【プロモデルの誘惑】
先日「業務スーパーのほとんどの客は業務用(商売)ではなく、一般のお客さんだ」と書いた。業務用と言えばプロユースであり、「飯のタネ」である。素人が簡単に手を出してはいけない大切な領域であるべきだ。
家庭の台所で使う「鍋・釜・包丁」は、飲食店のプロの調理人が使うそれとは全く違う。そもそも使いながら自分の手に馴染ませたり、敢えて荒く使いながら性能を引きだすなど、教えごとにはいかない流儀がある。
👤大学の後輩が「合羽橋」で調理器具販売をしているが、「今はプロの板前さんより、家庭の主婦や料理が趣味の男性、インバウンドのお客さんが多い」と教えてくれた。(高級な大根おろし器でマツコさんのTVにも出てたっけ)
彼曰く「プロが使う器具を素人が使うのは問題ないが、道具は使う人を選ぶから性能が発揮できなくてもったいない!」(なるほど「宝の持ち腐れ」ってことね)
☝️でも(自分は素人なんだけど)、料理が好きだから、プロと同じ包丁を使いたい🙏🏻という純粋な気持ちは誰にでも分かる。
👤この最、プロモデルを使いこなす(つもりでいる)自分に酔いしれようじゃないか(^_−)−☆
・憧れのプロゴルファーと同じプロモデルのドライバー⛳️(本物とは別ものw)
・「あの」野球選手モデルのグローブ・バット(きっともっと良いヤツ使ってるはず?)
・有名プレーヤーと同じラケット・スパイク・シューズ、なんじゃバッグにウェア、キャップまで
・大好きなギタリストと同じ改造を施した「シグネチャーモデル」のギターや楽器
・一般道しか走らないけど、ラリー仕様の4WD車
・iPhone15 Pro Maxってどんだけ? (失礼🙏🏻)
☝️挙げればキリが無いほど存在する「◯◯モデル」
憧れの選手やスターに少しでも近づきたい!同じものを使って(身につけて)、プロがどんな気持ちでいるのかを知りたい。少しでも性能の高いギアを使いたい(フルスペックは要らないけどw)。
もはや「モノ消費」ではなく、流行りの「コト消費」の最たるものだろう。(おそらく)それを使ってもプロと同じ様にはいかないが、人より一歩抜きん出た本人はとても満足している。それでいいのだ!
ビジネス心理学でも立証されている「仲間意識」を応用したこの商法。「業務スーパーで買うのは一般の人!」からの流れで『プロモデル商法』と名付けるのは、いささか乱暴だろうか?(^^;
👤「よくご存知ですね〜お客さん、あなた素人じゃありませんね?」
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【小林 久ホームページ】
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