見出し画像

フィギュアスケートはじめました #3 趣味との両立はむずかしい

 2回めのレッスンの後にスケート靴を購入して、一般滑走で滑ってみようと思っていたのですが、既に一般滑走の時間は終わっていました。
 神宮外苑スケート場、一般滑走は土日祝日の12:15~14:00だけでした。しかも滑走券は事前販売のみ。まさかアソビュー!でチケットが販売されているとは思ってもいませんでした。
 となると平日は江戸川か!? と思って調べてみました。江戸川の一般滑走、月・水・金は18時まで、火・木は20時まで。在宅勤務で17時に仕事を終わらせることができたらギリギリ1時間くらい滑れるかな、といった感じです。しかし瑞江駅行きのバスの時刻表を調べてみたら、20時台は1本、21時台は2本。ハードル高いな……。
 超初心者なのに、いきなりリンク難民です。できれば平日に一度練習したいんだけどな……。せっかく大江戸線で1本の場所に職場があるんだけどな……。日曜日か祝日に行けばいいだけな気もするのですが、他にもやりたいことがあるし、何にもしたくない日もあるのです。

 #3 にしてぶつかった問題。趣味のひとつである、ラグビー観戦です。日本対オーストラリア、2年ぶりに開催される国内でのテストマッチ。キックオフは13:30、レッスンは13:15~14:00。この日は私の御贔屓のチームに在籍している選手たちのなかから、日本代表を目指してコロナ禍でも帰国せずに頑張ったふたりが、日本代表として試合に臨む日になりました。しかも御贔屓中の御贔屓が、念願のポジションで先発することにもなりました。休みてぇ。と思いつつ、今月は既に仕事がらみで1回休んでしまったので、泣く泣く前半は諦めました。

 おろしたての靴を履いてスクール生の集合場所に向かったら、みなさんが喜んでくださいました。予想外の反応でした。まだまだ足手まといなのに。今日なんて一般滑走の自主練習はサボると決めているのに。レッスン終わったらすぐに隣の駅のスポーツバーに行くと決めているのに。

 体を動かすことは健康に良い。そんなことはわかっているのですが、スポーツが苦手な人間にとって、プールやスポーツクラブはとてもハードルが高い場所でした。
 前々職のときに通っていた近所の温水プールは、公立中学校のなかにあるためか閉まる時間が早く、前職のときに断念しました。
 家から最も近いところにあるスポーツクラブは常時トレーナーがいないところだったのですが、バイクのサドルの高さや角度等をこまかく指摘してくる人(おそらく一般人)がいつもおり、無理だと思って会員証を捨てました。
 前職のときに法人会員として通い始めたスポーツクラブは、トレーナーに組んでもらった初心者向けのメニューをアプリに登録して、それを見ながら体をうごかしていました。しかし転職を機に法人会員でなくなり、それなりに費用がかかるため、所在地の区民割引があるスポーツクラブに入り直しました。でもそこも、コロナ禍で在宅勤務推奨になったため、断念しました。

 フィギュアスケート、始めるまでのハードルはものすごい高いです。そもそも2年待ちました。初期費用は約5万円。週一回、45分のレッスンの月謝は約1万円。初心者向けと言いつつ私以外は全員バックで滑ることができて、おそらく半分以上の人はスピンもできて、もはや初心者って何!? って状況です。
 でも先生方は私のレベルに合わせて、歩き方やひょうたんから教えてくださいます。費用は別途かかりますが、予約を取れたら個人レッスンも受けられます。運動が得意でない私が、四十四歳ではじめるのに向いているスポーツだったのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?