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自室に人を招くやつ

自分で管理する室内空間、略して自室。

初めて客人を招いた際、思ったことを書き並べる。
まだギリギリ自室をよく見せたいと思える自我が残っていたから。多分今後はここまでやる気は出ないんだろうな…

必要ない(そんなことはない)けど調達しちゃって金が溶ける

まあ初の来客が親しい知人ってのもあって、本当に何もない状況で招くのもどうかなって思ってそこそこにブツを買うた。

イス:別に座れりゃ何でもいいだろ、折り畳みのちゃちいやつでも…って思ってたのにな。普通の椅子買うと場所ばっかとって普段全く使わないしジャマなだけだから、省スペースか、もしくはスツールみたいな収納を兼ねたものを選ぼうかと思っていた。が、結局普通の椅子を選んでしまった。基本モノクロの配色で固められてる自室の中、お客様用にあえて座面が鮮やかめのブルー系デザインを選んだ。かわいいけど自分は座れないから悲しい。ちょうど二人分必要だったんで2脚セットがあって助かった。
折り畳みデスク:これも安いので済まそうとしたけどイスと合わせて10時間以上悩み続けてやっとのことで選定した。個人的には白系が欲しかったんだけど価格とかデザインの折り合いが付かず、結局ダークカラーになった。デスクもイスも、滅多に使わないんだからバルコニーに保管するのアリかな?と思って色々探した。でも手軽に使えるカバーみたいなのが案外無くてダメそうだった。直射日光防いでも気温で結構劣化しそうだし、雨とか虫とかなんかイヤだし。完璧な対策が打てるグッズがあればいいんだけど…

スリッパ:これは潔癖の血が流れてるな~と思ったんだが、やっぱ来客用にスリッパって要るよな。というのも、「ウチの汚い床を踏んでもらうのは申し訳ないわね」ってのと、「お客様のお足裏が必ずしも清潔ではないわね」という両側面が同時に頭の中にわいてきて、自然とスリッパに手が伸びていたのだ。100均の300円スリッパを用意した。本当はもう少し金かけたい(デザインとかちゃんと選びたい)部分だけど急いでたから無難なのを買ってしまった。
スピーカー:安いやつ。とりあえずなんかPC使うときにあった方がいいかなって思って。実は来客無いときも結構使ってる。髪の毛濡れてても音楽聞けるので。
その他:調理器具は無いのに紙皿とかプラコップとか用意した。ドリンク類、菓子類もなかったので少し買うてきた。

調達間に合わなかった

壁面。ピクチャーレール(?)があって、なんか飾れるようになっている。だが装飾品なんてもっているわけもなく、適当にclub nintendoでもらったルイマントートバッグひっかけてみたり、意味もなく収納用のポケット吊り下げたり、あがいてみたもののなんもしっくりこなかった。いっそ自分の首でも吊ろうかな。

唯一、ながべ先生のワニワニパニックTシャツを飾ったのが映えたので助かった。あとはバナナワニ園でかったアクリルキーホルダーをひっそりと吊るしているだけ。それぞれはキュートで好きなんだけど並べたときのサイズのバランスが悪すぎる。涙。

実は前々から壁になんか飾りたいと思って悩んでいたんだけれども、自分の知識が無いせいで壁で引っ掛けるといえば…時計!くらいのアイデアしかわいてこなかった。でも時計ってデザイン性を求めるとしっかり5桁の金額を持ってかれてしまうのでちょっとな~と悩み続けていた。金さえあれば買ってたのにな。
壁に何かを飾るの、個人的に動きがあってほしかったから時計を中心に探していたんだが、やっぱそうすると高くなるらしい。ほかに壁面インテリアで動きのあるモノが見つかればいいんだけど、自分の検索力では見つかりそうにない。

そのほか、壁面用の間接照明(個人的にめっちゃすき)とかあったらいいなって思ってたけど、電源の問題とか、そもそも照明って吊るして設置するような想定じゃなかったんでNG。グッとくるタイプのものは大体釘打ちとかで壁に穴あけしないといけない。そのうえ、位置がベッド上になるからケーブルブラブラさせることもできなくてかな~り難しい。

