『晴明伝奇』各回で取り扱う時期と主なできごと(説話編)
この記事では、『晴明伝奇』の各回で取り扱う時期とその間に実際に起ったできごとについて記載していきます。全50話分あります。
『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの説話集に残っている出来事だけを書いています。
平安時代の貴族の日記などの古記録に記載されている事柄については、こちらを参照してください。
『晴明伝奇』は安倍晴明と陰陽道の主神泰山府君の娘・碧霞元君の複雑な運命の絡み合いを中心に、晴明の生涯を辿る物語です。全50話。
晴明がどのような一生を送ったか分かる史料は少ないので創作は必須ですが、できる限り史実に基づいています。
安倍晴明は現在放送中の2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』にも出演しています。
さらに、安倍晴明は大河ドラマの主人公になってほしい歴史上の人物にもランクインしています!
各回の時期・できごと
第1話
時期:延長八年(930)
安倍晴明の竜宮訪問
→『簠簋抄』『安倍晴明物語』『泉州信田白狐伝』に記載があります。
それぞれ、細部の内容が異なります。
『簠簋抄』は以下のサイトで書き下し文を確認できます。
現代語訳はありません。
『安倍晴明物語』は以下の書籍から現代語訳を確認できます。
『泉州信田白狐伝』は以下のサイトから書き下し文を確認できます。
現代語訳はありません。
第2話
時期:延長八年(930)~天慶二年(939)
安倍晴明と賀茂忠行が百鬼夜行を目撃する
→『今昔物語集』巻第二十四第十六話「安倍晴明、忠行に随いて道を習う語」に収録されています。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
白面金毛九尾の狐の伝説
→『絵本三国妖婦伝』の内容を参考にしています。
第3話
時期:天慶元年(938)~天慶二年(939)
※第3話で参考にした説話はありません。
第4話
時期:天慶三年(940)~天慶四年(941)
日蔵が菅原道真の怨霊に遭遇する
→『日蔵夢記』『扶桑略記』に記載があります。
『日蔵夢記』は以下の書籍から現代語訳を確認できます。
『扶桑略記』は以下のサイトから確認できます。
書き下し文・現代語訳はありません。
第5話
時期:天慶五年(942)
※第5話で参考にした説話はありません。
第6話
時期:天慶五年(942)
※第6話で参考にした説話はありません。
第7話
時期:天慶五年(942)
赤山大明神の伝説
→慈覚大師円仁は遣唐使船で唐に渡り、その行程を守護してくれた赤山大明神(泰山府君)に感謝して赤山禅院の建立を誓いました。存命中の建立は叶いませんでしたが、円仁の遺命によって天台座主安慧が赤山禅院を創建しました。
詳しくは赤山禅院の公式サイトを参照してください。
第8話
時期:天慶五年(942)~天慶六年(943)
※第8話で参考にした説話はありません。
第9話
時期:天慶七年(944)
※第9話で参考にした説話はありません。
第10話
時期:天慶八年(945)
※第10話で参考にした説話はありません。
第11話
時期:天慶八年(945)~天慶九年(946)
葛の葉伝説
→『信田妻』『簠簋抄』『安倍晴明物語』『泉州信田白狐伝』に記載があります。
『信田妻』は以下の書籍から現代語訳を確認できます。
『簠簋抄』は以下のサイトから書き下し文を確認できます。
現代語訳はありません。
『安倍晴明物語』は以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第12話
時期:天慶九年(946)~天暦元年(947)
※第12話で参考にした説話はありません。
第13話
時期:天暦元年(947)~天暦二年(948)
牛頭天王縁起
→『簠簋内伝』に収録されています。
以下の書籍に現代語訳が記載されています。
第14話
時期:天暦二年(947)
※第14話で参考にした説話はありません。
第15話
時期:天暦三年(949)
※第15話で参考にした説話はありません。
第16話
時期:天暦三年(949)~天暦四年(950)
※第16話で参考にした説話はありません。
第17話
時期:天暦四年(950)
※第17話で参考にした説話はありません。
第18話
時期:天暦五年(951)
※第18話で参考にした説話はありません。
第19話
時期:天暦五年(951)
※第19話で参考にした説話はありません。
第20話
時期:天暦六年(952)
※第20話で参考にした説話はありません。
第21話
時期:天暦七年(953)~天暦八年(954)
※第21話で参考にした説話はありません。
