的に活動をされているVTuberです。8月21日にはチャンネル登録者数1万人も達成しており、勢いに乗るVTuberであると言えるでしょう。

 そして、最近では歌活動にも力を入れており、現在10曲のオリジナルソングを持っております!オリ曲10曲という数字は、個人VTuberの中では非常に多い数であると言えるでしょう(「煌めくMilkyway」は曲完成の仕方が特殊だからオリ曲と言えるか不安だけど)。最近では3Dの体を手に入れてのライブ活動も始めており、直近では7月23日のALLELOSPHERE COUNTDOWN LIVE DAY2への出演、そして8月28日にはゴリライブ!にも出演します。非常に熱心ですね!

 さて、ここからはそんなバフコさんのオリジナルソングを集めたアルバム『ノンストップゴーゴー!』に収められた楽曲9つについて、私なりの視点で解説していきたいと思います!こちらのアルバムはCD版については受注生産であり、すでに受注期間は過ぎてしまったので購入できませんが、ダウンロード版はなんと500円という破格の安さで購入できます。今回の記事で気になった人はぜひ購入してみてください!また、CD版が届いたらその感想を記事に追記したいと思います。


能力値大上昇↑↑

これぞバフコって感じの曲。音MAD作者である絶望さんによる、ポップな元気印が炸裂した一曲ですね。

 バフコさん本人が作詞した歌詞は、自身のことを直球で表現していてとても好きです。二度寝しちゃったり、熱湯風呂に入ったりと、ネタを包み隠さず振る舞うことにファンサービス精神を感じます。そして、最後に「もっといろんな景色みようね」と、自身のVTuber活動の夢を掲げるのが最高にエモいと思います。とても初めての作詞とは思えない、綺麗に完成されつつバフコさんらしさを全面に出した曲ですね。


ゴールテープはまだ早いっ

バーチャルアイドル・バフコって感じの曲山田紅莉子さん作曲、山田紅莉子&バフコ作詞でできた曲であり、2020年10月25日に行われたM3秋にて頒布された大型Vtuberコンピアルバム「Allelosphere EP.4」の収録曲でもあります。

 ゲームのピコピコ音があり、セリフがあり、ギターソロがあり、ラップがありと、聴いていて飽きない楽曲ですね。私が好きな部分はやはりラップ詞。「上がる心拍数 増えろ来場者数 押して 推され 一撃必殺→B / ゲームは主食です 締切は怖い DEATH / あー!もうそんなことより! ゲームしちゃおっ!」という歌詞は、的確に韻を踏みつつ、「押す⇆推される」というアイドルバフコとファンのばっふぁーの関係性を描いたり、「一撃必殺→B」で、バフコシュルクの得意技バックスラッシュを表現したりと、バフコさんの多彩な表情が伺えますね。


鏡花水月

バフコ×和ロック。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第一弾の楽曲。山田紅莉子さん作詞作曲。

 和ロックと呼ばれる、古来からある日本風のメロと西洋から伝わったロックが融合したジャンルの曲であり、非常にかっこいい作品に仕上がっています。尺八(だよね?)によるソロの演奏が耳に心地いい。また、バフコさんの歌声もこの作品よりボルテージを上げてきたなと感じました。「浮き立つ心の調べに誘われて」の「誘わ」で見せる優しいウィスパーボイスは、地味だけど「聴かせポイント」だな、と思います。あとドラム缶風呂で熱湯風呂事件を思い出させるのやめれ。


見果てぬ最果て、誰が故

バフコ×Future Bass。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第二弾の楽曲。絶望さん作詞作曲。

 エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)のジャンルの一つであるFuture Bassは、シンセサイザーで演奏されるベース(シンセベース)を地盤に、キラキラしたシンセサウンドやボイスサンプルが特徴的な、現在流行中のジャンルです(参考)。本曲もその例に漏れず、優しいシンセサイザーで作られるメロで、聴く人をファンタジーの世界へと誘います。そして、今までバフコさんが見せてこなかった優しい歌声もまた、この曲の幻想的な世界観を作っていますね。


吾輩も猫になるっ!

