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【有料級】社会保険料滞納の怖さ(><)

会社の経営が厳しくなると、あっという間に「資金繰り」が切迫してくる。中小企業の社長は優先順位を考えながら、少しでも支払いを先伸ばし出来るように悶絶するものである。いくら「赤字」でもキャッシュが回っている間は会社は潰れない。

給料や仕入れの支払い、家賃やリース代、銀行への返済等は「最優先債務」ゆえ、先延ばしするのは気が引ける。当座を凌ぐにはそれ以外の「公的な支払い」を繰り延べるしかない。会社を潰さないためには、どんなやり繰りでもするのは当然のこと。

・電気代・水道代・電話代→これは引き落とし口座の残高をゼロにしておけば、後で振り込み用紙が送られてくるからOK!怒られることもない。

・消費税も延滞税がつくけど、遅れても払えば問題なし。初めのうちは電話で頼んでも大丈夫。

・労働保険も固定資産税も少しくらいは待ってくれる。法人税だってすぐには取り立てには来ない。一年くらいの滞納はザラらしい…。

あとその他に先延ばしできるものは…。


【今日のポイント☝️】
👤社会保険料の滞納は絶対にいけません‼️

分かります、分かります。社会保険料の負担が大きいことは確かです。毎月結構な額が口座から引き落とされますが、残高不足にしておけば、振り込み用紙が送られてくるまでの2週間ほどは凌げます。

しかし(税務署や電力会社もそうですが)、最近の社会保険事務所の「保険料回収の執念」はちょっと違います。

☝️社会保険料も「分割」を認めてくれますが、概ね3ヶ月以内の完済を指示されます。(逆にそれくらいの分割なら100%認めてくれます!)

その間、大きな収入が見込めれば良いのですが、世の中そんなに上手くいくはずもありません。通常の保険料に加えて分割分が加算されるのはキツイはず。そしてすぐ翌月も分割するように組み直すのがオチです(汗)〜終わりの始まりです。

そうこうしている間に、約束した分割払いさえできなくなり「滞納」が始まります。

👥「払わなければ差押えします‼️」(写真は実物)

☝️社会保険事務所は少し前から「温情を与える」ことを止め、確固たる回収姿勢を全面に出してくるようになりました。


👤そんなの銀行口座の残高を減らしておけばいいじゃん。差押えってその瞬間だけだから、次の日からはまた口座は使えるし!

❌甘い、甘〜い!
彼らが差し押さえるのは、①銀行口座、②売掛金、③保険の解約返戻金、④店舗家賃の保証金、⑤その他の資産(土地建物等)、これらです。

そしてなぜか「守秘義務」で守られているはずの「口座差押え」の一件は、瞬く間に取引先に伝わってしまい一巻の終わりとなる訳です。怖い怖い(><)

豆知識ですが、社会保険料徴収の人事評価は、年度末3月までの保険料をどれだけ回収したか?がポイントになります。そして3月分の保険料徴収期限は4月末ですので、4月末までに荒っぽく回収作業が進められ、それでもダメなら「差押え」に入ります。ご注意ください🙏🏻


消費税・社会保険料・電気代など、支払いが遅れたり資金がない場合には「分割払い」の相談に乗ってくれます。相手も鬼ではありません。

しかし規模の小さい会社が、それらの支払いを分割するためには、経理担当者や税理士がお願いに行くのは危険です。「社長」自らが実際に出向き、分割払いできる根拠のある「資金繰り表」や「分割払い嘆願書」を持って、窓口の担当者に頭を下げることが大切です(経験上)。

社保や消費税、その他公的支払いを滞納していると、「許認可事業」や「入札資格」が取消しになる場合があります。そうなっては本末転倒です。

社長さま、ぜひお気をつけください。

#ない袖を振る
#絵に描いた餅を説明する



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