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【ネタバレ】オホーツクリメイク感想

ども、やまおです。「オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~」いわゆるオホーツクリメイクの感想をnote上げようと思ったのですが。
前回の笑み男と同じように評価点・問題点に分けて書いても何かしっくりいかず。さらにレイアウト構成でも悩みに悩んで時間だけが過ぎていき・・

どうすっかなぁ・・とたどり着いた結論が
もう思いついた順で書いて、感想は一番下に押し込む」でした!
時間が掛かりすぎて本当に申し訳ありません( ;∀;)
前回以上に乱文ですが気楽にご覧いただければと思います!


・グラフィック

釧路駅
札幌すすき野
コロポックリ(食材がおいしそう!)

どの場所もグラフィックが丁寧に描かれていて、北海道へ行ったことがない者としてはイメージがとても掴みやすくなりました。もちろんFC版のグラフイックも頑張っていましたが、現行機種になるとこんなにも表現力が豊かになるんですねぇ・・・。


・まりなさん

私はアドベンチャーゲームや楽しみにしているゲームに関しては基本的にできる限り情報をシャットアウトするタイプなのですが、まりなだけは公式Xやゲームサイト等で確認していました。

初回プレイ時に名前が「まりな」と判明し、ほほー、まりな。
ん・・まりな・・?まりな・・なんか名前に既視感が・・うーん・・・あ。

まりな+


脚組み=


まりな!


謎は解けた!!!!!!

・・いやいやいや。なにもアケミの脚組みを出さなくても、すぐいたストのまりなと同じ名前だ!というのは分かりましたけどね!w

それにしてもシュンと真紀子の娘だったとは驚きました。作中では定年前のボスと一緒ということもあり落ち着いていて丁寧な言葉遣いをする彼女ですが、釧路駅前でシュンに制止された「ニポポ人形の謎を解かない限り解決したとは言えないので捜査を再開したい!」と言ったときは「ああ、やはり芯の強いシュンと真紀子の娘なんだなぁ」と思わされましたね(´∀`)

ちなみに・・

コマンド表示が必要ない場面ではこのようにセリフが吹き出しで表示されますが、背景もキャラもスッキリ見渡せるのはとても良いですね!


・驚いたこと

1.漢字が判明

知床五湖のカップル。FC版ではひらがなでしたが・・・

「おのとくこ」はまぁ普通というか。「とく」はひらがなだったんですね。


!?!?!?

いもちくにおさん?!確かにFC版ではどんな漢字を書くんだろう?とは思っていったのですが・・「井用」と書いていもちと読むんですなぁ。
※ちなみにPC98版では「井持 邦雄」表記の模様。
※「井用」は普通に苗字で「いよう」読みもありました。

そして、何といっても・・・・




ファッ?!

えっ?!漢字だったの!??「まりも屋」じゃないの!???

何気に今作で一番驚いたコトかもしんない・・w


2.網走の犬の散歩

調べるとボイス入りで反応があるとは。(ご丁寧に犬までボイス入りw)


追加シナリオではまさかのお孫さんも一緒!ちゃんと犬の種類も違うw

シュンと同様にやっぱり犬に怒られるのね・・w


3.浦田の告白時の人物像

おくむらきすけ

奥村ってこんな顔だったんですな!

この場面、FC版をプレイしたときはまだ子供でしたからテキスト+一枚絵では内容を理解するには難しかったんですよね。
今回のリメイク版では各人物の顔と名前が表示され、各人がどんな行動を行ったか分かりやすくなりGJでした。(行動を取った人物はカラーになるのがさらに良き!)


そういえば、真紀子の妹のゆかりの姿も真紀子が持っていた写真以外では初めて確認できましたね。シュンが言っていた通り美人さん系の顔立ちでしたが、事件直前のシーンだったのが悲しい・・・・(T_T)


4.ボスの単独行動

この後にシュンがすぐ加わるので期間としては短かったですが、ボスが単独で行動をするという珍しいパターン。振り返ればポートピアでもオホーツクでも相棒が離脱することはなかったため、かなり新鮮でした!


5.バスタオル

・・・ありましたなぁ・・追加シナリオにも・・。

ただねぇ....この場面に遭遇したとき、なぜか「私も歳食ったなぁ.....」と感じてしまったんスよ・・wなんでやろうなぁ・・と思わず苦笑いw


・原作ネタ

追加シナリオでは、先の「網走の犬の散歩」や「バスタオル」のように原作ネタが散りばめられていたのも楽しかったです。オホーツクといえばそりゃありますよね~wという代表が……

3Dダンジョンですよね(´∀`)苦手な人にもきちんと配慮された(敵に見つかってもUターンで逃げられる)優しさが五臓六腑に染み渡ります。( ;∀;)

