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【ゲームレビュー】ヴィランの気持ちが分かるウノ!「ウノ(UNO) フリップ マーベル」

マーベルスナップ以外にもマーベルのゲーム(電源・非電源問わず)もちょくちょく遊んではいるので、忘れないうちにゲームレビューも書こうと思います。


第1弾は「ウノ(UNO) フリップ マーベル」。以前ボードゲーム会で遊んで、かなりマーベルな感じで面白かったのでぜひ紹介したいと思います。

レッドスカルカッコいいよね

※本記事の画像はすべてamazonから引用しています

フリップだぁぁぁぁ!

普通のウノと最大の違いは「カードの両面に数字や効果が描かれている」点だと思います。

表面にはヒーローが、裏面にはヴィランが描かれたデザインになっています。

最初は表のヒーローサイドでプレイしますが、誰かが「フリップ」のカードを使うと全員カードを裏返してヴィランサイドに変わり、ゲームバランスが一変します。

フリップカードを使う時はマベスナみたいに「フリップだぁぁぁ!」とつい言ってしまいますが、私が参加したボドゲ会では残念ながらマベスナユーザーはいませんでした

ヒーローサイドのカード効果はおなじみの「スキップ」「リバース」「ワイルド」「ドロー1(ちょっと優しい)」といったものですが、ヴィランサイドは全員の順番を飛ばす「ダークスキップ」、指定された色が出るまで引き続けさせる「ダークカラーワイルド」、そして驚異の「ダークドロー5」といった風に効果が凶悪化します(「ダークリバース」は名前はカッコいいけど効果はそのまま)。

真に怖いのは弱さを攻撃に変えた者なのだ

そういったシステムなので、ヒーローサイドの時はゲームは収束に向かい、逆にヴィランサイドの時は凶悪なカードが飛び交う荒れた展開となります。

つまり、「手札が少なくて勝利が近いプレイヤー」はヒーローサイドでプレイしようとし、逆に「手札が多くて勝利が遠いプレイヤー」はフリップカードでヴィランサイドに変更して積極的にゲームを荒らすようになるわけです。

不利な状況にあるプレイヤーがフリップカードを使い、ヴィランサイドの凶悪な効果で大暴れする様は、不幸な環境に陥った人物がヴィランとなり社会を混乱に陥れるマーベル作品のよう。

そして混乱に陥った状況の中「誰かもう1回『フリップ』を使ってヒーローを呼んでくれ~」と祈りながらプレイするのもかなりマーベル(状況によっては便乗して場を荒らすのに加担するのもまたマーベル)。

「悪い事をする敵」というものは「心に弱さ」を持った人であり、 真に怖いのは弱さを攻撃に変えた者なのだ

「ジョジョの奇妙な冒険」46巻・荒木飛呂彦

上記は荒木先生の有名な言葉ですが、マーベル作品も大抵これですし、このゲームでヴァランサイドで場を荒らす理由も大抵これ。そんな「ウノ フリップ マーベル」はマーベルの世界を体感できる作品と言えるでしょう。

SNAPも良いけどFLIPもね

このゲームはメーカー価格 1,430円(税込)らしいのですが、amazonでは1,000円(税込※記事執筆時)で買えるお手軽さも魅力。それでいて全カードにカッコいいヒーロー/ヴィランも描かれていて、ファンアイテムとしても(1,000円の割には)満足度はなかなか高いです。

カードにキャラ名が書かれてなくてもマベスナのおかげで全員分かる。ありがとうマベスナ……

マーベル作品を知らなくても風変りなウノとして楽しめる「ウノ(UNO) フリップ マーベル」。結構オススメです!!!


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