
囲炉裏(いろり)にあって、ガスコンロにないもの。
人が生きていくうえで、「火」はなくてはならない存在。
囲炉裏の歴史を追っていくと、その原型は縄文時代にまでさかのぼる。
そんな昔の人たちも囲炉裏の原型なるものに火をくべて
毎日その火を囲んでご飯を作ってたんだ。
やがて、時代は流れた。
いまは、ガス(IH)コンロの時代。
コンロは、スイッチ一つで火が点いたり消えたりする。
食卓に火は無く、なるべく子供は火に近寄らせないようにする。
『無駄や手間を省き、リスク(危険)を避ける。』
それが、いまの当たり前。
そんな現代の僕らから見たら、囲炉裏はどうだろう。
まず、炭や薪を使って火を起こさなければならない。
そして、世話をしてやらなければその火は消えてしまう。
例えば、空気が通りやすいように炭の置き方を変えてやったり、
薪や炭を新たに加えてやったり。
また、囲炉裏の周りには柵も何もなく、火はすぐ目の前にある。
そこにいる誰もが触れられるくらいの距離にある。
ええ。言いたいことはわかります。
『手間とリスクしかないじゃないか!!!』
. . . (笑)
でもね。
その「手間」という一見面倒くさくて時間のかかることをしてやると
あるものが生まれるんだよ。
それが、“ 愛着 ” だ。
あとね。
その「リスク」という一見危なっかしくて怖いものを知ることで
あるものが生まれるんだよ。
それが、“ 知恵 ” だ。
(例えば、火の扱い方とかね。)
ぼくは、現代のコンロにはない “ 愛着 ” と “ 知恵 ” を
囲炉裏というものに感じた。
だから、ぼくは囲炉裏を愛し、リスペクトしてる。
『出張 囲炉裏屋さん』coming soon. . .
いつでも、どこでも囲炉裏のある温かな空間を。
ー end ー
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