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低密度人生（部屋借り編）

YAM

ヘヤギメまで

2024の6月4週目

色々とどうでも良くなった。部屋を探すことにした。
貴重な20代の大半を身内に監視される（あるいはその可能性がある）プライバシーの欠けらも無い異常空間で費やしてきて、仕事もカスだし手取りも学歴に対して母校の顔面泥塗りレベルしかもらってない中で謎の貯金だけ生成されていたので、多少削ってもいいから自分だけの借り物のお城をいよいよ手に入れることに。

今の仕事に食い付いてもしょうがないけど転職できる気もしないんで、一旦は通勤時間を金で買ってやる。（令和も6年だってのに通勤とかいう概念に囚われてる事実も中々笑える😂）

初めてのプライバシーを感じたい。自室をパンイチで歩いてみたい。HMDを付けて動いても後ろから「キッショ」とか言われないような空間に居たい。エアコンのある部屋でグラボアチアチになるようなゲームがしたい。大半の人間が10代で享受しているであろう『並』の生活を味わう、周回遅れ人生をやっとのことで1段階動かす。

ということで、不動産仲介屋のおっちゃんと対面。新卒っぽいバキバキのフレッシュマンが隣で一生懸命メモってるので、初の部屋探しだけどなるべく学びやすいようにおっちゃんと対話してあげた。
事前にwebフォームから希望を投げつけておいた。正直、スーモモエングエゲギオンモエチョッチョチャッサで色々見ているけど合致するものはほぼ無かった。家賃、間取り、階数、駅からの距離、満たしてくれるものを探してもらえると信じていたが、おっちゃんも中々無いとか言いながら訳の分からん物件を投げつけてくる。

こちら〇〇区　幹線道路沿いは外して探せつってんだろ前　派出所

冗談抜きで幹線道路沿いはやめろっつってんだろ。とはいえ、その辺の不人気物件しか残ってないのもしょうがないか。
とりあえず新築の高速沿いの物件が防音性能凄いだのなんだのしつこかったので、その1件ともう1つトイレの仕切りがないけどまあまあな物件を見に行くことに。

ぶーぶに乗せられて、例によって新卒君も同乗して物件へ。幹線道路沿いの物件、まあたしかに綺麗だし、クッションフロアだし、隣室との壁はしっかりコンクリで良いっちゃ良い。でも目の前の幹線道路沿いで、防音性能いいけどまあ…ってレベル。複層ガラスだけど二重サッシではなかった。珍走居たら普通に殺意が芽生える程度ではあると思う。何より、わざわざ予算オーバーでこの部屋選ぶのはちょっとな、と思った。

続いて妥協してるけど本命の物件へ。さっきと打って変わって住宅街の中。建物の前の道ほっそ。
トイレと洗面の仕切りが無い！
おっちゃん曰く、これが単身向けのトレンドらしい。うーん、これは突っ張り棒のパネルドアを用意しなければ…
室内はまあまあ。築浅ではあるし、どう考えても今の住居よりかはマシ。ただ、部屋の片面だけコンクリじゃなかった。やべ〜どうしよ〜
分譲賃貸で指定して家賃帯もそこそこなのに隣接面コンクリじゃないとは思わなかった。
そんで事前情報だとペットOK（なんと犬猫サイズ頭数規制無し）とのこと。共用部の衛生面も心配だったがそこはセーフ。（あとから知ったが相談可だった。）
ちなみに、自分が物件に着いたタイミングが昼過ぎで、着いた時に一人エントランスから出てきて、一応部屋に向かったところ先客の内覧中。よって自分は3人目。先客たちがいい顔して出てきてるのを見て、「他人の期待を奪い取るのはきっと気持ちがいい」と思い、おっちゃんに申し込みするように伝えた。
まあ正直、これ以上探しても時期が遅れて寿命が勝手に縮んでいくだけなんで、さっさと決めておきたい気持ちが強かった。金さえあれば妥協することもなく済んだのに。悲しいかな。

で、また不動産屋に戻ってざっくり説明を聞く。個人情報を記入する。自分の…年収？わかんね笑　イキスギ！笑
適当書いて後々確認したら結構違ってた。審査落ちたらどうすんだよ…

