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全日本恥ずかしい人連盟代表
せ、い、しゅ、ん。
心の中で呟きながら、結局何が言いたかったのか分からなくなってしまった。
生徒会は青春だった。
校内誌を刊行したのも青春だった。
失恋もした。
青春はしている。別に思い残すことは無いはずである。しかしなにか晴れない感覚が残る。
今日は下心から参加したバドミントンの県大会予選であった。本当に下心しか理由がないから理由を説明するのが大変であった。
とにかく、勝てる実
俺の青春マジ芥かよ(仮)
気づくと則牧駅は次の駅に迫っていた。
Aはずっと向かいのシートに座っている人が抱えている袋が気になって気になってしようがなかった。中年の女性。全体的に中年、体系も中年、ファッションも中年、髪型も中年という感じでパッとしない雰囲気の人。そんな人が大きなビニール袋を抱えている。
ぼんやり青いものが中にあることがうかがえる。何なのかぼんやり見ている間はよくわからなかった。袋には”モーリーファンタジー”と
A氏、B氏、C氏による極めて低俗的な議論<その2>
「彼女が欲しいよお」
「まだいうのかい」
「恋愛以外に青春を楽しむ要素あるか?」
「部活とか」
「帰宅部ですが」
「勉強とか」
「断固拒否」
「友達と遊ぶ」
「何して?」
「カラオケとか、ゲーセンとか、、、知らんけど」
「俺たちって全然遊ばないじゃん、あいつは金ないっていうしお前は時間ないっていうし。大体お前は休日何してんだよ」
「勉強」
「ずいぶんまじめだね」
「それく
A氏、B氏、C氏による極めて低俗的な議論<その1>
ある冬のことである。Aはいつものように缶コーヒー(ホット)を学校の敷地内にある自販機で購入していた。Aと普段からつるんでいる二人、B、Cと連れ立ってである。
「はたして私はなぜモテないのかネ」
Aのそういった、その年齢相応の、いわゆる青春の悩みをふとボヤいたことがその議論の始まりであった。
「しかし、それは君の行動が足りないだけでしょう」
BはAに続いて彼の貴重な百円を捻出してホットココ
なんにしても一人にならないこと
失恋は買ってでもしろという勢いで母はずっと私に失恋しないと恋愛できないことを耳にタコができるほど聞かされてきた。
実際にしてみればある種快感のような、重荷を一つ下すことができた感覚で悪い気はしない。
コテンパンに叱られたりどうしようもなく失敗したりした時と同じ感じで自分の小ささというか現実をはっきりと示された感じ、それがわかるということは一つの成長というか、自分の重心とか芯みたいなものがはっきりす
見わたす山の端、かすみ深し
童謡、朧月夜の ”菜の花畑に入日薄れ、見わたす山の端かすみ深し” という一節を聞いて私のマンションから見える情景を思い出す。
数週間前に梅雨らしい雨が降ってマンションから見える山の裾にも濃い霧がかかった。私は雨が好きで特にしとしと降る雨はいわゆる ”エモさ” があってとてもいい。自分が景色に癒されるということを最近はよく実感する。
学校での人間関係がいつものように空気の読みすぎでややこしい事になっ