えちご・くびき野100キロマラソン2022 ⑤
2つ目の峠の下りもキロ6分弱程度のいい感じのスピードで走り切り、47.4キロの安塚B&G海洋センターエイドに到着。
ここはレース前に預けたトランジット袋のひとつ目がデポされているところです。
そしてこのトランジット袋の魔法のようなピックアップがくびき野名物。
どういうことかというと。
ランナーがエイドの敷地内に入った時には既にボランティアの地元の中学生がそのランナーが預けた袋を手に持って立っていて、「おつかれさまです!!」と手渡してくれるのです。
え?オレ今来たところだけど!?
なんでオレの袋持ってるの?
極端な話ではなく、本当に敷地に入った直後に、です。
スゴい!マジック!!
このカラクリは以下の通りです。
・エイドの何百メートルか手前の地点に立っているボランティアの方が、自分の前を通過したランナーのゼッケン番号を無線でトランジット袋管理の担当者に連絡
・それを聞いた中学生がすぐさま大量の袋の中から該当の袋を探し出す
・ソッコーでそれを抱えて体育館の外に走り出す
・ランナーがエイドに到着するときには既に探し出した袋を持ってドヤ顔で待ち構えている
という素晴らしい連携プレイ!
前回体験してこれを知っていた僕でさえ2度目でも感動するくらいですから、初めてこの連携プレイを体験した周りのランナーさんは「え??なんで?なんでもう持ってるの??え?すげーんだけど!!」と驚愕しまくり(笑)
中学生たち、学校休みの日曜日に本当にありがとうございます!
そして僕はここで袋の中に入れておいたシューズに履き替えます。
数日前に購入したばかりのHOKAに履き替えて、峠を2つ越えて少し疲れの溜まってきた脚を新品のフワフワシューズにサポートしてもらおうという作戦。
いそいそとシューズを履き替え、袋にはここまで頑張ってくれたブルックスシューズを入れます。
そして流石に痛みの出てきた脚でヨロヨロと立ち上がるとすぐに中学生が近寄ってきて「もう袋大丈夫ですか?よろしかったら預かります!」と。
もう泣けてきます。
ホントになんなのこの至れり尽くせり。
今思い返しても鼻の奥がツンとします。
本当にありがとう、みんな。
なんていい子たち。。。
感動に打ち震えながら美味しいくじら汁を堪能。
もちろんおにぎりにミニトマトのスペシャルセットもお腹に放り込みます。
エイドでちょうど一緒になった新潟のラン友さんと「じゃあ、残り半分行きますか!」とスタート。
まだ正確には半分と少し残っていて峠もまだ4つあるけど、このエイドで感動したり食べたり飲んだり友だちと話したり写真撮ったり。
いろいろとエネルギーを充電できてフルパワーで3つ目の峠に向かいます。
⑥に続かせるぞ笑
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