東京マラソン2021が開催された東京都心で感じたこと
レース結果はもう十分に報道されているのでいいですよね。
キプチョゲすごかったし、鈴木健吾くんも素晴らしい走りでした。
そして約20000人の市民ランナーの皆さんもそれぞれ大会を楽しんだり苦しんだりしたと思います。
やっぱりマラソン大会っていいな、って感じた日でした。
ただその華やかな大会の裏で相当な迷惑を被っている人がいたということをランナーの皆さんは知っておいた方がいいし、合法的にではありますが道路を長時間封鎖して街の中を走ることができるということに対して、もっと感謝の気持ちを言葉や態度で表した方がいいよなあと、今回は(も)参加できませんでしたが一人のランナーとして強く感じました。
やっぱり迷惑ですもん、マラソン大会。
ある意味で大会が行われている最中は社会生活がストップしちゃいますからね。
もちろんあらかじめ何ヶ月も前から告知していますから、当日に「マラソン?道渡れない?聞いてないって!」と言われても、いやいやもうずっと前から案内してますって!という話になるとは思いますが、興味のない人にとってはそんなもんだと思います。
道が渡れない!
約束の時間に遅れる!
なんでコイツらのために遠回りしなきゃいけないんだ!
残念ながら今回もそんな場面を何ヶ所かで見かけました。
それに対して自分は悪くないのにひたすら謝っているボランティアの方々。
みている方が辛くなってくる光景です。
ランナーの皆さんは華やかな大会の裏でこういう事が起きているのを知ってるのかな?
知っておいてほしいですよね。
いや、知らないといけないですよね。
そうじゃないと今後マラソン大会が文化として根付いていかないような気がしちゃうんです。
もっともっと「走らない人」に対して走ることや走る人への理解を深めていただくためには、ランナーは今よりもっと感謝の気持ちを表現していかないといけないですよ。
ボランティアの方々に対してだけではなく、走らせてくれている一般市民の方々に対して。
興味のない人は当日観にも来ないから、感謝を表現する手段はなかなか難しそうですけどね。
でもこれをやっていかないといつまでたっても走る人だけが騒ぐというただの「ブーム」のままで、その内に昔のような状態に戻ってしまうような気がするんですよね。
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