【鳥取県の農協系スーパーが全店閉店の衝撃!】
皆さんの地域にもあるかも知れない農協系のスーパー。「Aコープ」などの名称で、日本中に中規模店舗を展開している。
名称のAはもちろん「アグリ(農業)」を意味し、スーパーと隣接して園芸や肥料、作物の直売所が併設されている店舗も多い。
いくら農協がオーナーだと言っても、店舗単独での赤字の垂れ流しは許されない。建設資金も農協系の金融機関(県信連)等から出ているため、組合員の出資金を無駄にする訳にはいかない。
農協系のスーパーを支えるのは主に農業家庭である。普段お世話になっている農協以外の「流行りの」スーパーにお金を落とすことは憚(はばから)れる。
👤「◯◯さんちの奥さん、Aコープで買わないでコストコに行ってるらしいわよ!」
👥「えぇ~っ(@_@)」 (笑)
Aコープを始め「農協」ではいろんなものが買える。クリスマスケーキやおせち料理・盆暮れの贈答品などの食品はもちろん、ランドセル・車・トラクター・各種保険・墓地・旅行etc.
☝️農協はもはや農業経営者のための団体ではなく、農協存続のための組織と言われる昨今である。
さてこの鳥取県のスーパー、民間企業なら「全店舗閉店、負債総額◯◯億円で倒産、買い物難民発生に地元は騒然!」などの見出しで報じられるだろう。
✅そう、私が潰したスーパーと全く同じ規模だからよく分かる。おそらくスーパー単体の合計負債額は10億円を超えているはずだ。
しかしバックは農協である。倒産も破産もせず、赤字部門からの撤退ということで処理されてお終いである。後継店があろうが、買い物難民が出ようが関係ない。従業員もパート社員は解雇し、職員(社員ではない)は農協の出先に異動する。なにも違法なことではない。(うらやましい(^^;)
それだけ農協自体も経営が厳しくなってきたと言うことだろう。日本中でJAの合併も進んでいる。採算の取れない部門は廃止していくのは当然である。
そうでなくても外資やディスカウントストア・ドラッグストアの出店が相次ぐ田舎で、農協系のスーパーが生き残れる可能性は高くあるまい。
農協の組合員家庭をこれまでの様に囲い込むことも限界だ。少し足を伸ばせば、魅力的なお店が沢山ある。「そこへ行くな」なんて時代じゃない。
今後はあなたの地域にある「農協系◯◯」が無くなっていくのは間違いない気がする。農協本来の底力を見せるのは、まさに「農業」に対してであるべきだ。
農の駅は農協
道の駅は国交省
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【小林 久ホームページ】
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