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拾った5円

面接に向かう途中、上野でぽつんと落っこちていた。

踏まれて痛かったよね。

今すぐ仲間のところに返してあげるからね。

心でつぶやきながら

小銭入れにそっと入れる。


五円硬貨は「穴あき銭」と呼ばれ、「見通しが良い」と言う意味でも縁起の良い硬貨。

なんで穴が開いてるのか調べてみた。

昭和24年に急激なインフレが起こり、硬貨の原材料を節約する必要があったため、当時の硬貨の中で一番大きかった5円玉に穴を空け、原材料を節約した。


50円玉が穴の空いた形状になったのは昭和34年のこと。
それまでの50円玉は穴が空いておらず、100円玉と同じくらいの大きさで紛らわしかったため、穴が空けられるようになった。


つまり、5円玉の穴は原材料を節約するため、50円玉の穴は100円玉と区別しやすくするために空けられたのである。

なるほど。

そんなことを調べつつ

なんだか嬉しい&ワクワクした気持ちで面接へ。(単純)


そして受けた写真関係の面接はいい感じ。

ぜひこちらでお世話になれたら嬉しいな〜と。 


翌日。

採用のご連絡と、研修日程のお知らせが。

月末からお仕事開始。


「ご縁」があったのかな。

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@上野公園 不忍池

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