![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162570970/rectangle_large_type_2_40f3c6225cbd538b54956098657729c3.png?width=1200)
ディスりあう夫婦が、尊敬し合えるコミュニケーションを取れるようになるには?
ディスりあいのコミュニケーションをしている夫婦っていますよね。
ディスり合うコミュニケーション夫婦とは、相手のできないところばかり目に入り、お互いを責め合っていることをいいます。
実は、結婚したばかりの頃の私と夫も、そうでした。
私は、夕飯を作る担当でした。私の方が、夫より料理ができるからです。
ある日、私は夫に「この野菜を切るのを手伝ってよ」と頼みました。
夫は、大根を切ってくれました。
しかし、夫の手はプルプルと震えていました。切った大根は、ぶっ格好だったのです。
私はつい「そんなのもできないのかよ…」と夫に言ってしまいました。
すると、夫は手を止めるて、私の目を見ました。悲しい目で、大きなため息をついたのです。
私は、下を向いてヤバいと思いました。でも、「言い過ぎたね。ごめんね」と言えなかったのです。
後日、私は年末調整の書き方がわからなくて、苦戦していました。
それを見た夫が「やんは、何もわかっていないから、俺が色々鍛えてあげないと」と年末調整の説明をし始めました。
夫の偉そうは態度に、私は「夫に鍛えられる必要なんてないわ!!」と言い返しました。
夫はモゴモゴと、なにか言っていました。しかし、私は無視をしました。
我々夫婦は、なぜ、お互いができないところを侮辱し合っていたのでしょうか?
それは、家庭内で、私の方がえらいという、主導権が欲しかったからかもしれません。
夫婦間で、上下関係を作ろうとしていました。
でも、よく考えてみると、夫婦の間に上も下もありません。
お互い対等な立場なのです。
私は、「はて?なぜこんなことをしているの…」と考えてみました。
すると、私の父と母のコミュニケーションがディスりあいだったことを思い出したのです。
お正月に、実家に帰ったときのできごとです。
父、母、姉、私、夫とお茶を飲みながらテレビを観ていました。
そこで、銀行のコマーシャルが流れました。
【お年寄りでも家を担保にすれば、お金が借りられる!】という内容です。
それを見た母が「年寄りが、家を担保にしてお金を借りて大丈夫かしら?住めなくなったらどうするんだろう…」という感想を言いました。
すると父が「これは商売として、成り立っているのだからいいんだ!なにも知らないな!」といきなり叫びました。
私は「父ちゃん?なぜ叫ぶ?」と不思議に思っていると、
母が「商売としては、わかるわよ!でも、これで家に住めなくなったらどうするのよ!」と叫び返します。
そして、2人は大きな声で、言い合いを続けていました…
私は、どうして、コマーシャルひとつで、こんなことに…と愕然としました。
しかし、よく思い出してみると、私が物心つくころから、父と母はいつも罵りあっていました。
どちらの知識が高いか、どちらが正しいか、そんなことで闘いあっていたのです。
「あれ?でも…このコミュニケーションの仕方、私と夫のそのものじゃない?」
それに気づいたとき、私たちは、もしかして父と母のようになっちゃう?…と恐ろしくなりました。
私は、「60歳過ぎても、夫婦で、罵りあいたくない…」と心から思いました。
しかし、どうすればいいの…?
私は、考えてみました。
よく仲良し夫婦になるには、お互い尊敬しあうコミュニケーションが大事と聞きます。
でも、私は、父と母の尊敬のない、マウンティングしまくるコミュニケーションしか知りません。
う〜ん、どうしよう…
しかし、ここで、私はひらめいたのです。
「そうだ!父と母とは、逆のことをすればいいんだ!」と。
「母ちゃんと父ちゃんがやっていることは、できないところをバカにすることだよな。
う〜ん…、それなら、できていないことをバカにしなきゃいいんだ!」と思いつきました。
「ということは、夫のできていないところではなく、できているところを見つければいいんじゃない?!そして、ありがとうと感謝すればいいんだ!」
「父ちゃんと母ちゃんがお互いに、ありがとうと言ってるの聞いたことないし!」(悲しい(´;ω;`)
その後、実家から自宅に帰りました。窓の掃除をしていると、網戸が外れてしまいました。
不器用な私は、網戸をはめることが、できません。
私は、夫に頼みました。すると器用な夫は、すぐに直してくれました。
私は「夫ちゃん、ありがとう!」と伝えました。
「私は、不器用だから、色々とできないことが多くて…私の苦手なところをやってくれて、いつもありがたく思っているよ」と夫のできているところに感謝しました。
すると夫は「このくらい、いつでもやるよ。俺も料理が苦手だし、お互いさまなんじゃない?」と言ってくれたのです。
私は、私のできないことを責めない夫に感動して、
「夫ちゃん、この前は、包丁で大根を切ってもらったときに、ひどいことを言ってごめんね…」と謝りました。
夫は、ちょっとびっくりした顔をすると「ああ、大丈夫だよ 」と答えてくれました。
私は、なんだか心が温かくなるのを感じました。
これからでしょうか。私は、夫が苦手な料理がうまくいかなくても、否定する言い方を止めました。
すると不思議なことに、夫は、私を下に見る発言をしなくなりました。夫の偉そうな態度は、なくなっていったのです。
私のように、夫婦で言い争いばかりのときは、相手のできてないところを責めすぎているのかもしれません。なるべく相手のよいところを見つけましょう。そうしたら、お互い助け合える夫婦になれることでしょう。
ちょっと難しいかもしれないけれど、一緒にがんばって行きましょうね!
おわり
夫婦でディスり合ってるだって?!それなら、やんさんのパートナーシップコーチングを受けてみない?お申込みは、こちらからです ゚+.(・∀・)゚+.゚
いいなと思ったら応援しよう!
![やん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79680745/profile_55487603c845d2f3d35be33184d72232.jpg?width=600&crop=1:1,smart)