55歳のオッサンが1ヶ月半の間隔で100㌔マラソンとマイルリレーにチャレンジしてみた⑥
4継チームがしっかりとバトンを繋ぎ雨中の接戦を制して見事にトップでゴールした。
タイムは51"45。
やったぜ!という気持ちを感じるのと同時に、やっべー、、、マイルも頑張んなきゃ、、、というちょっとしたプレッシャーのような感覚に襲われる。
ストレッチや身体を冷やさないように軽いステップを続けているうちに、4継を走り終えて次のマイルも走る二人のメンバーがスタート地点に戻ってきた。
祝福の声をかけてハイタッチを交わす。
誰からともなく「マイルもトップ行きましょう!!」という声が出る。
もうこうなったら、心を決めて走るしかない。
前に行われるレースを見ているうちに、ほどなく自分たちの走る組の順番がやってきた。
係員の人の合図で6組24人全員がトラックに入りホームストレートを軽く流す。
スパイクの紐、大丈夫。
メガネの揺れ、大丈夫。これ結構重要。
腿は。
大丈夫と思うしかない。
笛の合図が鳴り第一走者が各レーンに入り、第二走者は各レーンのバトンゾーン付近に、第三走者とアンカーはゴールライン近くのバトンゾーン付近にそれぞれ待機。
雨は先ほどより少し強くなってきた感じ。
チームごとのメンバー紹介が場内に流れる。
電光掲示板にも全員の名前が掲示される。
わあ、国立競技場の電光掲示板に名前出てるよー!誰か写真撮ってくれてないかなあ。
こんな経験、もうないかもしれないのになあ。
残念。。。
スタート直前の緊張感に包まれる中、そんな事を考えている自分。
余裕あったのかな。
24人、全選手の紹介が終わる。
一瞬の静けさの後に長く笛が鳴りスターターの声が響く。
「オンユアマーク、、、」
その声に促されて第一走者がスタートラインに近づき、クラウチング姿勢をとる。
雨、心なしかまた強くなってきた。
「セット、、、、、、バン!!」
乾いた号砲と共に6人のスプリンターが弾かれたように各レーンを走り出してゆく。
4分余りのオッサンたちの戦いが幕を開けた。
⑦に続く(やっと走り出した〜笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?