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ディスりあう夫婦が、尊敬し合えるコミュニケーションを取れるようになるには?

ディスりあいのコミュニケーションをしている夫婦っていますよね。

ディスり合うコミュニケーション夫婦とは、相手のできないところばかり目に入り、お互いを責め合っていることをいいます。

実は、結婚したばかりの頃の私と夫も、そうでした。

私は、夕飯を作る担当でした。私の方が、夫より料理ができるからです。

ある日、私は夫に「この野菜を切るのを手伝ってよ」と頼みました。

夫は、大根を切ってくれました。

しかし、夫の手はプルプルと震えていました。切った大根は、ぶっ格好だったのです。

私はつい「そんなのもできないのかよ…」と夫に言ってしまいました。

すると、夫は手を止めるて、私の目を見ました。悲しい目で、大きなため息をついたのです。

私は、下を向いてヤバいと思いました。でも、「言い過ぎたね。ごめんね」と言えなかったのです。

後日、私は年末調整の書き方がわからなくて、苦戦していました。

それを見た夫が「やんは、何もわかっていないから、俺が色々鍛えてあげないと」と年末調整の説明をし始めました。

夫の偉そうは態度に、私は「夫に鍛えられる必要なんてないわ!!」と言い返しました。

夫はモゴモゴと、なにか言っていました。しかし、私は無視をしました。

我々夫婦は、なぜ、お互いができないところを侮辱し合っていたのでしょうか?

それは、家庭内で、私の方がえらいという、主導権が欲しかったからかもしれません。

夫婦間で、上下関係を作ろうとしていました。

でも、よく考えてみると、夫婦の間に上も下もありません。

お互い対等な立場なのです。

私は、「はて?なぜこんなことをしているの…」と考えてみました。

すると、私の父と母のコミュニケーションがディスりあいだったことを思い出したのです。

お正月に、実家に帰ったときのできごとです。

父、母、姉、私、夫とお茶を飲みながらテレビを観ていました。

そこで、銀行のコマーシャルが流れました。

【お年寄りでも家を担保にすれば、お金が借りられる!】という内容です。

それを見た母が「年寄りが、家を担保にしてお金を借りて大丈夫かしら?住めなくなったらどうするんだろう…」という感想を言いました。

すると父が「これは商売として、成り立っているのだからいいんだ!なにも知らないな!」といきなり叫びました。

私は「父ちゃん?なぜ叫ぶ?」と不思議に思っていると、

母が「商売としては、わかるわよ!でも、これで家に住めなくなったらどうするのよ!」と叫び返します。

そして、2人は大きな声で、言い合いを続けていました…

私は、どうして、コマーシャルひとつで、こんなことに…と愕然としました。

しかし、よく思い出してみると、私が物心つくころから、父と母はいつも罵りあっていました。

どちらの知識が高いか、どちらが正しいか、そんなことで闘いあっていたのです。

「あれ?でも…このコミュニケーションの仕方、私と夫のそのものじゃない?」

それに気づいたとき、私たちは、もしかして父と母のようになっちゃう?…と恐ろしくなりました。

私は、「60歳過ぎても、夫婦で、罵りあいたくない…」と心から思いました。

しかし、どうすればいいの…?

私は、考えてみました。

よく仲良し夫婦になるには、お互い尊敬しあうコミュニケーションが大事と聞きます。

でも、私は、父と母の尊敬のない、マウンティングしまくるコミュニケーションしか知りません。

う〜ん、どうしよう…

しかし、ここで、私はひらめいたのです。

「そうだ!父と母とは、逆のことをすればいいんだ!」と。

「母ちゃんと父ちゃんがやっていることは、できないところをバカにすることだよな。

う〜ん…、それなら、できていないことをバカにしなきゃいいんだ!」と思いつきました。

「ということは、夫のできていないところではなく、できているところを見つければいいんじゃない?!そして、ありがとうと感謝すればいいんだ!」

「父ちゃんと母ちゃんがお互いに、ありがとうと言ってるの聞いたことないし!」(悲しい(´;ω;`)

その後、実家から自宅に帰りました。窓の掃除をしていると、網戸が外れてしまいました。

不器用な私は、網戸をはめることが、できません。

私は、夫に頼みました。すると器用な夫は、すぐに直してくれました。

私は「夫ちゃん、ありがとう!」と伝えました。

「私は、不器用だから、色々とできないことが多くて…私の苦手なところをやってくれて、いつもありがたく思っているよ」と夫のできているところに感謝しました。

すると夫は「このくらい、いつでもやるよ。俺も料理が苦手だし、お互いさまなんじゃない?」と言ってくれたのです。

私は、私のできないことを責めない夫に感動して、

「夫ちゃん、この前は、包丁で大根を切ってもらったときに、ひどいことを言ってごめんね…」と謝りました。

夫は、ちょっとびっくりした顔をすると「ああ、大丈夫だよ 」と答えてくれました。

私は、なんだか心が温かくなるのを感じました。

これからでしょうか。私は、夫が苦手な料理がうまくいかなくても、否定する言い方を止めました。

すると不思議なことに、夫は、私を下に見る発言をしなくなりました。夫の偉そうな態度は、なくなっていったのです。

私のように、夫婦で言い争いばかりのときは、相手のできてないところを責めすぎているのかもしれません。なるべく相手のよいところを見つけましょう。そうしたら、お互い助け合える夫婦になれることでしょう。
ちょっと難しいかもしれないけれど、一緒にがんばって行きましょうね!

おわり
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