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【初任給40万円時代に?】
☝️もちろんこれは大企業の話である。
人手不足の中、優秀な人材を集めるためには高い給与を払うのは当然の流れだろう。
そうなれば(同業種内で)高い給料が払える会社だけが良い人材を確保でき、生き残っていけると言えるのかもしれない。
一方、体力のない中小企業は「やりがい」や「地域性」「安定性」などをアピールし、給料以外の企業の魅力を理解してもらうしか術(すべ)はない。「売り手市場」ならなおさらのこと、採用担当者も頭が痛い…(ー ー;)
ニュースになるような(高待遇の)大企業は、基本的に「都会」にあり、地方で働き生活している人にしてみれば「別世界」のことに感じることだろう。
田舎で親孝行するなら、公務員(市役所・教員)、地元の銀行、その他数少ない上場企業に就職することが定番でもある(時代錯誤ならゴメンナサイ🙏🏻)。
👤初任給が上がるのだから、既存の社員もそれに準じて給料が上がるのか?
☝️どうやらそうでもないらしい。
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そうなれば後輩の新入社員の方が先輩社員より「高級取り」という「ねじれ」が生じることもあるわけだ。
(本当に例えが悪くて申し訳ないが)
『去年仕入れたキャベツより今年のキャベツの相場が高く、仕入れ値が上がった。来年はまた考える!』
これか?(初任給のダイナミックプライシング)
もちろん何かしらの調整がないと、プロパー社員のモチベーションが下がるので手当はするだろうが、なかなか内部の温度差が出てきそうだ。初任給が高くても、実力が出せなければ早晩キャベツも使い道が限られる。
『ひとつの会社で定年まで勤め上げる』こんな美徳は今はない。(大企業や公務員は除きますが)
日本も外国並みに、「転職」しながら収入を上げていく時代になった。
逆に「転職」していかなければ、ドラマチックに給料は上がらないということだ。
高い給料で確保した新入社員、スタート時点の給料が上がっても、昇給レベルはまた別問題。企業が支払える「総人件費」が決まっている以上、どこかに「しわ寄せ」が来ることは明らかだ。
☝️ともあれ「初任給アップ」は喜ばしいことである。
政府が『時給1,500円』を目指すなら、先を行く民間企業は既に(法定労働時間を掛ければ)、基本給30万円近くにしなければならない計算である。
👤と、これまで給料を払う側だった私は、
「これから中小企業が人を集めるのは大変だわ(^^;」と感じた次第です。