【コラム】ソフトバンクと楽天の赤字が示す未来像
日本を代表するテック会社だったソフトバンクグループ(SBG)や楽天グループ(楽天)が赤字に喘いでいる。SBGは8月8日、第1四半期の決算会見を行い、3兆1,627億円という驚嘆の赤字額を計上した。昨年5月には通期4兆9,879億円という国内企業で史上最大の純益を叩きだした同社だが、その6割をわずか四半期で食い潰す形となった。
ソフトバンクは元々ソフトウェアの卸しから始まり、通信、携帯電話事業者などの業態変化を辿った。グループの親会社となったSBGは2017年、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)を創設。母体は今や、巨額マネーを運用する投資会社へと変貌した。
一方の楽天。8月10日に発表された1-6月期連結決算は、1,766億円の赤字。ECや金融など楽天経済圏を牽引する事業が利益を生む一方で、2年前に本格参入した携帯電話事業が大きく足を引っ張り続けている。楽天は、ECショップのハブとして楽天市場で業容を拡大。証券、銀行、旅行などM&Aを駆使して様々な国内コンテンツを取り揃えて楽天経済圏を構築し、2020年4月から携帯電話事業に参入した。
SBGと楽天。いずれも、ここ5年内に主業として位置付けた業態で莫大な赤字を叩き出し、本業であったはずの携帯事業や金融事業での儲けを吐き出すだけでなく、内部留保の削減にまで陥る苦戦が続いている。
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