2024/09/28_既存サービスのユーザビリティ評価

本日の学習内容

ユーザビリティ評価の基礎と、認知的ウォークスルー調査の実践

  • ヒューリスティック評価

  • 認知的ウォークスルー

  • エキスパートレビュー

  • ユーザビリティテスト

実務の振り返り

ユーザビリティ調査は、これまで何度か実務でも行ったことがあったが、ヒューリスティック調査・ウォークスルー調査の違いを明確に意識したことはなかった(エキスパートレビューという言葉を同僚から聞いたこともあったが、前者2つとの違いもよくわからないままだった)。
実務では必ずしも基本のとおりにはいかないものだが、正確な意味でのヒューリスティック調査もウォークスルー調査もしたことなかったんだな。
それが今回、多少なりとも定義できたのは大きな収穫だと思う。

また、ユーザビリティテストを見様見真似で行った際には、ユーザーの発言や一挙一投足を観察し書き起こし、実際の画面と照らし合わせた記録を「ログ」として納品したが、今回ウォークスルー調査の観点を教わったことで、より効率的に効果的に実施できると思う。

本日の気づき

ヒューリスティック調査にガイドラインが活用できること、ウォークスルー調査にはペルソナの設定が欠かせないこと、エキスパートレビューはほか2つと経験則も含めた総合的な品質が違うことがわかった。特にエキスパートレビューのレベル感は本で文章だけの説明だとわからなかっただろうなと感じるので、講義形式で温度感含めて理解できたのが良かった。
実践の場では、それぞれのワークのスタートとゴールが不明確なまま進めてしまったこと、ウォークスルー調査中にペルソナを忘れてUIをみてしまったことが反省として残る。つい目の前の情報処理を始めてしまうが、都度立ち止まってやるべきことを俯瞰的に整理し、冷静にこなすことが大切だ。
また、ペルソナを設定することで必然的にウォークスルーの手順も決まってくるということで、ついでにペルソナの解像度も上げることができた。

チームメンバーとも進め方で戸惑うことが減り、進め方とタイムキープがうまく回るように感じた。
せっかくグループでやっているので、個人で作業した後に共有とディスカッションの時間を設けることを意識してグループワークを設計した。そのおかげで、実際のワークよりはみ出してデザインに関する情報交換ができたり、新しい観点を得ることができ、効果的な学びがあった。

今後の意気込み

まずは評価基準への慣れが必要そうだ。ヒューリスティック調査で用いられるガイドラインが自然と意識できるようになり、様々なUIを見比べた際の違いと良し悪し(必ずしもシンプルでモダンな画面が良いわけではない)を判断できるようになったとき、さらに意識的に観点を深く成長させていけるのだろう。

また、今回軽く触れることもあったペルソナは、まだまだ分かりそうで分かっていない(理解はしているが、体得できていない)フレームワークだと感じる。
今後、様々なシーンで活用する中で、身につけていきたいと思う。

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