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2日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(ついに出港!・ツアー2日目)
新婚旅行で南極に行った記録です。
ついに出航!南極大陸にむかって出航です。
初日は船の中でのオリエンテーション。どんな生活が待っているのでしょうか?
それでは本編です!
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ツアー2日目。ウシュアイアのアルバトロホテル。
外は晴れているみたいだけれど、遮光カーテンでばっちり光が遮られていた。対して朝ご飯会場は3面が大きな窓に囲まれていて、朝日がよく入ってきて眩しすぎるくらい。
朝ご飯会場を見渡すと、欧米系の人が多くみえる。カナダ系の旅行会社で、代理店を通さない直販だけだから、カナダとヨーロッパの人が多いように見受けられる。それにSEOもそんなに強くないのか、わたしと夫も南極ツアーを探していたときに最後に見つけた。
部屋をチェックアウトして荷物を預けて、ボーディングカードをもらった。2人それぞれの名前が書いてあっていよいよかとワクワクしてきた。
レンタカーで東のほうへドライブ。ウシュアイアは朝はよく晴れる町らしい。今日も快晴でとても気持ちいいドライブになった。何があるわけではないけれど眺めのいい未舗装路の海岸を走った。
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町に帰ってきてレンタカーの返却。貸してくれたお兄さんと同じ人が返却の対応をしてくれた。おすすめしてくれたレストランに行ったよと報告した。
パン屋さんでお昼ご飯のスナックを買い、無料のホットチョコレート引換券をホットチョコレートに引き換え、ホテルでウシュアイアからの手紙を出す。北海道最北端の村に住むお世話になった酪農家さんと、婚姻届の承認になってくれた2人と、自分たち宛。
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乗船のための集合時間は15時半。集合場所まで走って行って、無事にツアーの人たちを見つけた。ここからバスで乗船場まで移動して、いよいよボーディング。
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私たちの乗った船は真ん中のやつ。
乗船したら早速お部屋のチェックイン。約10日間を過ごす家。私たちの部屋は広くて大きな窓があった。写真で見ていたより一回り大きい窓だったから、おそらくアップグレードされていたっぽい。
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ラウンジでウェルカムドリンクとスナックがあったので、小腹を満たした。みんな知らない人同士で相席して自己紹介とかしていたけれど、我々は日本語で話しているし数少ないアジア人カップルで2人の世界だからか誰にも話しかけられないでずっと2人でいた。
まずは安全のためのレクチャーで部屋にあるライフジャケットを持って再集合、色ごとに別れたグループに座ってビデオを見て、ライフジャケットを着用する練習と避難経路の確認をした。そのあと部屋に戻ってすこし休憩。夫は荷物を広げて綺麗にいろんな場所にしまいはじめた。
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アナウンスでまたラウンジに戻り、インド人マネージャーによるホテルサービスの紹介、カナダ人スタッフによるクルーの紹介。クルーはみんなそれぞれの専門性を持っていて、自己紹介も個性際立っていて面白い。鳥類の専門家であるスタッフは、みんな舟を降りる時にはバードウォッチングが好きになっているよと言う。彼女は南アフリカ出身のペンギンの博士で、南極にたくさんいるペンギンについて教えてくれるらしい。
イギリス出身の地学博士は、頑固親父みたいな風貌、振る舞い。「ぼくは石と雪と氷にしか興味がない」と言い張り、他のスタッフに「僕が石と雪と氷以外を話したことがあるかい?」と聞く。そしたら皆笑いながらNoと言う。ぶっきらぼうな愛されキャラである。
あとはエンタメ担当のミュージシャン!冗談だと思ったら、本当にただエンタメの担当だった。南極クルーとして参加するのは初めてとのこと。
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この自己紹介の中で、クルーの中にカメラマンがいることを初めて知った。彼は自然や動物の写真をとるプロフェッショナル。これはチャンス!南極でのウエディングフォト、本当はセルフで撮ろうと思ってたけど、プロのカメラマンにお願いできるならこれ以上のことはない。クルー全員の自己紹介が終わったあとの休憩時間、迷わずカメラマンにかけよった。私たちはハネムーンでこの南極クルーズ船に乗っていること。南極でウエディングフォトを撮りたくて、ドレスを持ってきたこと。もしよければ私たちのウエディングフォトを撮ってくれませんか?とお願いした。返事は「ワォ、南極でウエディングフォトなんて初めてだよ、もちろんOKだよ!」と快諾。 よかった〜!どうやって撮るのがいいか相談した。上陸して撮るのは南極の自然保護の観点から難しそう(接地していいのはきちんと消毒された長靴のみと決まっている)ので、今回の航路で一番のビュースッポットを通るときに甲板で撮ろう、ということになった。航海のスピードにもよるけど、だいたい3−4日後になりそうとのこと。どんな景色が見れるんだろう。とても楽しみ。
今回のドレーク海峡の行きは「比較的」波が穏やからしい。とはいえ世界で一番荒れると言われる海峡、波は4メートルくらいあるらしいしそれが3日目まで続くらしいからわたしは警戒している。
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今回は穏やかとはいえ、4メートル上下することを覚悟しなければいけない。
ディナーはフルコース。しかも今日から10日間のクルーズのあいだ、ずっと。とっても贅沢なはなしだけれど、美味し過ぎて太ってしまわないだろうか。レストランのスタッフはフィリピン系の人が多いようにみえる。フィリピンはホスピタリティ専門の学校があって国も力をいれているらしい。
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スープ、前菜、メイン、デザートが出てくる。
食事のあとは、舟の中を探検した。サウナもあったし、見晴らしのいいデッキもパブもあった。小さな船だから、大型船のようなラグジュアリーな設備はないけれど、これぞアドベンチャークルーズってかんじ。
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自然保護のために、南極と接地するものは厳しく制限されている。
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23時舟が揺れてきた。酔い止めはすでに2回飲んでおいた。ひどくならないうちに寝てしまいたい。
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まだ穏やかな海。明日の朝にはどうなっているかな。
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