【賞味期限の改ざんは罪…】
熊本県の有名な洋菓子店が「賞味期限」を改ざんし、本来なら3ヶ月期限の商品を1年間に張り替えて販売していたというこのニュース。忘れた頃に報道されてされる内容であり、その発生は大企業も例外ではない。
①『賞味期限』は、美味しく食べられる期限の目安
②『消費期限』は、それまでに食べ切って欲しい目安
これはもう一般的に広まった知識だろう。
👤「昔は臭いを嗅いでみて、食べられるかどうか自分で判断したもんだwww」なんていう笑い話もまんざら嘘ではない。
実際には洋菓子や缶詰、飲料や乾物類などは日持ちがするので、「賞味期限」いや「消費期限」が過ぎても食べられることが多い。
事実私の会社(スーパー)が潰れた時、店内の「非生鮮食品」や「冷凍食品」「お菓子」「缶詰」などを引越し先に運んで、その後5年間くらい食い繋いだことがある(^^; →全く問題ない!
☝️賞味期限3ヶ月の洋菓子を(廃棄処分しないで)1年間も売れば、廃棄ロスが減り利益は格段に上がる。消費者にバレなければ…と「悪魔の囁き」になびく気持ちは理解できないこともない。
(今はないと信じるが)一昔前のスーパーの「惣菜」は、残った肉や魚を焼いたり揚げたり再加工して販売したものも多かった。本来なら廃棄すべき商品を原料にして、(人手が掛かった分だけ)より高い価格で売る…。ゆえに惣菜部は利益部門だった。
👤誤解の無いように言えば、
・今日の夜が「消費期限」の豚肉を、その日の内に「トンカツ」にして売り切る
・明日までが「消費期限」のトンカツを、今日中に「カツ丼」にして売ること
これらは全く問題のない「再加工」である。
【ダメな例】
・今日「消費期限」の豚肉を、明日トンカツにして売る
【もっとダメな例】
・その売れ残ったトンカツを、あさって「カツ丼」にして売る
しかし、今回の事件は、安易な「賞味期限」の改ざんである。これをやり始めたらお客さんは何を信じて良いかわからなくなる(ー ー;)
昨今のSNS社会では、X (Twitter)などですぐ話題が拡散される。真偽が定かではなく玉石混交ではあるが、中には関係者からの声も散見される。今回も発端は「内部告発」だったという。
洋菓子店でもスーパーでも外食店でも、今はもう「隠しごと」や「内緒話」が通らなくなってきた。これは悪いことではないと思う。
👤『商品管理と従業員教育を徹底し、再発防止と信用回復に全社挙げて取り組みます!』
☝️毎回よく聞くお詫びの言葉だが、「会社ぐるみ」なら絵に描いた餅である。会社の「消費期限」が迫っている…。
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