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私が地球で学んだこと 〜カナディアンロッキー8日間の気づきと学び〜
2023年8月、カナディアンロッキーの地に足を踏み入れるチャンスをいただきました。観光ではありません。会社の研修(仕事の一部)として行かせていただきました。
未知の世界を旅するワクワク感と同時に、「私はこの旅で何を手に入れたいのか?」そう何度も自問自答しました。そして自分の中で掲げたテーマは、「どのように生きるのか、探求したい。」というものでした。
そんな思いで参加させていいただいたカナディアンロッキー研修。この8日間の旅で地球から教えてもらった気づきと学びを振り返りたいと思います。
①自然は無条件に与えてくれる
電波が入らない大自然の中に数日間身を置いて感じたことは、「自然は無条件に与えてくれる」ということです。何があっても、太陽はエネルギーを出し続け、1万年前にできた大氷原から水の恵みをいただき、植物は私たちに必要な酸素や栄養を無条件に与えてくれます。
仕事においても、人生全般においても、「私は与えていただいてばかりだなんだな、、、」と省みて思いました。そして、感謝や優しさ・思いやりというエネルギーを損得勘定や自分都合で与えたり与えなかったりではなく、もらったから返すという交換条件でもなく、大自然がそうであるように、先に与える存在になりたいと思いました。
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写真は社長のやまちゃん、専務のけんちゃんと(^-^)
②自然は他者をコントロールしない。そして自然には肯定的な意図がある
大自然の中をロングトレイルしながら感じたことがあります。
自然には
「こう思われたいから頑張ろう」という力みや、
「大きく見せよう」という虚栄、
「こうしなければいけない」という緊張や、
「こう思われたくない」という不安、
「こうでなければいけないという」焦りが一切ないということです。
そう思って自分の言動を振り返ると、「こう思われたい」「こうしなければいけない」と、まるで自分や誰かをコントロールするかのように、不自然に力が入って生きていることに気づきました。
さらにロングトレイルを続けて感じたことがあります。自然には、未来がより良い世界になるようにという肯定的な意図があるということです。「調和して、循環して、より良い未来へとつなげていく。そのために、たんたんと役目を果たしていく」大自然の大きな大きな意図を感じました。そして、今回の旅のテーマ「どのように生きるのか」という問いに対するひとつの答えを地球から教えてもらった気がしました。
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③安全と挑戦
今回の研修では標高2830メートルの山をピークハントしたり、断崖絶壁の山あいを縦走したり、都市部の生活では無いような危険を伴う体験をしました。決して運動神経が良くない私にとっては、強風で煽られたらふらついてしまう、、油断して足を踏み外したら転げ落ちる、、、と、不安を感じる険しい場所がたくさんありました。
そんな私たちをサポートしてくれたのが現地の山岳ガイドチームです。彼らが大切にしているのは、「安全と挑戦」。『安全だと思えるから挑戦できる。そして、挑戦するから達成した喜びと見たことのない景色がある。』その言葉を聞いて人生も仕事も一緒だと思いました。
今、新しいチャレンジの機会をたくさんいただいていますが、安心できる家族や仲間がいるから挑戦できること、新しい挑戦があるから達成した喜びや成長があり、新しい世界が拡がるんだと気づかせていただきました。
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④ソフトフォーカスで物事を俯瞰する
携帯もパソコンも見ずに大自然の中で過ごして気づいたことがあります。それは、日常つい近視眼的に物事を捉えていたり、短い時間軸や自分の狭い世界観の中で判断していたり、特定のことにフォーカスしすぎているということです。
今回の旅では、3000mクラスの山々を縦走しました。目の前に広がる美しく雄大な景色をぼんやりと眺めながらゆっくりゆっくり歩いている時にふと思いました。
「鳥の目には、いったいこの世界はどう映っているのだろう、、、?」
「もし神様がいるとしたら、今の地球に対してどう感じているのだろう、、、?」
自分の世代だけではなく長い長い時間軸で物事を見ること、自分の目線ではなく鳥の目や神的存在のような高い視座で捉えること、自分以外の人や自然からいただいている思いやりや優しさに思いを馳せること。
「目に見えないものを見ることの大切さ」を地球から教えてもらい、このフィーリングを大切にしていこうと思いました。
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⑤ピュアさに勝るものはない!
純度高い大自然の中で数日間を過ごして、ピュアな自然の圧倒的な美しさ、強さ、命を育む地球の愛を感じました。一方で、今までどれだけ自分が不自然な緊張や力みの中で生きてきたか、ということにも気づきました。
大自然も、人の思いも、ピュアさに勝るものは何もない!
誰かの役に立ちたい、人に優しくありたい、いつも笑っていたいというピュアな思いをそのままに、純度高い自分でいることがとても大切なんだと気づきました。
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最後に
「どのように生きるのか探求しよう」とテーマに掲げた8日間のカナディアンロッキー研修。私がこの旅で手に入れた一つの答えは、『与えて、いただいて、お返しして、また与えて、未来がより良い世界になるように、たんたんと動きお役目を果たしていこう』ということです。それが、自然の摂理であり宇宙の真理なんだとカナディアンロッキーの地で地球から教えてもらった気がします。そして何よりも、「人にやさしくありたい」「誰かの役に立ちたい」と純度高くピュアな自分でいることの大切さを学びました。
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仕事の一部の時間をいただいて、地球で学ばせていただいた8日間。
昔は朝から晩まで働いて、競争の渦の中で自分のことだけで精一杯だったのに、会社が志経営に舵を切って、人生と仕事が180度変わりました。
今私たちはありがたいことに、みんなで助け合って創意工夫して仕事の生産性を上げ、生まれた時間を使って社会貢献活動や学びの時間に使わせていただいています。仕事をしながら学び、仕事をしながら地域や日本に貢献する。このような「新しい働き方」が拡がって、大人が働くことを楽しみ生命力に溢れていたら、きっと子供は大人になる事が楽しみになるだろうな、とワクワクします。
そんな世界の実現に向けて、自然がそうであるようにたんたんとお役目を果たして貢献できるように、これからも私らしく取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました(^_-)☆
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櫻井友子(@Sakuraitomoko4)