
そうだ。囲炉裏行脚をしよう。
思い立ったのは、ほんの一週間くらい前のこと。
いま住んでいる古民家には、囲炉裏(いろり)がある。
囲炉裏に集まる人やそこで交わされるコニュニケーションは
とても温かく、賑やかで、安心感に満ちたものだった。
「普段はテレビを見ながらご飯食べてるから、
こうして誰かの顔を見ながらご飯を食べてるとホッとするね。」
「日頃周りに話せないようなことも、なぜかぽろっと話せるんだよね。
こうやってみんなで囲炉裏を囲んでいると。」
こういう場を必要としている人は、たくさんいるんじゃないか。
その人のところへ出向いて、温かくも懐かしい、囲炉裏のある場を提供できないか。
そう思って、その日のうちに書き残したのが、これ。
『囲炉裏屋さん』
我ながら、突拍子もないアイディアだと思う(笑)
でも、心の中ではしっかりと画が浮かんでる。
気の張り詰めた、どこか逃げることを許してくれないこの時代に、
居場所や逃げ道はいくらあってもいい。
特に、居場所は最低3つは必要。
この『囲炉裏屋さん』が、その居場所の1つでありたい。
ぼくが自分たらしめるものを完全に見失っていた時、
本当にきつかった。本当に辛かった。
気力や体力、すべてを失ってた。
そんな時に、僕を救ってくれたのはたった1つの居場所だった。
次は、ぼくが居場所を提供する番。
まだまだ足りないもの、分からぬことばかりですが
行脚出発までコツコツと綴っていこうと思います。
もし応援してくださる方や協力してくださる方がいたら、どうかよろしくお願いしますm(_ _)m
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