【セルフレジ導入の功罪】
そりゃこれだけ人手不足と騒がれ、今は良くても近いうちにこれが「あたり前」になると思ったスーパーの経営者は、「セルフレジ」の導入を考えるさ。
レジメーカーやシステム会社は「この機を逃すな!」とばかり営業部隊に号令を掛け、「補助金出まっせ〜!」「ライバルスーパーは最新型入れまっせ〜!」とスーパー側を煽るのも分かる。人に遅れを取りたくない気持ちは皆同じw。
さて、規模もそんなに大きくなく、ベテランで顔なじみの多いレジスタッフでもっているスーパーが、背伸びしてセルフレジを導入しても返って人手や経費が掛かることは想像に難くない。さしずめ『セルフレジやってみた!』の動画の様相だ。
せっかく導入したものの、スタッフもお客さんもまだ不慣れ、「説明係」を置くのは分かるとしても、セルフレジと有人レジを併設するのは本末転倒だろう(^^ゞ
☝️「レジ清算」は利益を生まない業務である。ここに経費を掛け、便利になるならともかく返って迷ってしまうお客さんが発生する。「習うより慣れろ」の言葉も田舎の高齢者には酷な話でもある。
見事に「ソコ」をついた「現金オンリー」のディスカウント店や、店員にバーコードだけをバンバン読ませて、「お客さん、後は自分で払って帰ってね!」の店も多いことは皆さんご存じの通り。
✅後は「万引き」の問題、私が万引き犯なら「セルフレジ」は「レジ袋有料化」と並んで大歓迎である(笑)。
店側はいくら不審な客であっても100%の確信がなければ、お客さんに声を掛けることはしない(できない)。ましてや今の時代、ワザとそう見せかけて誤認逮捕させ、賠償金をガッポリ取るのがプロの手口である。(『万引きGメン24時』とか甘い甘い!)
大手のスーパーは店内警備を外部委託しているので、委託先が賠償の恐れがあるお客に声を掛けることなどしない。
なぜなら万引き事案のトラブルはすべて警備会社の責任となるからである。そのため契約料は高い割に、それに見合った成果はない。ただ「警備員がいますよ」と睨みを利かすだけのこと。
本音を言えば「ほとんどのお客さんは万引きなどしない=そこまでかけて防犯の必要があるか?」である。
✅スーパーマーケットの最終利益は「売上げの1%程度」と言われているほど低い。だから競って規模を大きくする訳だ。その中でセルフレジや警備に経費を掛けて、ディスカウントストアや外資・数多あるコンビニと戦う体力なんかもはやない。かのヨーカドーの凋落ぶりをみてもそれは分かる。
👤私のスーパーが潰れたのも必然で、ただ時期が早かっただけなのかも知れない…m(_ _)m
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