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【「老害」よりも「若害」? 】

「老害」に対して「若害(じゃくがい)」なんて言葉は無いだろうと思って調べたら、なんと見事に存在していましたw

本来の意味は「若さを盾にして社会に迷惑をかける若者」(ヤンキー?)のことを指すようだが、私が思う「若害」とは、まだ若いのに変化や挑戦を忌み嫌う「老害予備軍」いわば『若年寄り』のことである。

老害は消えても、また次から次に生まれてくる!

特に(私もそうだが)田舎の跡取り息子たち。
先祖代々その家を引き継いでいるため、地域の重鎮(うるさ方)とも子供の頃から付き合いがあり、自分の意見は言わない。なぜならそういうものだから。


長年その中で暮らしていると、側(はた)から見ておかしいことも中々気付かなくなってくる。

私が昔、隣町に家を建て、引っ越しのあいさつ回りをした時「新しい人たちに住んでもらうのは嬉しいです!」と歓迎された。そしてその後、地区の新年互礼会(それも元日の朝w)で新住民が旧住民に対して次のようなあいさつする場面に遭遇することとなる。

👤『去年からこの地区の仲間入りさせて頂いた◯◯です。今後は地区の「しきたり」に従い、発展のために努力しますm(_ _)m」(親子で正座)〜拍手👏

(@_@) なんだこのヒエラルキーは?参加しないと『出不足料』の罰金を取られた上に「付き合いが悪い」と評判が立つ。

☝️当然私はそんなことに従うはずもなく「よろしくお願いしま〜す!」でお終い。それも重鎮たちは気に入らないご様子。そのツケは80件もあるその地域の『区長』就任命令という形で返ってきた。まだ引っ越したばかりなのに「80年に一度の持ち回りがたまたまアンタに来ただけだ」だって (笑)

やってやろうじゃねえの…フフフ✨💀

👤『皆さん、元日の朝から集まるっておかしな「しきたり」です。それじゃ皆さん初詣もスキーも行けない。実家に帰ることもできない。来年からやめますのでヨロシク〜!』

新住民からはヤンヤの大喝采(^O^)/

「小林さんよく言ってくれた。あんなのヒマな年寄りがタダ酒を飲みたいだけの集まりだよ。その酒だって新住民が持ってくんだよ。若い人にもやめようって言ったけど『それがしきたりだから変えられない』って。これでお正月の予定が入れられるよ!」

地域の催し物やお祭りなど、最近新たに引っ越した付き合いの悪い「新住民」に代わって、伝統や習慣を引き継ぐ実働部隊となる旧住民。ご苦労は分かるが、時代とともに変えていかなきゃ住む人はいなくなる。
郊外にはそれを嫌った新住民が好む分譲住宅建設が花盛りなのだから。

私に反発したのは『老害』ばかりではない。30〜40代の若い世代も「流れを止める気か!」と私の「区長決済」に噛みついてきた。

「習慣や歴史と言えば聞こえはいいが、お兄さんたちまだ若いのに、そんなに色んなこと決めつけちゃ誰も住まなくなっちゃうよ👉こだわり・決めつけ・押し付けは、私たちオジサンの専売特許なの!」


✅ 晴れて翌年の元日朝、廃止されたはずの新年互礼会は、例年通り「有志だけ」で開かれていた。

そこには80才を越えるであろう地域の重鎮5〜6名と、ひたすらお酌をして『老害』の文句にうなずく『若年寄り』数名の姿。彼らにとっては私が若害なんだろか。しきたりはこうして引き継がれていく。
彼らにこの街は変えられない…。

もちろん私は一升瓶を抱えて、その爺さんたちにお酌をしましたとも、
店から美味しいつまみをたくさん持参して(^_−)−☆

👤今では会社が倒産して、かつて私が住んだ家には競売でそれを買った別の若夫婦が住んでいる。

今もその元日朝の互礼会が続いているかどうか…私には知る由もない。
フフフ…💀


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