結果、間に合わず。

当日:掃除で結構時間溶ける

「築浅だぞやったね」つって知人に言いふらしたのが運の尽き。築浅物件であることを証明するためには汚い環境のまま人を招き入れてはならないのだ。なんたるプレイミス。

掃除とかいうの、とりあえず…って始めると終わりがなくてビビる。

まずはフローリングから…だよな。床に落ちてるアレコレを掃除機で吸い取って、案外普通に汚れ付着してるからウェット系のやつで床をこすり上げる。何の汚れかいまいちわかってないけれど、たぶん室内で履いてるサンダルプラス水分で何かしらがついてしまったんだろう。こすって落ちる汚れでまだ助かった。

床から目線を上げると、ラックとかにあんまし見せたくない物品がのっかってる。とりあえず整理して並べて、収納にぶち込んで、あんまりにもな状況は脱した。

ワンルーム故、ベッドの上も散らかる。散らかるというか、洗濯物をベッド上で畳んでいた(高さが70cmくらいで立ち作業に都合がいい)のだが、最後収納に戻すのが面倒になって少し出しっぱにするようになってしまった。
畳んでるとはいえなんか見栄え悪いしやめようと思った。収納へぶち込む。
ベッドメイキングとかいうの何年振りだろう。シーツのしわを伸ばした。

さらに目線を上へ。洗濯物ぶら下がってて草。追加分を畳んで仕舞う。

オタクラック。むしろこっちは元々整っていた。が、なんか拘りがでてきて、ちょちょっとホコリを払った。別に誰も触るわけじゃないのにな。配置を若干調整して、なんとかした。

PCデスク上。一番散らかっていた。特にケーブル類をごちゃごちゃと並べすぎていて、使わないものもおきっぱになっていた。たしかジョークなグッズも一部出ていた、気がする。初めて思春期の男の子の気持ちを体験した。隠した。

ほんとは見てほしくないキッチン回り。そこまで使ってないのもあるけど念のため拭きまわした。このころはまだ調理器具が一切存在しなかったので、シンクをなんとかするだけで済んだ。

もしかして使われるかも、と思った水回り。もしかしてじゃなくて使われるに決まってんだよな。真っ先にトイレに取り掛かる。週一でスクラビングバブルのトイレのアレを使っていたのでそこまでひどくはないけど、なんかイヤだったのでもう一回使った。目に見える茶色は取れた。別に見ようとしなければ見られないはずの便座裏とか、だりーなと思いながらも、DNAに隠された潔癖がここにきて主張し始める。結局一式拭き上げた。
洗面台もよく見たら見やすい位置にホコリや汚れがついている。怖えよな、見ようとしないと都合よく見えないままなんだもん。

いや、さすがに風呂は大丈夫だろ?わざわざ覗き見るやつおらんやろ?
と思ったけどなんとなくイヤな予感がしたので念のためチェック。床に落として「一度落ちたらそれ以上落ちることはないので安心」とか思っていたソープボトルなんかも、床ではなくて定位置へ。

玄関、社会用の履物で埋め尽くされてたことに気付いてよかった。無駄に空きのある靴箱に初めて靴を突っ込んだ。

あとは溜まってるゴミ箱。なんか捨てる可能性あるし、客人いると結構な量のゴミ出る可能性あるから先に処分した。

昼過ぎに来客の予定だったが、なんだかんだで朝起きてからずっと掃除し続けて、「あれ、あそこって掃除したっけ・・・?」みたいなモヤモヤを抱えつつ、定刻を迎えた。

準備編はここまで。こっからは余談。

そしてインターホンが鳴った

…わけではない。マジでろくな物資無いぞと伝えていたので、近所のスーパーで買い物してから向かうことになっていた。

地元出て既に一人暮らしも経験して、今や奥さんと猫さんといい空間で暮らしている正常既婚男性のやつ、まだ地元に残ってるけど職業柄都内に出る必要の無いやつ、そして最近地元を出た自分の3人で店内をうろつく。

「なんか冷凍のもん焼いて食おうぜ」
うーんナイスアイデア。
でも前述のとおり、ウチには本当に、調理器具が何もないのだ。当然フライパンや鍋なんてあるわけもなく。冷凍の焼き鳥やモツに惹かれてしまうが生食できないなら買うわけにはいかない。
フライパンくらい買っとけよと叱られた。ごめんて。残念ながらこのスーパーには売ってなかった。(別のスーパーには売ってるけどわざわざ買いに行かんでええでしょ、という結論に。)