ヒロインの片方の靴が落ちているのもお約束?w


ただ、それにしてもまさかなぁ・・・



もう1つあるとは思いませんでしたわな・・・w

しかも何故かRPGになってるし・・!これが「ヒグマクエスト」か・・・


・で、ようやく感想に

いつものように個人の感想なのでご容赦を<(_ _)>

1.発売前
実は発売前の期待値は個人的に正直そこまで高くなかったんです。
追加シナリオはおまけ程度のものなのかなと思ってましたし。

何より公式のモブキャラの声優が次々と発表された際の「誰やねん...」オンパレードはさすがに虚無でした・・パッケージ版の価格も特典があるとはいえ、結構強気なお値段設定だったので余計に不安が・・・。最悪、特典のLoginが楽しめればいいかな( ;∀;)という覚悟でした。


2.蓋を開けてみれば

いや、本当にすみませんでした!!!!!(土下座)

追加シナリオまでクリアした感想は、まさに「これでいいんですよ!」的な綺麗な終わり方でした!
ただ、エンディング直前の最後の三択は驚きましたね(笑)
最終的なEDには変わりがなかったわけですが、皆さんが初手どれを選択したのかとても興味がありますね!

ちなみに自分は「海に沈める」を選びました。流れ的にもしっくり来そうな感じがしたので!


3.FC版の表現
ゲームを始めた際に「リメイクである本作品の特性に鑑み、原作へのリスペクトとして1987年当時の表現をあえて忠実に再現」(※抜粋)と表示されたときは、心の中で拍手していました!wいろいろ煩い世の中だけによくやってくれたなぁ・・と。(ていうか他のリメイクゲームでもこの一文を載せればいいんじゃ?)


4.追加シナリオ
ファミ通のインタビューでは「(ボリュームは)もっと小さかったが、作っていくとどんどん膨らんでいって、ちゃんと1個の事件になった」とありましたがこれは本当に大英断でした!!殺人事件がなくとも本当に1個の事件になっていたし、この長さになったことと丁寧に作られていたことでかなり満足度が高くなりました。


5.ボイス関係
最初はボイスオフも覚悟してたほどでしたが(ゲーム開始後、すぐに設定を確認した)メインキャラはプロの声優さんだったこと、モブキャラもセリフ数自体が少なく(極一部を除けば)入り方も自然な感じ(高橋名人の担当が誰かさえ分からなかった)だったので、プレイ中はほとんど気にならず遊べてホッとしました。
(でも、公式悪ノリは今回でカンベンな!)


6.懸念点
リスペクトゲームなだけに、あまり書きたくはないのですが・・(苦笑)
気になる点もあったのでこちらに記載します。

・システムデータの作成がない
最近のゲームには必ずあるシステムデータがないのは気になりました。
これがない=クリアデータも作成されない=クリアした証がない(☆マークが付いたり、タイトル画面が変化する等)というのは少し寂しかったですね。

さらに言えば周回プレイする際に、記憶のかけらが取り直しになっちゃうのが残念なのと、システムデータが別にあれば、タイトル画面で「おまけ」の項目を作ってBGMや人物相関図、捜査マップをそこでも視聴・閲覧できるようにすれば便利でしたかね。(BGMに関しては猿渡家のリビングでも聞けますが、メニューからサウンドテストで聞ければ・・!)相関図もマップも良くできているのでとてももったいないなと思いました。

・ロードがない、過去ログがない
特定のファイルをロードしたい場合、一度タイトルに戻らなければならず
地味に面倒でした。
過去ログがないのも現在のゲームにしては不便かも。

・BGMが軽い(1987年版)
特に人気が高い曲(殺人のテーマ、東京、北の出逢い(北海道序盤)、北の波涛(同中盤)、追跡(同終盤)、救出、真相※)ほど軽い感じがしました。これらの曲はメロディラインがかなり弱くこうなってしまったのかなという印象。(ていうかFC版があまりにカッコ良すぎるので音選びも難しかったかと・・あれは凄すぎる・・)
※FC版のあの画面とBGMがトラウマ級のため、あえて表現を弱めにしたとどこかで見たような気が・・?

もちろん良好なアレンジも多くあったので個人的お気に入りも記載。
オープニング、ネームエントリー、プロローグ、ルブラン、すすきの人生
真紀子、菊奴、とく子、めぐみ、彷い、ファイティングシュンスケ

一方で2024年版のBGMについてはかなり良好でして、「新たな扉」や「涙のニポポ人形」がお気に入りです!(真紀子2024、めぐみ2024、彩のテーマも好き)


・終わりに

アドベンチャーゲームやリメイク作品の発売が活発になっているとはいえ、令和の時代にまさか「オホーツクに消ゆ」が遊べるとは思ってもみませんでした。
謎だった浦田が無期懲役で服役していた理由についても、実に丁寧な形でまとめてくださった全ての関係者の皆様には感謝の念しかありません。
(堀井さんが原作シナリオを書いた際、どのような理由で浦田を無期懲役で服役中という設定にしたのかは気になるところですが・・!)

というわけで、堀井さん原作の新作推理ADVゲームをできればもう1本遊んでみたいなぁという夢を語って終わりにしたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

2024.10.23 初稿
2024.10.24 一部内容追記、文章修正

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