ヤミ

【子供を愛するとある主夫】Amazonで自身初のKindle本が5部門1位を獲得。文章を書くのが好きでツイッターで情報発信しています。趣味でラノベも書いています。

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あなたの電子書籍を発売して、周りからの信頼と印税収入を同時に手に入れませんか?

突然ですが、こんな悩みありませんか!?これらの悩みは全て、「電子書籍を1冊出すだけ」で解決することができると思っています。 最後までお読みいただけると、その真意に気づくはずです。 自己紹介こんにちは!ヤミです。 ご覧いただき、ありがとうございます^^ 僕は、2022年3月に人生初の電子書籍を発売しました。 特に作家に憧れていた訳でもなく、 「普通の会社員で生きることに疑問を感じ、もっと自分らしく生きるには何ができるだろうか?」 と、自分自身との対話を繰り返し、当時

    • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 14話 (最終話)

      シンが自首してから約三か月が経った。この間色々なことがあった。トガはロンと共に裁きを受けた。地上での一連の騒動はロンによるテロ、地下の能力者はそれに対する正当防衛力として処理をされた。一方で能力者やアンダーグラウンドの存在は世間を騒がせた。しかし、アキモトらの懸命な措置により能力者を非能力者にする薬が認可され、試験運用も始まったことで世間の興味も薄らいでいった。そしてアンダーグラウンドと地上とを隔てていた規制線が解かれ、アンダーグラウンドの民に地上での市民権が与えられることと

      • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 13話

        トガの放った飛燕は音速を超えた。レンはそれに向かい神風を浴びせる。2つの技がぶつかった瞬間、四神や黄龍をも凌駕する衝撃が走った。大地が砕け大気が割れ、周りのありとあらゆるものがその場に佇むことができないほどに。それでも2人の達人はその場に立っていた。 「出力最大。」 「出力最大!」 飛燕はまるで朱雀をも思わせる姿に形を変え神風を飲み込もうとする。神風もまたより大きく、より真球に近づき応戦する。しかしレンの腕は肉が裂け血が吹き出していた。それほどまでに飛燕の威力は凄まじか

        • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 12話

          淡い緑色の光はやがてベールのように辺りを包み込む。 「くくっ、反魂を使ったな?こっちの黒焦げは生き返ってもシンは生き返らん。能力の二度打ちだ。貴様らはシンにとどめを刺したのだよ。」 「(シンさん、お願い・・・)」 緑色の光は強く濃くなっていく。輝きを増し目を開けているのもやっとのほどだった。 「いくらやっても無駄だ。貴様らごときの考えなんざ・・・」 ロンはそこまで言って動きを止めた。そして次の瞬間、首元からおびただしいほどの血が流れ出た。首筋を切られたのだった。息を

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        あなたの電子書籍を発売して、周りからの信頼と印税収入を同時に手に入れませんか?

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 11話

          「ミカサ、抹消剤をよこせ。」 ロンは自身に抹消剤を打つと深く深呼吸をした。活性化していた細胞が活動を止め能力が失われていく感覚が感じとれた。ロンはふーっとため息をつくと近くにあった椅子に腰かけた。 「これで能力に脅かされる心配はなくなった。ミカサ、お前も打つんだ。」 ミカサはロンに言われるがまま抹消剤を打つ。周囲に張り巡らされていた静電気が消えていく。 「それでロン、オウを生き返させてくれるのですよね?」 「問題ない。マリと引き換えに反魂を使用してもらう。それにシン

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 11話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 10話

          「地下を吹く風が今途絶えた。終わりだな。」 レンは倒れたままピクリとも動かなかった。レンは薄れゆく意識の中で夢を見ていた。それはマユとの思い出の日々だった。初めて言葉を交わしたこと、手紙で想いを綴ってきたこと。それらが走馬灯のように脳裏を駆け巡る。ふとマユの声が聞こえたような気がした。 「レンさん、ここまでよく頑張ったね。お疲れさま。もう十分だよ。あとはゆっくり休んで。」 「あぁ、マユか。でもこのままじゃみんな死んじゃうんだ。オレはそれを止めにいかなくちゃ。」 「それ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 10話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 9話

          レンは目の前の状況に固まっているしかなかった。一体トガは何を言っているのだ。 「ここじゃ狭いな。レン、場所を移そう。」 「ちょっと待ってくれよ、トガっさん。なんでそうなるんだよ!?」 「お前はオレの一番弟子だ。先にも言ったが弟子の過ちは師が正してやらんといかん。」 「正すって・・・明らかにおかしいのはロンのほうだろ!?」 「レン、お前はまだ若い。若いが故に何も知らない。世の中は不条理に溢れている。誰かが神となって世界を作り変えるしかないんだ。」 「それこそ人間のエ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 9話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 8話

          「君は私が何をしたいか考えたことはあるかね?」 「自分にとって不都合な人間を排除し自らが王となり世界を支配する・・・違いますか?」 「なるほど、悪くない答えだ。一時期はそう思っていた。終わらない戦争、無くならない格差。人は生まれたときから人生が決められ、それに抗おうものなら非難される。なんてつまらない社会だ。」 「人生は自らの手で切り拓くものです。」 「詭弁だね。だが私も今同じように人生を、社会全体を変えようとしているのだから皮肉なものだ。だがそこに天才科学者であるシ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 8話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 7話