レンチンならできるよって伝えたけど大したもん見つからず。

「なんか酒買ってこうぜ」
酒つよと相談しつつ、普段飲まないチューハイに手を伸ばした。あとはビール、ほろよい、そして得体の知れないエナドリ・・・そもそも今回、3人中2人が酒よわなんでそんなバカスカ消費できるわけがないのだが。でも買い物は楽しいからOKか。

「あとはつまみだろ」
わけのわからん量の乾きものと、甘いもん欲しいはず、とのことでなんかチョコケーキ?を2パック分購入。糖尿病への近道。
そんで、客人二人からの要望でブルーチーズとその他チーズ。自分はただのチーズすらあんまし良さを理解していないけど、まあそこまで言うなら…ということで買った。ついでにクラッカーもかった。口の中カッサカサなるんだろうなあという気持ち。

炭酸と氷も買い込んで、自室へ向かう。

気持ちよく、inしてください

部屋については割と好印象を持ってもらえたようで助かった。その当時、既にメインのライトは使っておらず、最初から間接照明で出迎えてしまったので「なんか雰囲気エロあるよ(笑)」と言われた。
手洗い場案内したら浴室覗かれたっぽくて少し手入れしててよかった~~~となった。なに見とんねん。
インターホンの録画映像勝手に漁って「女連れ込んでないかチェック」とかやってたよな。なに見とんねん。プライベート覗きまくりマンばっかじゃねえか俺ん地元!

俺が女の子を連れ込むとでも思うてか??

あと予想通り、「ベッド(物理的に)高すぎだろ」と言われた。それはそうなんだよな。

そのあとは、ちょっと面白そうな店を見つけて行ってみたら入店しがたい雰囲気でげんなりしたり、ラーメン屋開拓したり、また部屋に戻って酒盛りしたりした。

これ(Babyface pro-fs&AKG K872-Y3)吸ってみな

今回招集した理由の一つ。もうアラサーばっかで泣きそうになるけど、耳がまだギリ生きてるうちにいい音で音楽聞いてほしい、と思った。
自分オーオタでは無いしいうほどリスニングらしいリスニングをしてないけど、まずオーディオインターフェースで音って変わるんだぞ、ってことを知ってほしかった。あと、ヘッドホンに課金した結果、世界が変わることもあるんだぞ、って気づいてほしかった。

こちらも概ね好評でニヤニヤしてしまった。
自分が好きな曲・普段聞いてる曲で感じ取ってもらうのが一番分かりやすいって、はっきり分かんだね。

自分以外の人間、音楽聞くとき結構デカい音でリスニングしてるのな。こっちも驚かされた。

ブルーチーズ

あクサ… arcsin…

正常既婚男性が引っ越し祝いとして持ってきてくれた六ginのありがたみを一瞬でかき消したこの異臭チーズくん。
このメンツの中で一番ヘキが歪んでたりまあ総合的に見て異常度合いが高い自覚はあるけれど、なんであんたら平気な顔してこれ食ってるんだよ・・・・・
臭いの苦手な俺に対して、うまけりゃいいんだよという健常者2人。数の暴力。ヘキだけではなく食文化の面でもマイノリティであることを噛み締めた。まあ味としてはそこまで酷いもんじゃないけどさ…

悔しい。これを美味しいと感じられない自分が馬鹿にされてる感じがして。

い~やこれはちんちんの香りです

酒が回ってきて、ついに我慢の限界だった。自分の意志で食い止めることはできなくなった。
『これは不潔なアレから発されるソレと同一です。』
正々堂々言い放った。

「言いやがった…」ってボヤかれたけど、多分これ共通認識だから反論はしてこないのが面白い。

「自分のが香るんか?」
は?違うが???
「違うのに臭い同じって知ってんのかよ、あっ…(察し)」
ここで完全に墓穴を掘ったことを悟った。終わった。いや、『自分自身、大変馴染みのある香りです』ってウソつくのもイヤすぎるけど。問われた時点で詰んでんじゃねえかよ。こんなんズルいやろ普通になんやねんコレ。

ちな、一応ここで釈明すると、”実物”を嗅いだ経験はありません
ワイの潔癖の血が、ソレ及びソノ状況に至るまで清掃を欠かし続けた人物を許さないと思うし、一度でも実物経験あったとしたら絶対ブルーチーズなんて口に入れられないと思う。イヤなものについてはとことん拒絶反応出るから…

R6/10/7 追記
鍵垢(垢だけにワラ)の有識者より以下の意見を投げつけられた。

拒絶したくなるのがカビチーズ
受け入れられるのが臭ちん
良き友を持ったな

匿名希望

どこをとってよきになったの😂??

