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今までの過剰なサービス、おもてなしは幻だった

コロナ禍により、どこのお店も見直された営業形態。

サービスやおもてなしといった「お客様に満足して頂きたい」との想いを詰め込んだ従来のおもてなし営業も出来なくなりました。

私が経営している美容室でも、コロナにより様々なおもてなしやサービスが従来通りではなくなり、改めてサービス業の見直しをしました。

今回はムダなサービスを削る目的ではなく、コロナにより従来の当たり前であったサービスが出来なくなったといった方が正しいです。

見直す機会をチャンスと捉えることで結果は変わる

コロナ以前にも外資系のお店が日本にもどんどん増え、とてつもない勢いで多店舗化しています。

けっして安い値段ではなく、むしろ高い。
従業員やお店による「サービスやおもてなし」も特別あるわけではなく、経営のやり方も至ってシンプル。

でもどうでしょうか?

カフェに至っては、スターバックスの勢いは止まりません。
田舎の方までどんどん急展開していき、全国どこへ行っても見ない時はありません。

サービスやおもてなしが特別良いのか?

【答えはNO】

確かに外国特有の粋なサービス(カップに文字を書いてくれたり)とかはあります。
しかし、値段が特別に安いわけでもなく、業務も至ってシンプル。
ミルクや備品、片付け等もセルフです。

お客様同士も集会の様に談笑する訳ではなく、各々がコーヒーを楽しんだりネットで仕事をしています。

私は岐阜で生まれ育ち、喫茶店は本当に多い地域。
コーヒー1杯頼んだだけにもかかわらず、パンや卵、おにぎりに茶碗蒸しやデザートなども付いてきます。
(写真は実際に地元の喫茶店。モーニングの競争が激しく、コーヒー代の450円でここまで付いてきます。)

当たり前のように気にもしていなかったサービスやおもてなしですが、経営する方はとても忙しく(労力)、利益(経費↑)もあるか分からない。

地域の喫茶店もどんどん過剰になってきているサービスは、周りが増やしているからこちらも更に増やそうとなった結果になってしまっている。

まさに薄利多売の経営に、いつの間にか経営者自らが選択してしまっている。

そんな中に出店したスターバックス。
もちろん岐阜のスターバックスでもモーニングサービスはなく、コーヒー1杯だけでも周辺のモーニングサービス付のコーヒーよりも高い。

集客はどうなのか?

まったく問題なく、常に満席。

地元でも先程のような喫茶店、飲食店が軒並み閉店しています。

過剰なサービスやおもてなしは、時にはお店の経営を苦しめてしまう。

今まで増やして増やして大きくなってしまったサービスやおもてなしはゴールが見えなくなり、さらに外資系のシンプルなお店出店に人が集まってしまう。
都会ではなく田舎でさえも。

これはけっして飲食業だけの話ではなく、各サービス業や美容室にも当てはまります。

人との繋がり、昔ながらのサービスやおもてなしも接客業には大事です。
しかし、結果としてお客様が離れてしまっているのも事実。(お客様は特別望んでいないかもしれない)

経営はボランティアではなく、やはり利益を上げる為のビジネス。

過剰に膨れ上がってしまったサービスやおもてなしも、この機会に見直すチャンスかもしれませんね。

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