          アンダーグラウンドに風は流れないはずなのに、その時ばかりは冷たい風が頬を撫でた気がした。レンは一瞬言葉を失ったが、再びアキモトに声をかける。 「それってどういう意味ですか・・・」 「闇に葬り去る。つまりなかったことにするということだ。いつかの備えのためにこのアンダーグラウンドを爆破できるようにしていた。」 「地下には関係のない人々がいるにもかかわらずですか・・・?」 「この研究の被験者だ。皆既に関係者なのだよ。」 「それでも・・・」 そこでレンは言葉に詰まった。ア

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 7話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 6話

          トガはゼロワンの残骸を放りミカサに話しかける。 「ミカサ、抹消剤をもってロンのところへ向かえ。こいつはオレが片付ける。」 「わ、わかりました・・・」 ミカサは抹消剤の入った鞄を手に取り急いでその場を後にした。辺り一面をヴァンパイアの咆哮が覆っている。 「ははっ、大した出力だな。並の一級じゃ話にならん。どれ、貴様の実力を見せてみろ。」 ワンの目はすでに人間のものではなくなっていた。口から牙も飛び出している。ワンは背中に生えている翼を使い高く飛翔しそのままトガに突っ込む

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 6話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 5話

          ワンはミカサの雷の防御壁に突っ込むも感電せずにいた。いや、実際は感電はしているものの、それを感じさせない様子だった。ワンはそのままミカサの両腕を掴んだまま離さない。ワンの腕は電気により焦げていたが、同時に修復もしていた。 「なんですか、その能力は!?」 「ヴァンパイアって聞いたことあるよね?オレは能力でその体質を再現できる。」 ヴァンパイア。不死の生命体。攻撃力もさることながらその生命力の高さで中世ヨーロッパでは恐れられていたとされる。ただし常に給血が必要であり、それが

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 5話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 4話

          シンはロンの待つ研究施設に来ていた。入り口、それに中にも警備がいる様子はなく、シンは難なくロンの待つ部屋まで辿り着くことができた。そこには椅子に座らされ、無数の管が繋がれた機器を被せられているマリの姿もあった。 「マリ!」 「おっと、動くなよ。それにオレの殺意を斬ろうとしても無駄だ。」 「わかっている。お前に既に殺意はないのだからね。だが手元のコンピューターを操作する動きを斬るとなれば話は別だ。」 「ほんと無茶苦茶な能力だよ。だがそれも計算済みだ。マリのスイッチは別の

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 4話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 3話

          レンたちも地下公社まで来ていた。リツやシュンはすぐに手当てを受けることになった。レンはエンとともにワンから話を聞いていた。そこにはサラの姿もあった。 「それで、シンは一人でロンのところに向かったというわけか。」 「そうだ。だがこれは明らかにシンをはめるための罠だ。無事に帰ってくる保証はない。」 「でも、シンさんの立場を考えたらこうするしかなかったと思います。」 「私もそう思います。だから、今はシンさんを信じるしかない。」 「レンくんとサラさんの意見もわかります。だけ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 3話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 2話

          シンとワンは地下公社へと戻ってきていた。二人は傷の手当を受けた後、地上での事の顛末をモズやソウたちへと伝えていた。裏切り者のトガのことを含めて。 「お前たちが地上にいる間、ゼロサンにも手伝ってもらい地下を隈なく探したが、ロンは見つけられなかった。」 「そうか、ありがとう。地下は広いからね。私たちの知らない場所があるのかもしれない。」 「それより、トガのアニキが裏切り者だって本当なのか?」 「あぁ。これまでの経緯から考えればまず間違いない。それに、この場にいないことが何

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 2話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 1話

          「遅かったな。」 「オレだって地下の治安を守る一人だ。ふらふらする訳にもいかんだろう。」 ロンたちのいる研究所にトガが現れたのだった。アキモトは驚きを隠しきれないでいた。 「トガくん・・・君は一体・・・」 「ご無沙汰しています、先生。」 「まさか、裏切ったというのか・・・」 「それは違います。私は地下、それに地上をも良くしたいと思っています。今のシンではそれができそうにない。ただそれだけです。」 「だからと言って、ロンくんの思想だって君の正義に反するものだ。」

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第9章 1話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第8章 15話

          四神同士の激しい衝突により、人々は吹き飛ばされ、辺りの建物は破壊されていく。大地が割れ、空が割れ、その衝撃は止まることを知らない。エンは玄武・剛によりリツとシュンを守っていたが、しだいに甲の防御に亀裂が入っていく。 「こんなもの、見たことない・・・」 エンはその気迫により意識が飛びそうだった。ふとレンとタクのほうを見る。すると互いに歯を食いしばりながらその衝撃に耐えていることがわかった。決着が近い。急に風と風、四神と四神が混じり合うのが見て取れた。そして次の瞬間、大きな破

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第8章 15話