私がアフロを被るまで(後編)
私をアフロへ誘うものたち
〜前回のつづき〜
Bリーグ発足前、プレシーズンマッチで初めてbjリーグの秋田ノーザンハピネッツと対戦した際に、その応援の凄まじさに圧倒された。
ブレックスファンは「声」の応援では負けないと自負していた私は、衝撃を受けると同時に、
「bjリーグのブースターには負けたくない!そのために、何かしたい!」
そう考えるようになったのである。
SNSでの出会い
この人はいったい何者なの〜?
Bリーグ界隈のSNS上では、すべすべさん、Zawaさん、田岡監督のように、得体の知れないユニークなファン、ブースターが存在する。(褒めてる)
彼らの発言には「ふむふむ」と共感したり、「クスッ」と笑わされたり、着眼点や言葉のセンスに惹かれている人も多いのではないだろうか。
赤いドレッドヘアなアノ人との出会い
そんなSNSをやり始めた頃、ひときわ気になる存在がいた。
千葉ジェッツブースターのmacさんである。
千葉ジェッツは、NBLが出来た2013-14シーズンから同じリーグの所属になり、bjリーグにいたこともありブースターの雰囲気は他のチームと少し(かなり)違う印象があった。
その頃のジェッツのホーム会場は、今のように満席には程遠い状況ではあったが、
ゴールが決まる度にジャンプする人、頭に長い羽根がついた被り物をしてる人など、エンドやベンチ裏は大盛り上がりだった。
そんな異色のブースター軍団の中に、全身真っ赤の服、赤のドレッドヘア(アフロをオリジナルで加工しているらしい)に、サングラスの男がいた。
それがmacさんである。
愛が生まれた日
彼の投稿は千葉ジェッツ愛、バスケ愛で溢れている。
開幕前は、ジェッツだけでなく他チームのファンブースターも巻き込んで、画像や
動画を使って開幕カウントダウンをしたり、
シーズン中は、ホームはもちろんアウェイの会場のイベントに参加したりなど、チームの垣根無く楽しんでいる姿は、投稿を見ていてニヤニヤしてしまうくらいだ。
そんなmacさんを語るうえで欠かせないエピソードがある。
2014年10月、当時のつくばロボッツが経営破綻しリーグの管理下に置かれた。
チームが活動を続けられるかどうか、ギリギリの状況だった中、彼はSNSで「ロボッツの応援をしよう!」と訴えたのだ。
多くの人が賛同し、ロボッツの会場に足を運んだり、各会場でロボッツコールが行われた事は忘れられない。
常にポジティブで、常にリスペクトを忘れずに、常にバスケを楽しむ。
いつしかそんな彼に私は心奪われ、ラブレター(DM)を送ったのだった。
「私もアフロ被っていいですか?」
Bリーグ誕生の副産物?
クレイジーピンクな方々の襲来で
「応援で負けられない!何かしたい!」
と思い、
macさんという偉大なブースターと出会い
「そうだ!私もアフロ被ろう!」
と決心する。
こうして、アフロなやまとが誕生したのだった。
今思えば、Bリーグが誕生していなければ、アフロを被る事なんてなかっただろう。
Bリーグ、そしてたくさんのバスケな出会いに感謝!!
Bリーグが誕生する、ちょっと前のお話。
おしまい