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Netflix『さよならのつづき』の感想(辛口)
Netflixオリジナルの日本ドラマはほぼ全部観ている私が、最近公開されたばかりの有村架純、坂口健太郎主演『さよならのつづき』を観終えたので、感想を書いてみたいと思います!
まず、私の中で和製ネトフリドラマの頂点に君臨するのは、「地面師たち」でも、「サンクチュアリ」でもなく、ダントツで『First Love 初恋』です。このドラマについては、渾身のレビューを過去に書いているので、よかったら読んでくださいね。
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『さよならのつづき』も『First Love 初恋』と同じく、制作にお金と労力が掛かっているな〜、とスタッフの本気度が伝わってくるようなハイクオリティのドラマでした。
俳優陣の演技も完璧だし、映像も綺麗で、音楽も素敵でした。
ハワイや北海道の自然の美しさが最高でしたね。そして、コーヒーの奥の深さが、味わい深さがとっても伝わってきて、本格的なコーヒーが飲みたくなりました。
人生を明るく、笑顔を絶やさないように生きることの大切さを教えてくれるようなドラマでした。
・・・「良い感想」は以上です!
(ここからは辛口の感想になりますので、読みたくない人は画面を閉じてくださいね)
では辛口の感想を始めたいと思います。。。
脚本がイマイチだった!!!
(あくまで個人の感想です)
今回の出演者の中で、私が一番輝いていたと思ったのは、中村ゆりさんです。
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いや〜、こんな綺麗な奥さんいたら、たとえ他人の心を持った心臓を移植されても何回でも惚れ返すでしょ
そして、
心臓を移植された成瀬(坂口健太郎)が、素敵な奥さん(中村ゆり)がいるにもかかわらず、心臓が持っている記憶によってさえ子(有村架純)を好きになってしまうストーリーは、いささか安易すぎるというか、強引すぎる気がしました。
いや、もちろん、二人の関係が醸成されるためのシーンはたくさん描かれてはいたんですが、「え、そんなにも頻繁にアクシデント起きる?」ってなくらいに、短期間に急接近しすぎなんですよね。
というか、
既婚者の成瀬がさえ子を駅のホームで待ち伏せしたり、家の近所まで来たり、挙げ句の果てにハワイまで追っかけてくるって、普通にストーカーですよね。坂口健太郎がイケメンだから許さるかもしれませんが・・・
とにかく脚本が不自然すぎた!
俳優の演技は最高だったし、映像もとても綺麗だっただけに残念でした。
ちなみに、脚本を手掛けたのは岡田惠和さんという、日本ドラマ会の重鎮みたいな人で、数々のテレビドラマの脚本を手掛けている人ですが、残念ながらその作品群の中に私の好きなドラマは一つもなかったです。
というか、「心臓を移植されて、元の心臓の所有者の記憶が乗り移る」という設定は面白いと思うのですが、それが単純に恋愛だけのストーリー展開になってしまったのが面白くなかったです。恋愛以外にも、仕事とか、人間関係とか、色々広げ方はあると思うのですが。
そして、もっともまずかったのは、 最終回のラストで成瀬が死んでしまうことです。・・・なんていうか、この行き場のないストーリーにオチをつけるために無理やり死なせたような感じが否めませんでした。
せっかく心臓移植して生き延びることができた成瀬が、さえ子を好きになって奥さんを傷つけるだけ傷つけて、そして死んでしまうって、何のために余命を伸ばしたの!って感じですよ。奥さんが可哀想すぎます。
しかも奥さんは、ラストシーンでさえ子を林檎の収穫に誘って、女友達みたいな感じで笑って終わる感じも、ありえないわ!と思いました。
・・・辛口ですみません笑
以上です!