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障害の診断を受けるべきか

こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。このnoteは障がい者雇用の現場に15年いる経験などをもとに書いています。為になったと思ったら、スキ、フォロー、コメントなど頂けると励みなります。よろしくお願いいたします。今回は障害の診断を受けるべきかと思う点について書いていきたいと思います。

1.この仕事してるとよく聞かれます

私自身、障害者の専門家でもなければ医師でもないんですが、うちの子供はこういうことをするんだけど、これって発達障害と思わない?みたいなことをよく聞かれます。勉強をしないとLDだと親が思い込んでるんじゃないかと思うケースや、落ち着きのない子供はADHDだと思いこんだり、少しコミュニケーションの問題がありそうだとASDだと思い込んでいたり。実際、とても論理だてて能率や効率を考えれる知的障害の若い子などをみてると本当に障害なのだろうかと思うこともしばしばあります。

2.私の姉の場合

甥っ子が不登校になったんです。それでいろいろと話を聞いたりしてると、スクールカウンセリングを受けていたり、近所の病院につれていったりしてました。どこどこの病院がいいと聞けば話を聞きに行ったり。セカンドオピニオンが悪いとはいいませんが、ドクターショッピングになっているケースもしばしばあります。発達障害などの診断が下りるまで病院をはしごしていたケースなんかも聞きました。私の甥っ子はどちらかというと環境的に行きたくもなくなるわなと思ったので、特に本人の問題という感じはしなかったです。

3.病院を変えたら障害年金がもらえた

これは私のケースなんですが、最初は住んでいる町のクリニックに通っていました。そこで医者に仕事できてないし、公的ななにかを受けれないだろうかと相談すると、君の病状は軽いから無理だといわれていました。ハローワークの勧めでデイケアで大き目の病院に行き初めて、ここで診察うけれるならそのほうが自立支援の関係で安くなるなとおもったので病院をかわりました。そこの病院で医師から障害年金を受けたほうがいいと勧められました。でも前の医師は無理だといったんですがという話をしたら、病院のPSWを紹介してもらえました。その方の勧めで障害年金を申請したら、普通にもらえました。そういうこともあります。

4.診断基準

そもそもアメリカの診断基準を日本でも採用しているのですが、それを決めた人ですら過剰診断になるだろうと予見しています。資料はこちら。MRIで画像とってここがこうだからASDですであったり、血中なんとか濃度がなんとか%を超えてるからADHDです。みたいな診断ってできないんですよね。なんで明らかに人生損してるんじゃないかなって方も多くいるのが障がい者雇用の現場だったりします。それでも自分でそういう性質があっていきにくさを感じてる方が、診断をうけることで救われる側面もあるのでこの問題は難しいです。

5.公的な援助が少ない

精神障害であったり、発達障害の分野は公的な援助が少ない側面があります。障害国民年金を受け取ると仕事しだすと切られたりします。このあたりも難しい問題で障がい者団体の性質的な側面も大きいんですよね。これは地域性にもよってきます。ある地域だとB型作業所に行っていても、働いた時間の最低賃金に換算しなおして、差額を補助する自治体もあります。ある障碍者団体の圧力が強い地域とそうでない地域があります。これは労働局主催の会で、たまたま兵庫県主催で全国の会議をすることになったときに話を聞いたことがあります。兵庫、大阪、京都でも全然違います。

結論

当人が障害の性質でどれだけ困っているかによります。海外では2Eと呼ばれて、ギフテッドと呼ばれたりします。とくにASD、ADHDの方の何かに集中しだしだときの能力の高さからそう言われているのだと思います。日本ではなかなか進んでいません。障害でなくても、何かで困っていれば、私はこういうの苦手で仕事とろくてすいません。なんとか頑張って戦力になりたいと思っています。言わなくても、手紙でも、メールでも、Lineでも回りにいうことであなたのビジネスはうまくいく気がします。

何かわからないが明らかにおかしい

入院施設がある精神単科の病院とつきあいがあると、そういう人います。親とうまくいかないと悩むレベルはまだましなんです。親がどうやったら施設や病院にあづかってもらえないかと悩むレベルの方がいます。精神障害1級といわれるレベルの方です。生活できるのが病院と地域の間だと私は思っています。なので精神障害だけ重度精神障害を雇用するという考え方がないので、どうしても身体障碍や知的障害より遅れている面だとおもいますが、これを解消できるようになる未来は見えていないです。



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はやみやすお@障がい者雇用のお話
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