ラーメン殺人事件?

先日、久々にラーメンを食べました。
3年ぶりくらいでしょうか。
食べたの札幌市内の某店、ショッピングセンタにあるようなチェーン店です。

久々に食べたラーメンは、ちょっとしたカルチャショックでした。
まず麺の食べ心地が独特です。蕎麦とうどんともパスタとも違う、人工的な弾力を感じる質感。
強いて言えば、白滝に似ているでしょうか?
まあ、店によって違うのでしょうけれども。

ソレニシテモ。
麺や具はまだいいとして、あのツユの塩辛さ、脂っこさは一体何事でしょう?
ツユの表面を見たとき、輪ゴムが浮いているのかと思ったら、脂の膜でした。
ギトギトしていて、とてもこのツユで顔を洗う気にはなれません。
ましてや、髪の毛を洗う気にはなれません。
( その店のラーメンに問題があったのかもしれないが )

麺に絡むツユの味は塩辛く、海水のようです。
西郷翁ならば、「海でおぼれたごたる」とつぶやくとこでしょうか。
とてもこのツユでコーヒーを入れたり、ご飯を炊いたりする気にはなれません。
( その店のラーメンに問題があったのかもしれないが )

総じて、とても人が食べるものとは思えませんでした。

とは言い条、若い頃はそういう塩辛くて脂っこいコッテリしたラーメンを大喜びで食べていたのも事実です。
若い頃は人間ではなかったのかも知れません。

トコロガ。
驚いたことに、隣のテーブルの男女は、あの塩辛い脂っこいギトギトしたツユを残さずに飲み干していました。若者ではなく、四十に手が届こうかという年に見えましたが、いったいどういう感覚をしているのか。
毎晩々々、ラーメンのツユで風呂に入り、ラーメンのツユでいれたお茶を飲み、ラーメンのツユにつけたラーメンを食べているのでしょう。

散々に悪口を言いはしましたが、前述の通り若い頃はそういうラーメンを平気で食べていました。
しかも高校生だったころ、そういうラーメン店に母親をつれて行ったことがあります。
当時は気がつきませんでしたが、脂っこいラーメンだったのでしょう。
母は「私にはちょっとねえ…」と苦笑していました。

あれで寿命を縮めたかな?