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【その時、あなたに差した光は本物か?②モノ】

さて、経営が苦しい時に私に差してきた「光の正体」、前回の『①ヒト』に続いて2回目は4大経営資源「ヒト・モノ、カネ・情報」の『モノ』について☝️

【その② 物(モノ)】
ここで私の立場で言う「モノ」とは、スーパーマーケットの建設に必要な土地・建物、レジスターや冷蔵ケース・社用車などの什器備品、そして利益を稼ぎ出す「商品」といったものだろう。

👤元々資金に余裕が無かった私は、大手との競争に敗れて潰れた「ローカル個人スーパー」を次々と買収していった。

つい最近まで営業していた店舗や冷蔵庫などは全く問題なく使えたし、リース切れのレジも格安で利用可能!そもそも店を出すまでの莫大な経費と時間がほぼ『ゼロ』なのである。(取得投資はしても)開店した日から利益が出る!

☝️陳列する商品も(大手がよくやる)初回納品分は全て無料!という訳にはいかないが、半額だったり無料だったりと、仕入れ先を含めたお祭り騒ぎの特需があった。開店日の「お祝い金」だけでも100万円を軽く超えた。

✅これがずっと続くと思っていた…。


💡潰れたスーパーにはそれなりの理由がある。
従業員は継続雇用しても、特段モチベーションが上がる訳ではない。「勤め先が失くならなくて良かった』程度である。

古い店舗のメンテナンスには想像以上に金が掛かる。雨漏れ・自動ドア・電動シャッター・排水管の詰まり・駐車場の陥没など、突発的な修理に出費の予定が立たない。冷蔵庫を冷やす高額な「触媒(ガス)」も法律が変わればそっくり交換しなければならない。

居抜き出店の儲けなど、古い機材の電気代だけで吹き飛ぶ様になる。おまけにヤキモチを妬く同業他社からの逆襲は加速していく(笑)

☝️『販売商品』も同じこと、期待したほど売り上げに貢献しないと判断された店舗に対して、問屋の対応は明らかにパワーダウンしていく。開店当初の特別価格は無くなり「利は元にあり』の法則が崩れていく。相手の立場になれば当然だ。離婚した夫婦にご祝儀を返して欲しい感覚かも知れないw


経営資源の基となる「モノ」をケチった経営者の末路…。初期投資もできないのに大き過ぎる夢を描いた私の失敗談。

私のスーパーはこの不採算「居抜き店舗」の後始末(閉店作業)を急ぎ過ぎた結局、資金が尽きて倒産へと進む。

この間地元のメディアが報じていたのは、
「地域密着スーパー、またも買い物弱者のために潰れたスーパーを買い取って出店。高齢者からは大歓迎の声」なんとも外ヅラの良い立派な経営者である。

☝️「豚もおだてりゃ木に登る』
気がつけば私のスーパー全店舗(16店舗)中、12店舗が「居抜き」物件となり、時間の経過とともに『累積赤字』が膨れていった。

・趣味→社会貢献
・苦手なこと→金儲け
こうしてお人好し社長は身を滅ぼしていった_| ̄|○

【教訓②】初期投資をケチると、必ず後で高くつく。そして地域貢献が利益に結びつくことは難しい。

あなた様だけは、決して同じ目に遭いませぬようm(_ _)m


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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