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【なぜ新聞報道は百貨店に優しいのか?】

『地方のデパートが郊外のショッピングモールに客を奪われ、かつて繁栄した街から賑わいが消えた!』この様な文字を新聞で見ることがある。

今回の記事は「なぜ新聞報道は(時代遅れとも言える)デパートの撤退報道に優しいのか?」という面白い視点から書かれていた。

☝️街の賑わいが減ったのは、デパートが閉店したためではなく、その街の人口自体が減ったこと原因である。郊外に乱立するショッピングモール周辺の人口も特段増えている訳ではないが、動ける人はそちらの新しい店舗に移動したということ。

デパートが消えたからと言って、その跡地に入店した後継テナントやテコ入れなどにより(最盛期の様な賑わいではないにせよ)、変わらぬ人の流れを確保できている街もある。これらは成功事例として、今後の参考になるであろう。

栄華を極めた百貨店の閉店(または破綻)は、思い出のある顧客にとっても寂しいことである。それが過去の存在としてすぐ忘れられることを抜きにしてもだ。

・時代の流れ(新しい商業施設の発展)

・消費行動の多様化(ネット・リサイクル・宅配)

・モータリゼーションの発展による買い物手段の変化(駐車場や駐車料金がネック)

百貨店の衰退原因として、判で押したようにこの様なことが挙げられるが、別にデパートだけの問題でもあるまい。郊外にできたショッピングモールだって様々な理由で閉店しているが、新聞はそのことについてはそれほど優しく報道しない。

【なぜか…?】

それは新聞業界が、自分たちの姿と百貨店業界の衰退を重ね、感情移入をしているからだ!まさに新聞社や記者が生きている世界がまさしく同じであり「明日は我が身」と感じているためである!

①駅前に大きな店舗をドーンと構え、誰しもそこに買い物に訪れた過去
→ほぼ全ての家庭で紙の新聞を取るのが当たり前だった過去。

②郊外にショッピングモールができて、固定客を奪られた
→ネットニュースで気軽に情報が得られる様になった。

③新聞の報道こそが正解であり、信用できるものである。その他はすべて二流のメディアである!
→別にメルカリ(リユース)でもAmazon (通販)でも良いじゃん、大体予想した通りの商品が届くし、送料も取られない。

👤確かに百貨店と新聞業界の衰退って同じ流れであることに気づく。

要するに「変われなかったこと」と「立ち位置が高過ぎたこと」のために、それに嫌気がさした顧客が離れてしまった当然の結果…?

・長年愛されてきた百貨店が閉店して賑わいが消えたけど、イオンモールに行けば問題ない!

・長年君臨してきた全国紙の部数が減ったらしいけど、ネットニュースで十分!

確かに同じ理由かも知れない…。

私が言ってるんじゃありませんよ!これを書いた記者さんの思いです。



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