あとは管理会社の方におっちゃんから連絡してくれるんで今日はお開き。

帰る。

引越しってなんだよ

引越し日って結構前に決めなアカンのな。
でもさ、鍵の引き渡し日が確定してない中でそれは難しくないか？

ってことで仲介のおっちゃんに連絡。
「通常は契約日当日に鍵渡し可能となる」
はい。
「運が良ければ前日夜に鍵渡しできることもある」
それはホントか？
「ただ約束はできん」
じゃダメやんけ。心のJLJL後藤が『確定しろ！確定させてくれ！』と叫んどるよ。
前日鍵渡し可否はいつになったら固まるのか？と尋ねたが、「場合による、オーナー次第」としか答えてもらえず。

別の側面での不安もあった。引っ越し業者側の作業時間は、AMかPMの指定。AMだと早朝？PMはなんか適当な時間らしい。

理想としては、鍵を当日に渡される→一旦家帰って引っ越し業者との作業→新天地へ移動という流れだったが、PM作業を選んでも午後イチ作業とかになると絶対間に合わん。ダルい。

結局、鍵渡しから一週間後に引っ越し作業とした。まあ別に賃貸から賃貸の引っ越しじゃないしな。…でも次引っ越すときは気を付けないといけない。基本鍵渡し日に引っ越し完了させるのは無理そうなので、ある程度二重家賃の期間は見込んでおきたい。（もちろん、具体的な作業時間を指定できる引っ越し業者が居るなら別だけど。）

鍵渡し＋ベッド組み立て日

※もう2ヶ月ほど空いてしまったので記憶消し飛んでる

最悪な日々の始まり。主に調子が。
AM、不動産屋で重説受けて鍵を受け取った。そのまま新居へ。早速、部屋の傷やらなんやらを確認した。一番面白かったポイントは、室内清掃済みのペーパー、実施日時とか全部空欄だったこと。ふざけてんのか？
ちなみにこの件は不具合報告の様式に記載したけど管理会社（オーナー）から何の連絡も無し。自分が部屋出る時に査定で清掃云々ぬかして来たら「お前んとこ掃除せえへんやんけアホが」と一発つっかかるつもり。まあそれでも契約上、清掃費最低額のn万はもってかれるんだけどね…

続いて部屋の掃除。雑巾がけとか小学生ぶりにやった気がする。作業していると、インターホンが鳴った。注文していたベッドフレームが届いた。木製フレームを頑張って組み立てる。てかフローリングめっちゃ足疲れるな…嫌すぎる。
この辺で、少しずつ体調がおかしくなり始めた。エアコン効かせているのもあるけど、謎の鼻水とクシャミが出始めた。
なんとか組み終えて、この辺りから記憶が無くなってるけどなんとか家帰ったんだと思う。

幕間　～体調が変よ～

そして帰宅してからというもの、やはり体調が狂い始めている。
翌日不調のまま出勤して、その次の日から完全にダウン、二日間社会から離れて寝込み続ける。流石にヤバイと思って更に次の日は一旦出社を挟んだような気がする、気のせいか？そんで一応熱とかは下がったけど、後遺症として信じられない倦怠感が残った。あと、デカめの病気やらかすと毎回性格が変化するらしいのでこの時もなんらか変わってしまったと思う。

土曜日のイベントをギリギリ乗り越えて、そこから深夜まで引っ越しの荷造り。きつすぎるホンマに。ろくに荷造りできなかったけどもういいやという諦めの気持ち。冬物の衣服とかは全部おいてくし、最低限PCとか諸々もってけば生きていけるやろという感じ。

引っ越し日

体育会系姉妹がやってきた。指定した物をサクサクと運んでいった。本当は机分解して運ぶらしいけど、窓が十分に開くので分解せずに持ってくとのこと。ふーんって思ったけど払う金に対して大分ちょろい仕事量になっちゃったのでは…みたいなイヤな考えも浮かんできた。

PCのデータ破損が無いことを願いつつ、トラックを見送る。

…載せ損ねた物品色々をカバンに詰めた。

身内から寂しくなるねだのなんだの言われたけど限られた自分の時間に易々と侵入される空間で生き続けるのは無理やと、あと何度言っても改善されなかったことを伝えた。まあ今更だし出てくからどうでもいいんすけどね。