第22話
時期:天徳二年(958)~天徳三年(959)
※第22話で参考にした説話はありません。
第23話
時期:天徳三年(959)
※第23話で参考にした説話はありません。
第24話
時期:天徳四年(960)
藤原師輔の葬儀
→『大鏡』に記述があります。
以下の書籍で現代語訳を確認できます。
第25話
時期:天徳四年(960)
※第25話で参考にした説話はありません。
第26話
時期:天徳四年(960)~応和元年(961)
※第26話で参考にした説話はありません。
第27話
時期:応和四年(964)
※第27話で参考にした説話はありません。
第28話
時期:康保四年(967)
※第28話で参考にした説話はありません。
第29話
時期:康保四年(967)~安和元年(968)
※第29話で参考にした説話はありません。
第30話
時期:安和二年(969)
藤原実頼の大饗で、村上天皇を偲ぶ
→『大鏡』に記述があります。
以下の書籍で現代語訳を確認できます。
第31話
時期:天禄元年(970)
藤原師氏が極楽浄土に行けるように、空也上人が閻魔王へ手紙を書く
→『古事談』に記述があります。
以下の書籍で現代語訳を確認できます。
第32話
時期:天禄元年(970)~天禄三年(972)
藤原兼通が円融天皇に藤原安子の遺言状を見せる
→『大鏡』に記載があります。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第33話
時期:天延二年(974)
※第33話で参考にした説話はありません。
第34話
時期:貞元元年(976)~貞元二年(977)
宇治の橋姫伝説
以下のサイトから現代語訳を確認できます。
第35話
時期:貞元二年(977)
藤原兼通の最後の除目
→『大鏡』に記載があります。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第36話
時期:天元三年(980)
播磨国の法師が安倍晴明の実力を試す
→『今昔物語集』巻第二十四第十六話「安倍晴明、忠行に随いて道を習う語」、『宇治拾遺物語』百二十六話に収録されています。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第37話
時期:天元五年(982)
※第37話で参考にした説話はありません。
第38話
時期:永観二年(984)~寛和元年(985)
安倍晴明が花山天皇の前世の髑髏を岩間から取り除き、天皇の病が平癒する
→『古事談』に収録されています。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第39話
時期:寛和二年(986)
安倍晴明が花山天皇出家の兆しとなる天変を目撃する
→『大鏡』「花山院」に記述があります。
以下の書籍で現代語訳を確認できます。
第40話
時期:永祚元年(989)
泰山府君祭によって桜の花の寿命を延ばす
→謡曲『泰山府君』に記述があります。
以下の書籍から内容を確認できます。
第41話
時期:永祚元年(989)
安倍晴明が式神で蛙を潰す
→『今昔物語集』巻第二十四第十六話「安倍晴明、忠行に随いて道を習う語」、『宇治拾遺物語』百二十七話に収録されています。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第42話
酒呑童子退治
→『前太平記』『御伽草子』に記述があります。
以下の書籍から内容を確認できます。
(書き下し文のみで、現代語訳はありません。)
第43話
時期:正暦四年(993)~長徳元年(995)
羅城門の鬼
→『前太平記』に記述があります。
以下の書籍から内容を確認できます。
(書き下し文のみで、現代語訳はありません。)
第44話
時期:長徳二年(996)
※第44話で参考にした説話はありません。
第45話
泣不動縁起
→『今昔物語集』巻第十九第二十四話「師に代はりて泰山府君祭の都状に入る僧のこと」に収録されています。
第46話
時期:長保二年(1000)
※第46話で参考にした説話はありません。
第47話
時期:長保三年(1001)
※第47話で参考にした説話はありません。
第48話
時期:長保六年(1004)
安倍晴明が瓜の毒気を占う
→『古今著聞集』巻七に収録されています。藤原道長の飼い犬が呪物の気配を察知し、安倍晴明が芦屋道満の仕業だと突き止める
→『宇治拾遺物語』百八十四話「御堂関白の御犬、晴明等、奇特の事」、『古事談』六十二話「道長の犬、危難を告ぐる事」に収録されています。
以下の書籍から現代語訳を確認できます。
第49話
※第49話で参考にした説話はありません。
第50話
※第50話で参考にした説話はありません。