【難しいことば〜「組織防衛」】
『組織』は大きな変化を嫌い、外部から攻撃されることを極力避けるものだ。
組織を守るためなら個人は「駒」となり、黒いものもシロと言い、有ったことも無かったことにする。
・組織を守るため・組織を繋いできた先輩たちのため・組織に生きる後輩たちのため!という安っぽい「大義」の下、組織の中の個人はいとも簡単に(普通に考えればおかしいことも)常識を捻じ曲げて組織を守ろうとする。
それも束になって (笑)
組織に対する忠誠心=現状変更に対する漫然とした恐怖心。
即ち、ことの善悪より既得権の維持。
ゆえに不祥事があった時は隠ぺいが善であり、バレると「組織ぐるみ」と非難される。
私はこの『組織防衛』という難しい言葉を過去2回聞いたことがある。
①私が教育委員を務めていた時、教員の不祥事で個人名を公表しない、という事務局の結論にクレームを付けた時、「委員長さん、我々も組織防衛をしなくてはなりません。こんなこと全部表沙汰にしたら、県民や県庁OBになんと言われるか分かりません。そうでなくても風当たりが強い組織ですから」
→まあ記者会見では名前が伏せられたのに、どんな経緯か知らないが、新聞には実名が掲載されたが(私がバラしたのでw)
②私の会社の経営が厳しかった時、あまりに脅迫的な対応をした取引先(上場会社)に対し「優位的地位の濫用で訴えますよ💢」と反論した途端、「この書面にサインしてください、我々も組織防衛しておかないとなりません」と。書面は私個人の謝罪の内容だった。(謝ってもいないのに)
→結局、倒産したあと裁判所に伝え結果「全債権を放棄」することになり、責任者は親会社から「トカゲの尻尾」にされ辞職した(^_−)−☆
歴史上でも、トップの間違った判断から命令された部下が、なんの悪気もなく指示通り動き、悲惨な結果になることは多い。
一人一人の役割はごく小さなものでも、組織全体で集約すれば効果は大きい。
そして責任の範囲も分散される。「悪いのは俺じゃない、みんな指示通りやっているだけ。なぜならそれが『組織』だから」
✅組織が『組織防衛』する時、個人を犠牲にして生き延びていくことを「組織人」は知っている。
👤しかし「踏まれた方は忘れない」…。
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【私はこんな人間です】