我が子（存在しないページ）にはプライベートなスペースを作ってあげようと思う。無難な家庭環境であったとしても、常時監視下においといたらなんぼでも歪んでいくからね。

移動して新居へ。

とりあえずPCデスクを置いてもらう。改めて、ベッドとPCデスクの配置を悩む。PC周り開梱したら流石にレイアウト変更出来なくなるし悩むなら今のうちやなあと。結局、PCデスクの奥行きがでかいのとモニターアームの可動範囲確保のためになんだかなぁという感じの配置になってしまった。ルーター類が置かれる想定の壁面にやらざるを得ないのもあって難しかった。

その他の荷物も適当に下ろしてもらって引越し業者姉妹とサヨナラ。

適当にネット注文した荷物を受け取りつつ、洗濯機やら冷蔵庫やらの受け取りは既に失敗していてガン萎え。ふざけんなよ。

白物家電が揃ったのは入居日から2週間ほどしてから。やっと人間的な生活が始まった。

収納

部屋にクローゼットもあるし、水回りにもちゃんと色々仕舞える空間はある。が、居室をどうしようか今なお悩んでいる。基本はベッド下を活かしたい。それ以外はノーマルな棚より可動式のラックが良いな、固定するのは壁沿いだけにしよう、などなど。

天井突っ張りのラックがオタクグッズディスプレイとして役立っている。今までは箱ごとしまうしか無かった羅小黒戦記のフィギュアに命が吹き込まれる。嬉しい。早くwebアニメも日本上陸きてくれ…

照明

部屋のメインのライトは白。ある程度の照度調整と、かなり暗めの常夜灯がついている。
生きているうちに一回は間接照明やりたかったんで、ネットショッピングでクｓｓｓッソ悩んだ。ベッド買うのより悩んだ。冷蔵庫買うのより悩んだ。なんならPC買うときと同じくらい悩んだ気がする。
本当は壁に何かつけたかったんだけど賃貸だし無理。仕方なく床置きのタイプを選んだ。悩んだ末に無難なやつ選んでるあたり買い物が下手クソなのを嫌でも感じてしまう。でも満足。暖色と白色自由に調整できてええ感じ。

もう一つ、中華製のゆらゆらと光が揺らぐランプ、あとはLEDのキャンドルライトモドキを購入。今んところキャンドルライトはほぼ使っていない。照度が低すぎるから。

光とBGMで簡単に誤魔化される脳だから今のところは満足。先日客人呼んだ時も「良さそうライティング」「雰囲気エロあるよ」と言ってくれたので安心した。

その他

ペット可の物件だけど今んところワンコわんわんで不眠とかは無い。共用部の粗相見かけたのも今んところ1回だけ。
部屋の目の前がトラックとか止まってる駐車場で、その外気を換気口で取り込んでいるせいか、換気口付近が臭い。トラックエンジンかかる朝方は一旦換気オフにしないとダメかも。悲しい。
リードディフューザーなるものを買ってみた。結構良い。最初はスティック全部挿してみたけど普通に多すぎたし夏の熱気で一瞬で揮発した。2つ目からは本数減らして耐えてる。最初に買った香り好きなんだけど詰め替え用が存在しないのでどうしようかな～となってる。
ネット回線、案外マンション備え付けので耐えられてた。けどやっぱりたまーにクソ低速になってダメ。別回線敷くしかない。
色々整い始めてる気がするけど調理器具が壊滅的。自炊する気なかったので。でも先日の客人にフライパンくらい買っとけ（酒の肴のため）という意見があったので、後々になってフライパンは入手。あと包丁、炊飯器も。そんなつもりなかったのに俺どんどん家庭的になっていくぞ？アイデンティティ失うぞ？みたいな心配は実際に飯作ってみてからにしたい。
ちなみにキッチンはクソ狭い。

自宅で一番の面白ポイントはベッドの高さ。今日もまた、70センチの高さに飛び乗って眠りにつく。

以 上

いつでもお待ちしております