印象に残っている絵本②(大人編)
大人になってから読んだ絵本で印象に残っている作品をいくつか紹介したいと思う。
ともだちがほしかったこいぬ
奈良美智の絵が好きだった。特に白い犬。
好きなものだけ描くと決めた奈良さんのエピソードを聞いたときに、白い犬の絵が印象に残っていた。絵本の内容は、大きすぎる子犬という発想が、独創的。絵もお話も、大人が読んでも心に響く絵本。
クレーの天使
クレーの天使の絵といえば、この絵本をイメージする。谷川俊太郎さんの詩が、絵とセットになることで、魅力的になる1冊。無意識に谷川俊太郎の詩のイメージが、天使の絵のイメージにリンクしてしまってる気がする。大人向け絵本。
ゆきがふる
詩人の書いた文と、牧野千穂さんの絵がマッチして、子供に読み聞かせるだけでなく、大人も楽しめる絵本。「うきわねこ」の方が有名かもしれないが、私はこちらの作品の方が好き。
ガスパールびょういんへいく
ガスパールのキャラクターがよく表れている作品。なかなかシュールな感じもあって、リサとガスパールの魅力のひとつ。
見た目だけでリサ派だった人も、絵本を読めば、ガスパール推しになるかも?
風が吹くとき
原爆の怖さを、静かに、淡々忍び寄るという形で描かれている。知らないうちに、気づいたときには、という怖さ。一度読んで、この感じを味わって、気づいて、現実の社会のことを考えてみてほしい。そんな作品。
以上、印象に残っている絵本②(大人編)でした。
〈文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手〉
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