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北九州芸術劇場にて山海塾「海の賑わい陸の静寂ーめぐり」鑑賞。踊り手達の身体は姿勢や動きとは裏腹に軽やか。音楽とともに舞台上に磁場を生成する。上手前方の水盤がゆっくり上下していたのが、容赦ない時の流れを感じさせた。関連企画の吉田純子氏による天児牛大氏に関する講演も良かった。
4月27日兵庫県立芸術文化センターにて「GOOD善き人」鑑賞。ホロコーストに人道的な大義名分を与えてしまった文学者が主人公。彼の個人的生活に焦点が当てられてストーリーは進む。心の葛藤が極まると彼の頭の中で妄想の楽団が演奏を始める。最終シーンで聞こえてきた「現実」の演奏が怖かった,
3月31日博多座にて鑑賞。ケラクロス「骨と軽蔑」虫が人の運命を変えてしまうのが面白かった。遺言状は書き換わり来るはずのない召集令状が届く。現実も取るに足らないと思われている小さな存在や出来事が大勢の人の運命を変えているのかもしれない。虫と敏腕編集者の二役ミロンガの衣装が良かった、