STAY HOMEと学校9月入学
昨日、学校の9月入学に関して、文部科学省から案が提示された。
ざっくりいうと
①2021年度のみ17カ月分の新入生を迎える
②2021年度から5年間 13カ月分の新入生を迎える
とうもの。それぞれ、良し悪しあるんですが・・・
③は何とか今年度は乗り切って、制度変更なしってもの。
ひとつづつみていきますと、
①は、1学年だけ、1.4倍の生徒数になるそうで、その1学年だけ、今後の高校入試、大学入試そして就職まで競争過剰の影響を受ける。1年間だけの影響のように感じるが、その学年が存在する向こう6.3.3.+アルファ年。。ずっと教室、教員等々の資源不足に。
②に関しては、その数が分散されるが、(新生児人口が一定の場合には)20年近く1.08倍の生徒数が続く・・・
そして③は、「現状のまま4月入学維持」
③が影響少ないように感じられるが、会社の事業年度との相違、予算の組みなおし・・・等々、それって我々大人社会の考えであって、現実一年間の1/4学校生活を送ることができなかった子供たちがいるってことになるわけで、前出の教員数や教室の問題は発生しないが、現在の児童・生徒・学生諸君には、大変大きな機会ロスが発生している。そこが犠牲をかぶる。
影響は実は一番多きいのかと、中高生を持つ親として感じてなりません
早急な判断は、避けるべき等々の意見が報道などでも出ているが、卒入学式ができなかった人、運動会 体育祭 修学旅行などの学校行事や高校総体・コンクール(先ほど、甲子園大会の中止報道も!)等の中止といった機会損失は、
たまたまこの世代だったから、仕方ない
ってことで済ませて良い問題ではないはず。ただでさえ「シルバー民主主義」が問題になっている最中でもあります。
だれのせいでもないなら、学生にしわ寄せがいかぬようスピーディかつ大胆に施策をとってもらいたい。
現状なら、やっぱりわかりやすいとかわかりにくいとかでなく、②の5年間13カ月新入生論が私は良いのだと思ってます。
入学式に桜が咲いてなくてもよい。
留学などグローバル化への推進力にもなる。学校現場には、より負担がかかりますが、公務員も定年延長するんですし、教員の皆さんも60歳で退任などぜず、引き続き働いてもらえれば・・・なんて考えてしまいます。
今こそ知恵の使いどころ・・みなさん「自分ごと」で考えてくれないかな。