バフコ×山田ポップ。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第三弾の楽曲。山田紅莉子さんが得意とする、アニソンでもありそうなポップな雰囲気を目指して作られた一曲ですね。

 イントロから特徴的なピアノのメロが聴こえてきて、サビではにゃあにゃあ言わせてひたすらかわいい感じが続きます。しかし、1サビが終わると急にロックな雰囲気になったと思いきや切ない感じのメロに切り替わったりと、歌詞も含めてまるで猫の自由気ままな一生を表しているかのようです。バフコさんの歌声もメロに呼応して大きく変わります。ポップなパートではかわいらしい猫を演じますが、ロックなパートでは豹変してがなりも駆使したり、逆に切ないパートでは振り絞るように歌っており、バフコさんの演技力を感じます。


IDENTITY

バフコ×ロック。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第四弾の楽曲。絶望さん作詞作曲。そして、初見時に僕が一番びっくりした曲だと思います。

 重いロックサウンドに乗せて歌うバフコさんの歌声にとてもびっくりした記憶がありますね。中でも一番の注目ポイントは、やはりサビ前の低音ラップ。「再起不能まで止めない追撃 誰のトドメも見えない惨劇 / そんなやつらの留まらぬ進撃 無個性万歳杭を打つ喜劇」という、自分のアイデンティティを投げ出すかのようなラップ詞を、バフコさんが今まで見せてこなかったような低音域を解禁して歌っているんですから、僕としてはもうイチコロでしたね。落ちサビから大サビにかけての盛り上がりも好き。


Shooting stare -見ツメル先-

バフコ×テクノポップ。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第五弾の楽曲。山田紅莉子さん作詞作曲。

 「見果てぬ最果て、誰が故」のFuture Bassと同様に電子音を駆使しつつもしっとりした一曲に仕上がっています。そして、この曲はデバフコさんがバフコさんに向けて「歌ってほしい」と願って書かれた曲ですね。バフコ活動半年記念配信で初登場した、バフコさんより清楚な存在であるデバフコさんが、バフコさんへの友情(愛情?)を綴ったような内容に胸が打たれます。曲中でもデバフコさんの透明感のあるハモリが聞こえる作りとなっており、とても綺麗ですね。「見つめる」という意味のあるstareと、七夕の雰囲気にふさわしいstarがかかる綺麗なダブルミーニングのタイトルも好きです。


ウルトラスーパーバフコランド

バフコ×電波。バフコ6か月連続オリジナルソング制作企画バフ歌PROJECT第六弾、そして記念すべき最後を飾る楽曲。絶望さん作詞作曲の、BPMが曲中で何度も右往左往するコミカルソングとなっております。

 バフコさんもそのカオスな雰囲気に合わせて、妙に強引な客引きから始まり、場内に響くアナウンス、韻を踏むラップ、会場のテーマソング的な何かもあります。ジェットコースターで急に語り出したと思ったらあまりの速さに翻弄され、かと思ったらお昼を食べて復活(ヂュッ)し、その後フリーフォールでまた酔わされるという、休む暇がない急転直下な展開に。そして最後は閉園のアナウンスとともに「能力値大上昇↑↑」のメロが流れて曲が終了するという、「これぞ電波」って感じの曲ですね。それでも、日々の配信で何が起こるか全く予想がつかないが、ばっふぁーとともに配信を楽しく過ごすというバフコさんのスタイルを遊園地に例えて表現した俊逸な一曲だと思います。


ノンストップガール

バフ歌PROJECTの集大成をかけた曲であり、今のバフコの全力を見せた曲。作詞作曲をバフコさんのパパ(Vモデル製作者)である谷屋楽さんが担当しており、「親子共作」を実現させた一曲です。

 まず驚かされるのは高い作詞能力。Aメロは一週間を英語で一周しつつ、その英単語に合わせて日本語で韻を踏み、さらにバフコさんの一週間の生態系も同時に描くというスーパー作詞でなんとも心地いい。Bメロからサビにかけてはデバフコさんも加わってデュエット。掛け合いが心地いいと感じる歌詞に、無邪気なバフコさんの声と透明感のあるデバフコさんのハモリで最強になれますね。

 間奏にはばっふぁーたちに募集した声が使用されたコールアンドレスポンスもあり、まさに今のばふこを取り巻く人々全員がこの楽曲全員に関わるという胸熱な構成になっています。そして最後には「こいよ! / 今見てるキミも / 一緒に上を目指すから!」という、バフコさんからばっふぁーに捧ぐ最高のラブコールで締め括る展開に、涙を禁じ得ません。ライブで歌ったら絶対に盛り上がること間違いなしです。


終わりに 〜バフコさんの夢はまだ終わらない〜

 以上でVTuberバフコさんのご紹介と、初めてのアルバム『ノンストップゴーゴー!』収録曲のご紹介とさせていただきます!

 バフコさんの夢は「みんなと沢山の新しい景色を見に行く事」と公言しており、実際、私の目から見てもバフコさんはこれからどんどん活躍の場を広げていきそうな気がします。夢に向かって全力前進中のバフコさんの応援を、みなさんぜひともよろしくお願いします!

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