【声が変われば人生が変わる!】
NHKの人気番組『あしたが変わるトリセツショー』、直近のテーマは「声と喉のトリセツ」だった。
どんな仕事でもその人の「声」で説得力が上がったり、他者からの印象も良くなったりする。声や喉を商売道具にしているプロの方などは、日頃からケアやトレーニングを欠かさない。
👤「声は生まれつきのものだから基本的には変わらない?」という疑問を、番組は「ボイストレーニングで劇的に変わる」と説く。
『自分の声が通りづらい』
『声がこもって聞き取りづらいと言われる』
人から見たら「大体分かるからいいじゃん!」とは言うものの、本人にしてみれば大問題である。「hey Siri」「アレクサ、◯◯して!」と言ってもまともな答えが返ってこないなど、その悩みは深刻である。
ましてや客商売なら、賑やかな店内でお客さんに何度も聞き返すのは申し訳ないものだ。
☝️そうなってくると対人関係も消極的になり、言葉を発することさえ億劫になってくる。極端な話、生きるモチベーションまで失くなるのである。
👤人前で話したり、会話をすることが仕事である私、3年くらい前から声がかすれ始め、それまで10の力で出ていた声が、5くらいしか出なくなった。これでは同じ音量を出すために2倍のパワーが必要になる。
2時間ほどの講演会をほぼマシンガントークで乗り切る私にとって、「おいおい、このままじゃもう話せなくなるかも…」との思いが頭をよぎる。事実、過呼吸で病院に運ばれた講演会もあった(^^; 時効)。
耳鼻咽喉科で調べても「異常なし」、医師が聞いても「おかしくないですよ」と言われて門前払い。負けず嫌いの私は「病院ジプシー」の如く、それから何ヶ所も県内外の耳鼻咽喉科を訪ねることになる。
しかしどの医師も診断は同じ。終いには「老化です」で納得させられた(まあ事実)。地元の山梨医大で紹介状を書いてもらって行った東京の「ボイスクリニック」でも同じ診断が続き、ヘンテコなリハビリを教えられて返ってくる始末。
👤後に引けない私は、その足で別のボイスクリニックを訪ねた。私の人生哲学『ダメで元々』に従ってw
するとそこの先生曰く「話す時に声帯がピッタリ合わず、空気が漏れていますね。これじゃ声は出づらいはず」と言われ、「『声帯委縮』という病気です。声帯にヒアルロン酸を注入して隙間をなくします」とのこと。
『それでお願いしますっ!』
やっと病名がついた。名前がつく病気は治療法もある(はず!)
私は次の予約を取って一週間後に施術の運びとなった。
それから早一年後の今、ちょっと声が枯れることはあっても、普通に声が出るようになりましたm(_ _)m
全ての方に効くかどうかは分かりませんが、私とっては大きな出来事でした。まあ諦めちゃだめってことですよね。そして結果も自己責任。
皆さまも声や喉を大切にしてくださいね(^_−)−☆