公明党・創価学会が元公明党代表代行・元参院議員・元環境庁長官・浜四津敏子氏の死去を二年以上に渡って隠蔽してきた問題
※画像は武田信玄と武田菱
元公明党代表代行で2010年に政界を引退した浜四津敏子氏がお亡くなりになられたそうです。
享年は75歳との事。
経歴は下記の通りです。
ご覧の通り、環境庁の長官を務めただけでなく、公明党の代表代行、並びに、日本女性法律家協会副会長も務められた方で、議員歴も3期18年に達しており、定年制を守る為の自発的な引退だった点も踏まえると、大物政治家と呼んで差し支えない人物でしょう。
そんな人物の死去が約二年三ヵ月も伏せられるというのは、異例中の異例です。
マスコミはこのように報道しています。
また、死去が長期間に渡って公表されなかった理由について、マスコミは下記のように報道しています。
言うまでもない事ですが、世間の人達は、公明党と創価学会側の言い分を一切信用してません。
浜四津氏がお亡くなりになられた2020年11月と言えば、時期的に、2017年10月に衆院選が行われた事から、総理が解散総選挙に打って出るか、任期満了までやって2021年10月頃に衆院選を行うかという報道が行われていた頃です。
また、2022年夏には参院選が控えている事から、2021年に行われる衆院選と国政が連続する事が確定していて、浜四津氏がお亡くなりになられるちょうど二ヵ月前には、党全国大会で下記のような発言をして、選挙モード一色になっていた時期です。
第13回公明党全国大会 幹事長報告(全文) 2020年9月29日
https://www.komei.or.jp/komeinews/p122342/
※スラップ訴訟対策の為、意識的にリンクを貼りません。御了承下さい。
こうした点を踏まえると、『党の支持母体である創価学会の婦人部からは絶大な信頼を得ていた』という報道もあった事から、浜四津氏の死去を報道する事で、国政選挙にマイナスの影響が出る事を恐れた公明党と創価学会が、遺族にお願いして、死去を伏せた可能性が考えられます。
創価学会について多少なりともご存知の方であれば周知の事実ですが、学会婦人部は選挙の際に馬車馬のように働く集票装置のコアであり、学会婦人部の不興を買った候補は落選するとまで言われ、非常に恐れられている存在です。
その証拠に、下記のような記事も配信されています。
浜四津氏に関しては、どうやら本当に、多くの学会員達から慕われていたようで、かなり大きな存在だったようです。
その浜四津氏が僅か75歳で亡くなったという話になれば、その死が与える衝撃は大きく、国政選挙へのダメージが全くなくて済むとは、恐らく考えられないでしょう。
創価学会について余りご存知ない方向けに、簡単に説明しておくと、昔の創価学会は、信心すれば病気が治る、題目を唱えれば身体が健康になると言い、病気平癒を謳い文句とした入信勧誘を盛んに行っていました。
創価学会が現代でも貧病争の団体と呼ばれるのは、その頃の名残です。
実際、さる脱会者の方が記しておられた体験記の話になりますが、家族が癌になり、余命幾許もない状態で、きちんとした治療を受けさせた、残された時間を、身内だけで静かに過ごしたいと考えていたのだそうです。
しかし、会員が病室に頻繁に訪れては、信心すれば治ると言い放ち、ある高齢の会員が手を拝むようにこすり合わせて、病気の時はこれだ(=信心するに限る)というジェスチャーをしたものだから、無神経さに怒りが爆発し、その人を病室から追い出したそうです。
何が言いたいのかというと、会員の中には、未だに、信心したり、題目を唱えれば、病気が治ると正気で信じている人達が(主に高齢者が中心ですが)大勢いるという事です。
75歳で亡くなられている以上、自ら命を絶たれたとか、事故死でもない限り、老衰でなくなるとは思えませんので、ご病気が原因だった可能性が高いでしょう。
浜四津氏が信心が足りない等という事は有り得ない話です。
すると創価学会に疑問を持つ会員達が出てくるわけです。
