2024先祖調べで分かったこと【まとめ】
今年も、色々と先祖調べのnoteを書いて参りました。
読んでくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
さて、そこで。
今年は「2024先祖調べで分かったこと」を、まとめて書いてみたいと思っています。よろしければ、お付き合い戴けたら嬉しいです。
数年前から、ガッツリと先祖調べに取り組み。
昨年、先祖調べの先駆者である本家の小父様が亡くなり。
さすがに、大きな発見はもう無いだろう。
そんな寂しさを感じた今年初め。
遂に、気になってきた「遺伝子検査」に手を出したのはnoteに書いてきた通りです。遺伝子検査キットは、遺伝子配列からハプログループと言われる、遺伝子グループから何万年も前の先祖がどのような経路を辿り、日本にたどり着いたのか。
それを調べることが、メインになっているものが多い様です。
私の利用した物は、それにプラスαして遺伝子から『DNAから親族であろう方とのマッチング』を出してくれる。
という、サービスがデフォルトで付いています。個人的には、ハプログループより、DNA親族マッチングが私の目的でした。
戸籍で、分家してしまったり。
傍系で、戸籍から出ていった方々と繋がれば新しい発見の可能性がある。そう思ったからです。ハプログループも、父方・母方と出るのですが。
女性は「父方」を検査出来ないことから、父と私と2人分を申し込んだのがお盆のこと。帰省したついででした。
しかーし、結果が出て呆然としたのが「近しい親族は皆無」ということでした。1番近い方で、遺伝子の合致率が0.4%程度。
想定では「曾祖父母の兄弟の子孫」になるようです。
その上、9割以上の方は「高祖父母の兄弟の子孫」でした。
パーセンテージで言うと0.2%以下。
戸籍で調べても、全く出てこない名字がずらり。
戸籍で出て来た名字の方にご連絡しても、高祖父母の兄弟全員と合致する方はいらっしゃいませんでした。そもそも、高祖父母まで知っている人は、先祖調べしている方以外はほぼゼロでしょう。
ということで、誰か先祖調べをされている方と繋がらないかな・・・。
望んでいた矢先に、0.2%未満の方で先祖を恐ろしくご存じの方と繋がりましたが・・・かすりもせず。
理論上「高祖父母の兄弟の子孫」であっても、必ずしも高祖父母で繋がるのではなく。もっと古い親族の可能性は高いのだろうな・・・と感じた出来事でした。
そして、遺伝子検査熱が下火になった秋。
嬉しいお知らせを知ります。
SNSの先祖調べアカウントで知り合い。
ダイレクトメッセージをさせていただき、色々と先祖のお話を伺い。
「戸籍では繋がらないけれど、古い時代に同じ先祖に繋がるだろう」とお互いに確信を持っている方が、遺伝子検査を受けられる事を知りました。
ただし、我が家は養子なしの実子で繋げている家系。
あちらは、我が家の家系からお嫁に行かれた方繋がりで。
その方のご実家は、同姓ではあるものの。
上の代は、度々養子で繋げているお宅とのこと。
分かっていることは・・・。
明治期狭い「同じ村内」に住み。
共通の名字を名乗っているということ。
それだけで、遠い親戚確定だろうとは思っていたのですが。
遺伝子的に、繋がっているのかは未知数でした。
良く言われる、子供が居なければ後継ぎとして
・同じ名字を名乗る家から養子を貰う
・嫁に行った娘の子供を1人貰う
という暗黙の了解みたいなものがあるようですが、それが有効なのか。これこれで、興味深い結果が出る!ということで。
非常に期待していました。
寒くなった頃、遺伝子検査のアプリを開くと(色々伺っていたので)自分のDNAで繋がる親族の欄に、待ちわびていたお名前が出て来ました!
