服の漫画:面白い
『ランウェイで笑って』(猪ノ谷言葉) 1巻~6巻 と、
『リアル・クローズ(Real Clothes)』(槇村さとる) 1巻、2巻
を読みました。
それぞれ感想を書きます!
『ランウェイで笑って』
主人公は千雪と育人。
ふたりとも高校生。
トップモデルを目指すが身長158㎝の千雪。
ファッションデザイナーが夢だけど家が貧乏だし長男だしまずは働かないと・・・な育人。
いや~・・・育人くんかわいいよね。
なんか、どんどん強く、キッパリと物を言えるようになってきてんのさ。
最初は千雪が主人公なのかな~って思いながら第一話を読んだんだけど、
次からは、あらら、育人が主人公のように物語が進んでいく。
私はゲオで借りて単行本で読んだけど、これは連載で読むのもすごく面白いだろう、って思いました。
一話一話の終わりに、次でるキャラクターがチラッと出てたり、やっばい困難がきたり。
「きっと作者はだいぶ先の展開まで考えているんだろうな」「世界観をつくりこんでるんだろうな」と思わせてくれる安心感とワクワクがある。
ま、ちょっと「さいしょっからうまくいきすぎでしょ~」って思うような展開もあるけれど、まあ漫画やし。
それに読んでる方もワクワクするからおっけー!(どこから目線w)
モデル、ファッションデザイナーの話ではあるけれど、
「誰かのために書きたいとか、期待に応えたいよりも、ただ憧れを筆に乗せてるだけなんだよね」
という台詞(うろ覚え)があって、それは作者自身の声、それがこうやって漫画になって、単行本になって、、、それが素晴らしいなと思います。
あと、
育人がピンチの時は千雪が、
千雪がピンチの時は育人が、
実際にその場にはいないけど、お互いの存在が確実に力になっている。
そんなシーンの描写がいつもアツいです。
『リアル・クローズ(Real Clothes)』
こちらは服は服でもまた違って、百貨店の販売員が主人公の漫画。
絹恵ちゃん27歳。
「リビングふとん売り場」から「婦人3部」へ異動になったところから物語がぐんぐん動き出す。
同じ婦人服のやり手の販売員・凌(りょう)さんの台詞
「服が似合う体はBMI20以下です」にドキドキする読者は多いのでは・・・。(←私)
またこの凌さんがいいキャラでね、昼はピシッとオシャレ販売員スタイル、夜は髪を下して色気があって違う化粧。
雑誌でよく、「昼と夜でチガウ私を演出しよう」なことが特集されてるけど、
こういうことかー、と雑誌で読むよりわかった。笑
てかね、服屋さんに行ってマネキンが着てる服が欲しくなっちゃう理由がわかった!
販売員さんの努力が、あのマネキンに表れてるんだね。
「『平均的な体型に作られた服』は『だれにもフィットしない服』です。そこで必要なのはお直しの技術」
服の名言がたくさん詰まっている。
オシャレをしたくなる、持っている服をお直ししたくなる、そんな漫画。
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服漫画が今、私の中でキてるので、おススメあったら教えてくださ~い。