日が落ちた遊歩道で怪しいオッサンだったこと
昔から人の動きを自分の目で見てそれと同じ動きをする、ということが苦手だった。
だから例えばスタジオでエアロのレッスンを受けると身体よりも頭が疲れてしまって、身体に汗をかくというよりもどちらかというと脳に汗をかいていたような気がする。
昨日久しぶりに陸上短距離のドリル練習をした。
場所は近所の遊歩道、時刻は午後6時。
スマホでYouTubeの動画を見てその動きを実践してみたけど、周りから見たらおそらく「え?どーした?このオッサン」的な光景になっていたことは想像に難くない。
「なんか痙攣してない?」「え?大丈夫?」
暗くなってきた遊歩道にそんな怪しい動きの短パン中年がいたら、一歩間違えれば通報案件。
ヤバいよヤバいよ。
映像を見る限りではどの動きも特に難しそうには見えず、もっと言えば簡単で誰にでもすぐに出来そうな気がする。
ところがいざ自分がその動きをしようと思うと、まず一歩目が出ない。
驚くことに一歩目が出ないのだ。
「えーと、、、左を出して、右は高く上げる感じ?で、その後は左で2回軽く跳ねる感じ?んで、次は脚を入れ替えてって感じ?」
とにわかに感じ感じ男になりつつ脳ミソはフル回転。
ただ残念ながら足は動かない。考えすぎ(笑)
でもそれでは脳みそが汗かくだけでなんの練習にもならないので思い切って「えいやあ!」と一歩を踏み出してみるものの、あらビックリ完全にタコ踊り状態。
やっている自分が笑い出したくなる始末。
ああそういえば前職でエアロのレッスンに参加していた時、他の参加者が後ろを向いた時になぜか自分だけ前を向いていて(正反対の動きになっていて)、前の人と目が合い吹き出されることがよくあったなあ。
そんなこともあったからパンプ以外のレスミルズライセンスは断念したんだった。
陸上のドリル練習もリズム感及び左右空間認知的なセンスが必要なんだよなあと思い出した、寂しい晩秋の遊歩道での出来事でした。
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