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#アニメ感想文「夏目友人帳 伍」(2016年)
#10 塔子と滋では、
夏目をひきとることを決めたいきさつが描かれた。塔子には見えない白いカラスが見えるという夏目の言葉に、自分には見えなくとも、夏目には見えていることを信じ、自然に受け入れる姿が描かれたラストがよかった。
#2 悪戯な雨と#11 儚き者へでは、
人間と妖怪の時間は異なり、人間は儚いという存在であることを妖たちの目線から描いている。その切なさと、いつか別れのときがあるとわかっていても夏目への想いはかわらないという中級たちの想いがラストをしめくくった。
たとえ束の間のできごとだったとしても、その出会いは虚しいものではないのだと信じたい。そんなエピソードが印象的だった。
ニャンコ先生があえて言葉を控えたり、夏目の成長を見守る様子もよかった。
<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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