満員電車
山林管理の本を読むと『樹間（じゅかん）』という言葉が出てきます。
木と木の間という意味です。
樹間が狭いと木が育ちにくくなります。
人工林は植林の際、成長の悪い木も何割か発生すると見込んで一定間隔に植え、定期的に間引く間伐（かんばつ）作業を行い、成長の良い木を太く長く育てます。
しかし、現在の山の中では間伐作業を行う人手がや後継者が著しく減少。成長が進むにつれて隣の木との樹間が狭く、ギュウギュウ詰めの満員電車状態になっています。
本来なら隣の木の枝がちょっと当たる程度に間伐してやらないと、木も山も、そこに住む様々な生き物も（現場で作業できない高齢の山主さんも）幸せな暮らしができません。
育林素人の私にできることは小さいことですが、できる範囲で山を元気にしていきたいです。