何故うまくいっていないお店は集客にお金をかけるのか
今週は出張にて横浜にいます。
ヘアカラーの講習と経営の相談も兼ねて滞在しています。
なかなか経営がうまくいかない
このまま経営してても先が不安
お店の貯金もままならない
様々な経営不安や心配事から、将来が見えずもう廃業しようかな。。
と思っているオーナーさんも少なくありません。
私もかつてまったく同じ状態でしたので、お話しを聞いていても凄くよく分かります。
経営がうまくいっていない方の共通アクション
「集客メインにお金をかけている」
と言うか事が多いです。
お客様を呼ぶ為には、集客にお金をかける事は当たり前。
なぜダメなの?
と言う思いは間違っていません。
ただ、うまくいっているお店の方は集客にお金をかける前に
【人】
にお金をかけています。
人にお金をかけるとは
●スタッフの給与待遇を見直す。
(集客ばかりにお金をかけているお店は劣悪な環境が多い。社会保険など将来を考えてあげるのは最低限)
●スタッフへの環境を整備してあげる。
(休みはあるのか。各種手当やスタイリストへの道筋)
●求人にお金をかける。
(お客様を集めるお金は何も考えないが、スタッフを集める為に使うお金はムダだと思っている方がかなりいる)
集客にお金を沢山使っているお店は、上の事項が最悪な状況にあります。
そして拍車をかけるのが、ムダすぎる割引ありきの集客。
要するに、割り引かなくてもいいのにクーポンを乱用。
結果、常連では無く新規の方ばかりに目が行き、お店を支えてくれていた常連さんの失客。
そんなクーポンで集めた新規も、未来客の望みは薄くリピーターでもない。
(クーポン巡りの新規ばかり)
お金が無くなり、スタッフの待遇や求人どころでは無くなり、1人また1人と去っていく。
これが過去に私もやっていた経営の過ちです。
【負のスパイラルから脱出する簡単手順】
人にお金をかける
↓
集客にお金をかける
↓
お店にお金をかける(修繕など)
この繰り返しでムダやムリなく良い波が来ると思います。
経営は無理せずシンプルでいいんです。
ムダやムリをした集客により、1番大切な顧客を失う。
そんなクーポンのお客様が溢れ、スタッフへの負担や不満もピークに。
離職率が上がり、お金をかけ集客したお客様はオーナー自身が頑張って回す。
そしてリピートには繋がらない。
ムダな割引も多い分、お金をかけて仕事は増えたが売上はあまり増えていない。
「なんで集客にお金をかけてお客様も増えているのに売上はそこまで上がっていないんだ。
なんでスタッフの離職が多いんだ!」
もう一度シンプルにまとめます。
①最初に集客に回していたお金は人に使う。
(人も安定し集まり、やりがいや成長を求める環境に)
②集客をする。
(エリアをしっかり絞り、割引はお客様の背中を押す程度。既存のお客様へのサービスも忘れずに)
③人も育て、リピート期待のお客様も徐々に増え、余裕がある所にお店の修繕や環境に手を加える。
手順、やり方さえ間違わなければ経営はシンプルで良い波を寄せる事が可能です。