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【既得権益を倒して世の中を変える人…】

(長文失礼します)
好きとか嫌いとかの感情はこの際置いておいて、「この人のことをどう思う?」とメッセージが来たのでちょっと書こうかと(^^;

先の東京都知事選挙で、全国的な知名度は低かったものの堂々2位につけ、元都市銀行の海外アナリストにして、人口2.7万人の前安芸高田市長だった今話題の人。政界デビューの安芸高田市長選時の得票8,076票から4年後に、都知事選では165万票を獲得した。

「恥を知れ、恥を!」と切り取り前提のパワーフレーズと共にSNSが沸騰し、旧態依然とした市議会とガチンコのバトル。その様子をYouTubeで公開して収入を得たり、ふるさと納税も爆上がり。知名度アップや実益をもたらした戦略はまさに「アナリスト」と言えよう。いわば「プレイングアナリスト」であり、作・演出・主演を一人でこなしている。


今年の正月明けに、私はこの街の商工会で話をする機会を得た。「街は揉めてるのか?実際のところはどうなんだろう?」と興味津々で広島へ向かった。

講演会場の市役所へ行くにも、JRの駅は遠くバスに乗るしかないという。聞けばいくつかの町や村が合併してできた市であり、面積は広くても人がいない(^^; 私が住む山梨県の韮崎市と同程度の「田舎町」だった。

☝️講演会後の懇親会で参加者に聞いてみた。

👤「悪い人じゃないんだけどね、市議さんは難しいことわかんないしねぇ」

👤「あんなにケンカ腰じゃ、怖くて話もできんわね」

👤「若い人には人気があるよ、でも長くはやらないと思う」(都知事選出馬を示唆?)

👤「全国で騒がれているような悪い町でもないですよ。みんな普通に暮らしてる」

☝️確かに私の印象も「どこにでもある田舎町で、今は良くても将来は大変そうだ」と言う印象だった。


彼は都知事選挙で「政治のエンタメ化」を口にした。それはこれまで約4年間田舎町で行ってきたことを指すのか?あの騒ぎは「エンタメ」だったということ?(@_@)→それなら大成功だ!

都民は彼の行動力や発信力、そして一番重要な「彼ならやってくれそうだ!」という期待を込めて票を投じた。結果はともかく大健闘であり、今後の動きにも関心が高まるはず。選挙には負けたとは言え、ある意味大勝利、アナリスト的には「してやったり」かも知れない。

☝️市長選の時のポスター代金未払いで、印刷会社(妹さん勤務)と訴訟になって敗訴(最高裁は棄却)

☝️女性市議に恫喝された!と訴訟したが敗訴→市は控訴せず確定

別に裁判で負けたからと言って謝る義務はないが、彼の「負けず嫌い」な性格の一端が表れている。私なら裁判に負けたら(どんなに悔しくても)認めるし、「私が認めない判決は法律(または裁判官)が悪い」とは思わない。(妹の立場も考えるし)


私のようなニセモノが彼と話をしたら、すぐに「その根拠はなんですか?」「よく勉強してから聞いてください!」「そもそも前提が間違っています」と、得意の構文に押し切られて、「すいませんでした、もう結構です🙏🏻」と逃げ出すことだろう。

最近よくメディアに出る彼を見て、「今がチャンス!」とばかり勝負に出ていると感じる。メディア側も彼と誰かを討論させ、議論がヒートアップする絵が欲しいのだろう。手のひら返しは彼も十分承知の上だ。

この勢いに乗じて饒舌な文化人たちが、彼の「肯定派」と「批判派」に分かれ、自分の立ち位置を明確にしている。これを「イジメ」と言う人もいるが、それも彼の想定内かも知れない。

👤目立つためにはある程度の暴論や強引さもやむなし!「無名より悪名」ともいう所以だ。

ここまでは「エンタメ」としても大成功であろう。大口の支援者や「信者」とも呼ばれる仲間もできた。危うさも感じつつ、私も彼の今後に期待している一人である。


彼はアナリストだけに、安芸高田市の財政状態を見て、企業再建と同じ手法で問答無用の改革をしたのだ。それまで政治経験がなかった彼が、自身の得意分野を取り入れることは当然のこと。そこにしがらみも甘えも無い。

新しい市長は、彼の反対派が支援した郵便局長さんが当選した。市民は前市長の市政に「NO!」を突き付けたとも言える。「誰が市長になっても大丈夫、自分が職員を指導したから」と彼。普通ならここで「真摯に受け止める」とか言うのだろうがw

👥『でもさあ、もうちょっと市議さんと折り合いを付けても良かったんじゃありませんか?能力の違いは仕方ないことだし、分かるように説明してあげるのも市長さんの仕事ではありませんか?』

👤「そもそもその程度で議員になること自体間違いなんです!その馴れ合いの結果がこれです💢そんな考えだから街が寂れていくんです!」

👥『……すいません、偉そうなこと言ってm(_ _)m』

昔、銀行の人と同じ様なやり取りをしたことを思い出した。奇しくも彼の出身銀行であり、私よりずっと年下の融資責任者。私は経営再建中の弱い立場だったので、言い訳も弁明も一切聞いてもらえないし、言い返したら倍返しで否定された。そうなれば人はもう黙るしかない。

彼の話し方や逃げ道を与えない追い込み方は、まさにあの時の銀行マンと同じだった(私見です)。

☝️当初政治経験がなかった彼は、まさに金融機関お約束の「企業再建スキーム」を市政に当てはめたに違いない。そして仮想敵(古株市議)とのバトルをバズらせて「エンタメ化」し、それが大きなパワーになることを覚えた。

こんな風に私が彼を「アナライズ」してみたw

#次の選挙が本番
#写真を選ぶのに気を使う笑


小林久 新宿講演会(7/23(火) 17:30〜)
会場参加・オンライン共、参加者募集中です!

https://www.kobayashihisashi.com/new-更新情報/


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