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2023年 初夏 北海道⑧〜根室本線「幾寅駅」「布部駅」

とても現役の駅とは思えない廃墟と見紛うような荒れ果てた姿だった落合駅の次に寄ったのが、おとなりの「幾寅駅」だ。

残念ながら両方面とも電車は来ない

ここは映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台になった駅で作中では「幌舞駅」という名前で登場している。

実際の駅名より大きく幌舞駅の名前。
幾寅駅の表示は申し訳程度に右上部に。

自分は映画を観るのがとても苦手(暗いと寝てしまう)なので「ぽっぽや」も観たことがなかったけれど、たまたま今回の旅の数日前にテレビで放送していて後半の部分を少しだけ観ることができた。

映画についてはここで語ることはしないが大好きな北海道が舞台、一度しっかりと観ておきたいなと思った。

映画の舞台を再現された駅長室には
高倉健さんの写真が
駅舎内でロケのセットを見学できる
映画好きな人にはたまらない
最後の雪のシーンを思い出した
高倉健さんのサイン色紙
実在する駅名と架空の駅名が混在
高倉健さんが実際に着用していた駅長帽

根室本線が不通になっている今は駅としては使われていないけれど、おそらくロケ地目当ての観光客のためにホームもとてもきれいに維持されている。
駅前にはロケで使われたセットも残り、来春に廃線になったとしてもこの幾寅駅は「幌舞駅」として今後も残されていくような気がした。

駅舎保存に役立つことを祈り購入


次に訪れたのはドラマ「北の国から」のロケ地である「布部駅」だ。

布部駅舎と倉本聰さんのメッセージ

第一回の放送で五郎と純、蛍が降り立って草太兄ちゃんが3人を迎えに来た駅がこの布部駅。

この写真を見てドラマをまた観たくなった

ドラマの舞台である富良野市麓郷はここから車で30分ほど。
麓郷には数えきれないほど行っているので今回はパスしたけれど、ドラマ始まりの地である駅のホームに立って数々の名場面を思い起こしてみた。

街中にある富良野駅から一駅で
周りは一気にのどかな風景
こちらは現役の駅として今も活躍中
ここもドラマのロケ地として
廃線後も残っていけるといいんだけど
87初恋 89帰郷 が自分の推し

ここ布部駅も根室本線の富良野〜新得間廃線に伴い来春には廃止になってしまう。
五郎さんもあちらの世界であの独特の口調で悲しんでいるんでないかい。(←北海道弁風に笑)


その後は富良野市街地に移動。
昼を富良野駅近くの富良野マルシェで食べてから、今日の一番の目的地である中富良野の「ファーム富田」に向かった。

続く

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