…ということで、どっちも苦手民の私の目線では、ブルチを難なく口にしている各位はかなりのポテンシャルを秘めている事になります。人生豊かになりそうじゃん。よかったね。。。

ちんちんで思い出した

そう、酒飲んでまあアレコレしょうもない話をしている中で、そういえば健常寄りだけどそれとなく異常ヘキも理解がある酒つよの客人に、何回か前の異常即売会で買ったマスコット系R-18本を渡した。ひとしきり読んで満足そうな顔をしていた。とっといてよかった。

ジンのソーダ割

引っ越し祝いとして持ってきてくれた”六”のおかげでジンって飲み物が大体わかった。いいすね、すっきりしてて。あんまりいい思い出なかったけどプレーンなソーダでも結構飲めることが分かった。六が特別おいしいのかな。
最初に買い出しで調達したドリンク飲んでるせいでプレゼントしてくれた奴は飲めねえっつってるし俺もギリギリだし、もう一人は酒つよだから「やべえそろそろ終電じゃんこれ飲んだら出るから!」とかいって(割ってるとはいえ)コップ一杯一気に飲み干してるし。
片付けはあとやっとくからはよ帰ぇれと伝えて玄関に追いやる。

じゃあな!つって客人を追い出した。

祭りのあと

久々のこの感覚。
誰もいなくなって、シンクには飲み干した後の缶がゴロゴロ転がってて、テーブルの上には食べかけの菓子類が山ほど。ついさっきまで人がいたんだな、と実感が沸くのと同時に、居なくなったんだな、と認めるための数分間。

本当なら客が無事に帰宅することを願うべきなんだろうけども。うっすらと間接照明くんが照らす残り物の山を、客人用の椅子に座ってぼーっと眺めて、脳を毒し続けるアルコールとちょっとした対話を続けた。

い~や片付けは面倒だね

冷静になったあと、片付けやっとくから!と宣言した自分に若干の苛立ちを感じた。もちろん自分がやらざるを得ないんだが、なんかこう、ごみが急に自然消滅してほしいみたいな願望が溢れ出ていた。

そのままにしててもしょうがないから片付けに取り掛かる。

床、乾きもののカスでボロッボロで草。ここに神経尖らせるようなやつはお客さん呼んじゃダメなんだろうけど、この時間だし掃除機かけらんないし、ん゙~~~つってクイックルをかけ始めた。

残った菓子の山、少しは胃に収めたけど全然減ってないしダメみたいですね。収納に無理やり押し込める。

使ったテーブル・椅子、その他もろもろを次の客人(果たして存在するのかは不明だが)のために拭き掃除などして、コンパクトにまとめる。

翌朝、念のためフローリングに掃除機をかけて、シンクを埋め尽くしている缶をこれでもかと潰してゴミ袋へ。

うーんスッキリ。

その後のパッチノート

・壁面に何もなかったところ、ファブリックパネルとかいうのを購入して少しモダンな雰囲気になりました。4桁円で収まって助かった。
・尊敬している先輩から教えて頂いたチャイナフェスティバル2024というイベントにて、羅小黒戦記のグッズをあれこれ買うたのでオタクラックが少しミチミチとしました。目つき悪いグッズばっか買いそろえました。シャオヘイかわいい~~~
・調理器具をほどほどに手に入れました。フライパン、包丁、炊飯器。
・アロマディフューザーを夏限定のものから通常版に変更しました(nerf)
・小さめサブモニターを導入しました。
・pixioのゴミモニターは”””芸術”””を映し出す頻度を向上しました。(nerf)
・折角の自分のお城なんだからもっと良いこと起こらないかな~と神社にて祈念しましたが、特段の効果は表れずにメンタルに傷を負いました。
・物が少しずつ着実に増え始めてきて、いつリミッターが外れてゴミ屋敷と化すか、怯えながらの生活に変化しました。自炊とかいう概念カスや

こんなもんかな。

結構経ってるんで忘れてること多そうだけど、宅飲み繰り返してる人間って毎週のように長時間清掃繰り返してるわけだから普通に尊敬っすわ。

いつしかきtttったない部屋のままココに踏み入る方がいれば、遠慮なく自分の頭を撃ち抜いて頂きたい。
ちな、清掃費は入居時に支払ってるんで血糊ドバってもご安心を。

以 上


いつでもお待ちしております