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キック研究会Vol.1

今回の実験内容


実験会後に参加された方へお送りした、今回の収録音源内容と写真を整頓したpdfはこちらとなります。

今回はマイクの種類や位置、様々なミュート、ビーターの違い、インシュレーター比較などなど、ドラマーさんや日頃ドラムRECをされている方々もご参加いただきとても濃い実験会となりました。

インシュレーター(防振グッズ)

中でもインシュレーター(防振グッズ)などは、その場での聴感上の感覚を体験できたことは良い経験となりました。収録音源でこの感覚を得ることは難しいかもしれませんが、次回の研究会は「アンビ研究」としてその場の空間自体の響きやドラムセット全体に対する響きを実験してみようと思いますので、こういった体感も間接的に繋がっていくこともあるかもしれません。

ビーターも色々と変えてみました

ビーターの違いでも音はかなり変わりますね。

ドラマーさん同士で「これはこうだよね!」「わかります!」と一瞬で通じ合う感覚があるようで、そういったドラマーさん同士の会話を聞くことができたのもありがたかったです。

ドラマーさんの感覚を少しずつ自分なりに翻訳していけるようになることが、この研究シリーズでの個人的な目標の一つだったりします。

元々の足を使わず、フロントヘッドのフープに足をつけてみたり

エネルギーが抜けていく位置を変えることで何かしら音にも変化はあるはず!と、実験協力いただいたドラマーさんの発案でキックの足も変えて実験してみました。

打面側ヘッドはエッジ部分がミュート効果のあるダブルフィルム構造

また、今回ヘッドの違いでも音は変わるのだろうなということが想像できました。

シェル内に入れてあることの多い毛布を外して完全ノーミュート状態から実験を始めていき、少しずつクロスでミュートをしたりジェルミュートやガムテープミュートなども試していきましたが、今回利用したスタジオの常設ヘッドはそもそも打面側がミュート効果のある種類だった為、ミュートによる変化のようにヘッド自体でも音は変わりますよとのこと。

どういう部分が音にどういう変化を及ぼすか、その構造が一つずつ分かっていくと「じゃあこれをこうしたらどうなるだろう?」という新たなイメージが湧いてきて楽しいですね。

こういった実験の考察や分析、収録音源を混ぜてみていくつかプラグインをかけてみるとどういう変化が起きるかなどのMIX実験など、このキック研究会は少しライトな内容で動画を随時作成していこうと思います。


収録音源ダウンロード

今回も、実験会参加費と同額の1000円で収録音源をダウンロードいただけます。ご検討の方は本記事上部からダウンロードできる内容詳細pdfをご参照の上でご購入いただければ幸いです。

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