「きたぁあああああ!!やっぱり親戚!!!」
もう、謎の大興奮でSNSに謎の雄叫び状態を投稿してしまうほど。
その後、お互いの情報を突き合わせ。
徹底的に繋がる場所を調べたのですが(戸籍以上のデータも含め)・・・。
遂に、繋がるご先祖様を見つける事が出来ませんでした。
正直、えぇえええええ。
そんなぁ・・・・(泣)でした。
ちなみに、一致するDNAパーセンテージは
その方のお父様と、我が父の間で0.28%(セグメント2)
私とは0.15%(セグメント1)
どちらも「高祖父母の兄弟の子孫」と推定されるそうです。
現実問題として、父とその方のお父様が、同年代。
普通に考えたら、この2人が高祖父母で繋がると考えて問題無いでしょう。
そう考えれば、私とは高祖父母の両親で繋がるのですよね。
ただ、これは飽くまでも「規定値」話しであって。
結果がイコールであるわけでは無いのでしょう。
2人で戸籍と情報を照らし合わせましたが。
双方の父親の高祖父母だろうね。
戸籍範囲から、飛び出てるから分からないよね。
という結果に。
父の高祖父は明治12年に死亡しており、明治19年式戸籍作成時には高祖父の長男が戸主になっているという状態。
高祖父の子供は江戸期に成人しており。
戸籍に居たのは、長男と二男のみ。
両家のデータを元に。
親の年齢と、子供の年齢を推測すると。
我が家の明治19年式の戸籍で前戸主になっていた、父の高祖父に記載以外の子供がいて。嫁に行ったか、婿に行ったか、養子に行っている可能性が無いと、遺伝子検査を辻褄は合わないこと。
仮に戸籍に書かれていないお子さんが居るとして。
親戚筋の子供の居ないお宅に「養子」として出された方が居る可能性は十分あると思うのです。この家は、男子が多い家の様です。
私の曾祖父も、男5人・女1人の兄弟姉妹だったようです。
もっと言うと、お互いの戸籍を突き合わせてみると、少し先祖の生年月日が兄弟であるとしてもチグハグで有るため。
もう1代上の末子が養子に行ったか。
はたまた、嫁に行った娘が産んだ子供を養子として迎えたか。
想像以上に、こみ入った血族関係がありそうな予感がしています。
色々と頑張って見ましたが、先祖調べをガチにしている同士でも戸籍範囲から出てしまうと繋げるのが困難である。
DNA親族さんは、飽くまでも数値から出した内容であり。
文字通りに、続柄が出る可能性はかなり低い。
そんな結論に達したのでした。
もっとDNAが近い方でも、3代4代遡ると。
女性で繋がると名字が何度も変わってしまうし。
男系で繋がらない限りは、遺伝子検査の結果から繋げるのは困難なのでしょう。
ということで、1つの先祖調べツールとして、遺伝子検査を用いた興味深い事例として2024年の締めに書き記してみました。
でも、でも、でも!
全く知らない方と、SNSで出会い。
同じ、先祖調べという興味を持ち。
話している間に、先祖が近い所に住んで居たと分かり。
「私達、もしかして繋がってる!?」が。
遺伝子で「親戚だよ!」と分かっただけでも、とても有意義な1年であった。と私は思ったのでした。
来年も、先祖調べに勤しんで参ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
追記
実は私が、総本家がどのお宅か知ったのは・・・。
今回書いた方の情報からなのです。
我が家の情報では、一切総本家の情報は有りませんでした。
戴いた情報から、お手紙を差し上げた所。
我が家の墓誌と、総本家の墓誌に共通の方が記されており。
文化・文政期に本家から分家した家であろうことが判明。
そこから、本家の家業をお伺いし。
親戚に聞き込みをしたところ、それを裏付けする話を大昔に聞いたと思い出してくださったことで。
我が家の江戸末期の家業や家庭状況が判明したという事実もあり。
SNSの素晴らしさ。
人とのつながりが、どれだけ先祖調べに大事かを併せて記して置きたいと思います。○様、いつもありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。