元宗門で現在はライバル教団に当たる日蓮正宗の人達だと思うのですが、ネット上で、学会幹部が癌で亡くなっただの、交通事故で亡くなっただの、会員や幹部が亡くなる度に書き込んでいく人がいて、よくやるなと思って呆れているのですが、その人に言わせると、偽本尊を拝んでいるから罰が当たっただの、間違った信仰をしているからそのような悲惨な末路を遂げただの、そんな事ばかり言っているわけです。
正直、呆れて物も言えません……。
人間はいつか死ぬものですし、癌家系の人であれば、癌で亡くなる率が一般より高いのは当たり前ですし、交通事故で亡くなったとしても、それは罰が当たって亡くなったわけでも何でもなく、不幸にしてお亡くなりになられただけでしょう。
なんだかもう、頭がおかしいとしか言いようがないんですが、しかし、創価学会の人だったり、日蓮正宗系の宗派の人達の中には、正気でこういう考え方をする人達がいらっしゃるようです。
念の為にお断りさせて頂きますが、日蓮正宗系の宗派の信徒の方が全員そういう考え方をしているという話ではありません。
ここまで極端な考え方をしているのは、あくまでも、ごく一部の人達だと思いますので、その点は、誤解なきよう願いします。
信心すれば、題目を唱えれば、救われる、幸せになれる、願い事が叶う、そのような考え方をしている為に、このような考えに行き着くようです。
ですので、浜四津氏の死因が病死だったり、あるいは、事故死だったり、それ以外のもので、気の毒な亡くなられ方をしたという話になってくると、創価学会に疑問を持つ会員達が出てくる、という事なのです。
恐らく多くの方には理解不能の世界だと思いますが、世の中には、このような世界もあるという事です。
現在の公明党に疑問を持っていたり、また、公明党だけでなく、創価学会にも疑問を持っているという会員達が非常に大勢いると以前から報道されているわけですが、こういった会員の人達は、いつかは公明党が(自分が理想とするような)正常な政党に戻るとか、創価学会が(彼らが考えるところの)本来あるべき姿に立ち返ると考えていて、それで公明党への投票を呼び掛けたり、選挙運動を必死になってやっているわけですが、浜四津氏の存在というのは、そういった人達の心の支えになっていたようです。
そのようなスタンスの会員達からすれば、浜四津氏の死は、学会と公明党の良心の死となりますので、人によっては、「浜四津さんも亡くなっちゃったし、選挙活動はもういいよね」と言って、選挙活動を行わなくなり、本格的に創価学会とも距離を置くようになっても、おかしくありません。
創価学会が一番恐れているのは、多分、こちらでしょう。
婦人部がそっぽを向いてまともに選挙運動をしなくなったら、公明党の得票がガタ落ちになるだけでなく、学会婦人部に助けられた格好になっている自民党にも、かなりの影響が出るはずです。
浜四津氏の死因次第では、遺族が本当に公表を躊躇った可能性もありますが、公明党と創価学会も、上述の理由により、公表は差し控えたいと考えていたものと考えられますから、その場合には、遺族側の意向と公明党・創価学会の思惑が一致した事で、約二年三カ月にも及ぶ非公表が実行された事になります。
まともな会員であれば、死を約二年三カ月も隠している時点で、創価学会と公明党の事を異常な団体だと不気味に思うでしょうし、世間の反応も「またやったか」といったもので、中には「やっぱり池田会長は既に死んでいて、創価学会が隠しているのではないか?」という疑問を呈する人達も出ているようですから、公明党と創価学会には、浜四津氏の死去を長期間に渡って公表しなかった事で、大きな打撃を受ける可能性も出てきています。
もしかしたら、浜四津氏のケースを通じて、池田氏が死去した場合、その死をどの程度であれば非公開としても世間からおかしいと思われないのか、テストしていたのではないか、といった見方もあるようです。
公的団体にあるまじき異常な行動を取れば、世間からそのような団体だと認識され、会員からもそのように認識されて、大勢の脱会者や学会と距離を置く人達を生み出し、自分達の立場が更に悪くなるのだという事を、理解すべきです。